第123回日商簿記検定3級・仕訳問題4(有価証券の売却・未収金)

問題

 当期に売買目的で額面100円につき97.5円、購入手数料20,000円で買い入れた額面総額1,000,000円の伊達独眼流株式会社の社債を額面100円につき98.5円で売却し、代金は月末に受け取ることにした。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
現金過不足 売買目的有価証券 未収金 前払金
立替金 仮払金 備品 支払手形
買掛金 未払金 前受金 預り金
引出金 仕入 消耗品費 有価証券評価損
有価証券売却損 固定資産売却損 雑損 売上
有価証券評価益 有価証券売却益 固定資産売却益 雑益

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収金
有価証券売却損
985,000
10,000
売買目的有価証券 995,000

 有価証券の売却に関する問題です。本問は、有価証券購入時に購入手数料が発生していますので、単価を使って計算する場合は忘れないように考慮してください。

伊達独眼流株式会社の社債を購入したときの仕訳
(借)売買目的有価証券 995,000 (貸)現金など 995,000

 有価証券の売却損益は、有価証券の帳簿価額と売却価額との差額により算定しますので、機械的に金額を当てはめていってください。慣れるまでは以下のように1つ1つ段階を追って考えていくほうが分かりやすいと思います。

  • 有価証券の帳簿価額=1,000,000円×97.5円/100円+20,000=995,000円
  • 有価証券の売却価額=1,000,000円×98.5円/100円=985,000円
  • 差額=10,000円(帳簿価額>売却価額・・・売却損

 慣れてきたら、電卓だけで解答の仕訳を導き出せるようにしておくと良いでしょう。僕が実際に解く際に電卓に打ち込んだキー順序を載せておきますので、まずは同じような手順で練習してみてください。

  • 1,000,000
  • ×
  • 0.985
  • M+ →(借方に(借)未収金 985,000と書く)
  • 1,000,000
  • ×
  • 0.975
  • 20,000
  • M- →(貸方に(貸)売買目的有価証券 995,000と書く)
  • RM →(借方に(借)有価証券売却損 10,000と書く)

 なお、本問のように商品売買取引以外で発生した債権・債務については、未収金・未払金勘定を使って処理することになりますので、売掛金勘定や買掛金勘定を使わないように注意してください。

  • 商品売買取引に伴い発生した債権・債務→売掛金・買掛金
  • 商品売買取引以外で発生した債権・債務→未収金・未払金

 有価証券の売却に関する問題は、第102回の問5第110回の問1第116回の問5第118回の問1でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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