第130回日商簿記検定2級・仕訳類題5(試用販売)

仕訳問題(類題)

 得意先柵木商店に商品(売価 ¥ 50,000 、原価 ¥ 30,000 )を試送した。当店は、試用販売については試送時に対照勘定法で記帳し、得意先が買取りの意思を表明したときに収益を計上している。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 資本金 租税公課 売掛金
当座預金 試用品売上 支払利息 支払手数料
試用販売売掛金 試用仮売上 受取手形 未収入金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
試用販売売掛金 50,000 試用仮売上 50,000

解説

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題です。本問は、問題文に「試用販売については試送時に対照勘定法で記帳し、得意先が買取りの意思を表明したときに収益を計上している」とあるので、試送時に売上を計上することはできません。

 そこで、商品を試送したときは売価で備忘記録をしておき、後日、買い取りの意思表示を受けたときまたは商品が返品されてきたときに試送時の逆仕訳をします。

 なお、勘定科目は試用販売勘定や試用販売契約勘定を使う場合もあります。問題文に列挙されている勘定科目のチェックを忘れないように気をつけてください。

 「後日、全て買い取りの意思表示を受けた場合の仕訳」「後日、全て返送されてきた場合の仕訳」「後日、30,000円について買い取りの意思表示を受け、残りは返送されてきた場合の仕訳」の3つの仕訳をご紹介します。参考までにご確認ください。

【参考】後日、全て買い取りの意思表示を受けた場合の仕訳
(借)売掛金 50,000
 (貸)試用品売上 50,000
(借)試用仮売上 50,000
 (貸)試用販売売掛金 50,000
【参考】後日、全て返送されてきた場合の仕訳
(借)試用仮売上 50,000
 (貸)試用販売売掛金 50,000
【参考】後日、30,000円について買い取りの意思表示を受け、残りは返送されてきた場合の仕訳
(借)売掛金 30,000
 (貸)試用品売上 30,000
(借)試用仮売上 50,000
 (貸)試用販売売掛金 50,000

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題は、第106回の問1第109回の問1第120回の問1第137回の問2でも出題されています。



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