第129回日商簿記検定2級・仕訳類題4(商品保証引当金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 仲宗根㈱に昨年度に販売していた商品(売価:¥ 500,000 、原価:¥ 400,000 )の一部について、本日、修理の依頼があったので、修理業者に修理を依頼して現金 ¥ 30,000 を支払った。なお、当社は ¥ 50,000 の商品保証引当金を計上していた。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 買掛金
受取手形 支払手形 売上 仕入
支払手数料 受取手数料 商品保証引当金 繰越商品

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
商品保証引当金 30,000 現金 30,000

解説

 商品保証引当金に関する問題です。商品保証引当金については、【決算時の仕訳】を考えてから【修理時の仕訳】を考えると分かりやすいです。

決算時の仕訳

 まず、問題文のなお書きの「当社は ¥ 50,000 の商品保証引当金を計上していた」から、前期以前の決算時に、翌期以降の保証期間内に発生すると予想される「保証に要する費用」を見積もって、商品保証引当金繰入勘定と商品保証引当金勘定を使って仕訳をしたことが分かります。

参考
(借)商品保証引当金繰入 50,000
 (貸)商品保証引当金 50,000

修理時の仕訳

 次に、問題文の「昨年度に販売していた商品(売価:¥ 500,000 、原価:¥ 400,000 )の一部について、本日、修理の依頼があったので、修理業者に修理を依頼して現金 ¥ 30,000 を支払った」から、修理代金30,000円の支払いが発生したことが分かります。

 前期以前の決算時に計上した商品保証引当金は50,000円なので、そのうちの30,000円を取り崩して処理します。

解答
(借)商品保証引当金 30,000
 (貸)現金 30,000

 なお、引当金の金額よりも多くの修理費用がかかってしまった場合(ex.修理費が60,000円発生した場合)は、引当金を取り崩しても足りない分を商品保証費・保証修理費勘定などで処理します。

参考
(借)商品保証引当金 50,000
(借)商品保証費 10,000
 (貸)現金 60,000

保証期間終了時の仕訳

 最後に、本問では問われていませんが、保証期間終了時の仕訳を簡単に確認しておきましょう。このまま保証期間が終了した場合、商品保証引当金の残額20,000円(=50,000円-30,000円)を取り崩します。

参考
(借)商品保証引当金 20,000
 (貸)商品保証引当金戻入 20,000

 商品保証引当金に関する問題は第134回の問4第138回の問4第141回の問5第143回の問2でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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