仕訳問題
かねて販売と代金回収の委託を受けていた商品30個(売価:@50,000円)のうち、本日18個を販売し、代金は掛けとした。なお、当社は、販売価額の10%を販売手数料として受け取ることとなっており、販売のつど収益を計上する。
| 勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
|---|---|---|---|
| 現金 | 当座預金 | 売掛金 | 買掛金 |
| 仕入 | 売上 | 受取手形 | 支払手形 |
| 資本金 | 繰越利益剰余金 | 未収金 | 未払金 |
| 社債償還益 | 社債償還損 | 仕入割引 | 売上割引 |
| 支払利息 | 受取利息 | 備品 | 備品減価償却累計額 |
| 減価償却費 | 委託販売 | 受託販売 | 支払手数料 |
| 受取手数料 | 貸倒引当金 | 前払利息 | 未払利息 |
| 前受利息 | 未収利息 | 役員賞与引当金 | 役員賞与引当金繰入 |
| 未払役員賞与 | 社債 | 社債利息 | 売買目的有価証券 |
| 有価証券利息 | 繰越商品 | 積送品 | 有価証券売却益 |
| 有価証券売却損 | 有価証券評価益 | 有価証券評価損 | |
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解答・解説
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 売掛金 | 900,000 | 受託販売 受取手数料 |
810,000 90,000 |
特殊商品売買の受託販売に関する問題です。本問は、売上に関する仕訳と手数料に関する仕訳を分けて考えていくことをおすすめします・・・とその前に、受託販売について簡単におさらいしておきましょう。
受託した商品を売り上げた場合、販売先から代金を受け取るのは当社ですが、それは委託者が受け取るべきものを一時的に預かっているだけにすぎません。そこで受託販売を行った場合は、受け取った代金を預り金勘定の性質をもつ「受託販売」勘定で一時的に処理しておくことになります。
では早速、本問に当てはめてみましょう。売価50,000円の商品を18個だけ掛販売したわけですから仕訳は以下のようになります。売上勘定を使わずに受託販売勘定を使って仕訳を切るのがポイントです。
| 解答① | |||
|---|---|---|---|
| (借)売掛金 | 900,000 | (貸)受託販売 | 900,000 |
では次に手数料に関する仕訳を考えていきます。上の仕訳で貸方に受託販売900,000円を認識しましたが、これは預り金が900,000円あることを意味しています。
当社は、他社の商品を販売した見返りに販売価額の10%を販売手数料として受け取ることが出来るわけですから、この預り金から手数料90,000円(=900,000円×10%)を差し引けばいいのです。
具体的には、受け取るべき手数料の金額90,000円だけ、受託販売勘定を受取手数料勘定に振り替える仕訳を切ることになります。
| 解答② | |||
|---|---|---|---|
| (借)受託販売 | 90,000 | (貸)受取手数料 | 90,000 |
上記の①②の仕訳をまとめると解答になります。受託販売に関する問題は特殊商品売買の中でも特に出題されやすい論点で、第100回の問2や第101回の問2、第105回の問3、第112回の問4、第113回の問1、第114回の問5、第118回の問2、第124回の問2、第126回の問3、第128回の問4でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。

