仕訳問題
営業用車両(取得原価:2,000,000円、残存価額:200,000円、前期末における減価償却累計額:1,200,000円、生産高比例法による減価償却、見積総走行可能距離:150,000km)を下取りさせて、新たな営業用車両(購入価額:3,000,000円)を購入した。なお、旧車両の当期の走行距離は15,000km、下取り価額は100,000円で、購入価額との差額は月末に支払うこととした。
| 勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
|---|---|---|---|
| 現金預金 | 受取手形 | 売掛金 | 売買目的有価証券 |
| 満期保有目的債券 | 受託販売 | 未収金 | 仮払消費税 |
| 車両 | 建物 | 支払手形 | 買掛金 |
| 未払金 | 修繕引当金 | 前受金 | 仮受消費税 |
| 未払消費税 | 車両減価償却累計額 | 仕入 | 減価償却費 |
| 修繕費 | 租税公課 | 社債利息 | 発送費 |
| 固定資産売却損 | 売上 | 有価証券利息 | 固定資産売却益 |
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解答・解説
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 車両 車両減価償却累計額 固定資産売却損 |
180,000 3,000,000 1,380,000 520,000 |
車両減価償却累計額 車両 未払金 |
180,000 2,000,000 2,900,000 |
固定資産の買換えに関する問題です。本問はまず当期の減価償却費を算定しますが、これは単に走行距離に応じた減価償却費を計上するだけですので特に問題はないと思います。
2,000,000円×0.9×15,000km÷150,000km=180,000円
| 減価償却費の計上・・・① | |||
|---|---|---|---|
| (借)減価償却費 | 180,000 | (貸)車両減価償却累計額 | 180,000 |
次に、買換え時点での車両の減価償却累計額を算定する必要がありますが、前期末累計額1,200,000円+当期の減価償却費180,000円=1,380,000円と簡単に算定できますので特に問題はないと思います。固定資産の売却損益は、帳簿価額と売却価額(下取り価額)の差額で求めることが出来ます。
- 固定資産の帳簿価額=2,000,000円-1,380,000円=620,000円
- 固定資産の売却価額=100,000円
- 差額=520,000円(帳簿価額>売却価額・・・売却損)
最後に、新車両を購入した際の仕訳を切りますが、これはいつも通りの仕訳を切るだけです。
| 固定資産売却&新車両購入の仕訳・・・② | |||
|---|---|---|---|
| (借)車両減価償却累計額 (借)固定資産売却損 (借)車両 |
1,380,000 520,000 3,000,000 |
(貸)車両 (貸)未払金 |
2,000,000 2,900,000 |
以上、①②の仕訳をまとめて解答用紙に記入すれば完了ですが、このように取引を分解して考えると簡単になります。なお、別解として以下のような仕訳も考えられますので、参考までにご紹介させていただきます。
| 【参考】別解 | |||
|---|---|---|---|
| (借)車両 (借)車両減価償却累計額 (借)減価償却費 (借)固定資産売却損 |
3,000,000 1,200,000 180,000 520,000 |
(貸)車両 (貸)未払金 |
2,000,000 2,900,000 |
固定資産の買換えに関する問題は、第106回の問5でも出題されていますので、併せてご確認ください。

