第127回日商簿記検定3級・仕訳類題3(償却債権取立益)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 前期に貸倒れ処理していた愛知商店に対する売掛金 ¥ 120,000 のうち、¥ 90,000 が回収され、当座預金の口座に振り込まれた。なお、貸倒引当金勘定には ¥ 90,000 の残高がある。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 売掛金 未収入金 貸倒引当金
貸倒引当金戻入 償却債権取立益 貸倒引当金繰入 貸倒損失

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 90,000 償却債権取立益 90,000

解説

 償却債権取立益に関する問題です。貸倒債権を回収した場合の仕訳は、貸倒処理した時期によって異なります。

前期以前貸倒処理・当期回収

 本問のように、前期(以前)に貸倒処理した債権を当期に回収した場合、貸倒処理時に計上した貸倒損失や貸倒引当金を取り消すのではなく、償却債権取立益を計上します。

参考・貸倒時の仕訳
(借)貸倒損失 or 貸倒引当金 120,000
 (貸)売掛金 120,000
解答・回収時の仕訳
(借)当座預金 90,000
 (貸)償却債権取立益 90,000

当期貸倒処理・当期回収

 一方、当期に貸倒処理した債権を当期に回収した場合、貸倒処理時に計上した貸倒損失や貸倒引当金を取り消します。以下の仕訳を確認しておいてください。

参考・貸倒時の仕訳
(借)貸倒損失 or 貸倒引当金 ×××
 (貸)売掛金 ×××
参考・回収時の仕訳
(借)当座預金 ×××
 (貸)貸倒損失 or 貸倒引当金 ×××

 なお、問題文の「貸倒引当金勘定には ¥ 90,000 の残高がある」という記述はダミーデータなので、引っかからないように注意してください。

 償却債権取立益に関する問題は、第104回の問1第117回の問3第141回の問3でも出題されているので、あわせてご確認ください。



ページの先頭へ