第128回日商簿記検定2級・仕訳類題2(株式申込証拠金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 鍋島商事株式会社は、新株200株(1株の払込金額:¥ 50,000 )を発行し、払込期日までに申込証拠金の全額が払い込まれ、別段預金に預け入れていたが、本日が払込期日となるため、別段預金を当座預金に預け替えた。なお、資本金には会社法規定の原則額を組み入れることとする。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 別段預金 前払金
仮払金 前受金 未払金 株式申込証拠金
資本金 資本準備金 支払手数料 受取手数料

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
株式申込証拠金
当座預金
10,000,000
10,000,000
資本金
別段預金
10,000,000
10,000,000

解説

 株式申込証拠金に関する問題です。

 株式引受人から受け取った払込金は、株式申込証拠金として別段預金に預け入れます。あえて別段預金を使うのは、一時的に預かっている状態の「払込金」と、自由に使える「各種預金」とを区別するためです。

参考・申込証拠金の受取時の仕訳
(借)別段預金 10,000,000
 (貸)株式申込証拠金 10,000,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、本問で問われている払込期日の仕訳を考えましょう。

 まず、問題文の「本日が払込期日となる」「資本金には会社法規定の原則額を組み入れることとする」という指示に従って、株式申込証拠金の全額を資本金に振り替えます。

  • 会社法規定の原則額を資本金に組み入れる場合:全額を資本金に振り替える(会社法第445条1項)
  • 会社法規定の最低額を資本金に組み入れる場合:資本金と資本準備金に2分の1ずつ振り替える(会社法第445条2項)
①株式申込証拠金を資本金に振り替える仕訳
(借)株式申込証拠金 10,000,000
 (貸)資本金 10,000,000

 次に、問題文の「別段預金を当座預金に預け替えた」という指示に従って、別段預金を当座預金に振り替えます。

②別段預金を当座預金に振り替える仕訳
(借)当座預金 10,000,000
 (貸)別段預金 10,000,000

 以上、①②をまとめると解答仕訳になります。

 株式申込証拠金に関する問題は、第101回の問4第108回の問4第112回の問1第136回の問5第149回の問4でも出題されています。あわせてご確認ください。



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