第126回日商簿記検定2級・仕訳類題1(手形の更改)

仕訳問題(類題)

重要度:★☆☆ 難度:★☆☆

 かねて振り出していた約束手形 ¥ 500,000 について、得意先の倒産により支払期日までに資金を用立てることが難しくなったため、手形の所持人である大分商店に対して手形の更改を申し入れ、同店の了承を得て、旧手形と交換して、新手形を振り出した。なお、支払期日延長にともなう利息 ¥ 10,000 は現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
未収入金 支払手形 買掛金 未払金
売上 受取利息 仕入 支払利息

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
支払手形
支払利息
500,000
10,000
支払手形
現金
500,000
10,000

解説

 手形の更改に関する問題です。

 あまり見かけない問題ですが、やっていることは「旧手形を新手形に交換する」だけです。具体的には、かつて振り出していた旧手形500,000円を、新手形500,000円に振り替える仕訳を切ります。

 なお、本問は問題文に「支払期日延長にともなう利息 ¥ 10,000 は現金で支払った」とありますが、新手形の額面に含めて処理する問題も考えられるので、あわせて押さえておきましょう。利息の分だけ新手形の額面金額が大きくなります。

参考1:新手形の額面に含めて処理する場合の仕訳
(借)支払手形 500,000
(借)支払利息 10,000
 (貸)支払手形 510,000

 最後に、手形の所持人である大分商店の仕訳も確認しておきますが、基本的な考え方は同じです。旧手形を新手形に振り替えるとともに、現金による利息の受け取りを処理するだけです。

参考2:手形の所持人である大分商店の仕訳
(借)受取手形 500,000
 (貸)受取手形 500,000
(借)現金 10,000
 (貸)受取利息 10,000

 手形の更改に関する問題は、第136回の問4でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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