第122回日商簿記検定3級・仕訳類題2(貸付金の回収・当座取引)

仕訳問題(類題)

 得意先足利商店に対して期間6か月、年利率4%で ¥ 300,000 を貸し付けていたが、本日、満期日のため利息とともに同店振出しの小切手で返済を受け、ただちに当座預金に預け入れた。なお、現在、当座預金は ¥ 100,000 の借越となっている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座 売掛金 未収入金
貸付金 借入金 支払利息 受取利息

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座 306,000 貸付金
受取利息
300,000
6,000

解説

 貸付金の回収&当座取引に関する問題です。当座取引の処理に関しては、【当座預金勘定と当座借越勘定を使う2勘定制】と【当座勘定のみを使う1勘定制】の2つがありますが、この分野は簿記3級の頻出論点なので、どちらの処理も必ず押さえておきましょう。

 本問は、問題に列挙されている勘定科目に当座勘定がある(当座預金・当座借越勘定がない)ので、1勘定制で処理すると判断します。

当座勘定のみを使う1勘定制(解答)

 当座に関する仕訳は全て「当座勘定」を使って処理します。機械的に処理するだけなので2勘定制よりも簡単です。

受取利息=300,000円×4%×6か月/12か月=6,000円

当座勘定のみを使う1勘定制の仕訳(解答)
(借)当座 306,000
 (貸)貸付金 300,000
 (貸)受取利息 6,000

当座預金勘定と当座借越勘定を使う2勘定制(参考)

 当座を増加させるような取引(商品の売上や有価証券の売却など)の場合は、まず当座借越があるか確認します。当座借越があればそれを相殺したうえで残りを当座預金勘定に計上し、ない場合は全額をそのまま当座預金勘定に計上します。

 逆に、当座を減少させるような取引(商品の仕入や有価証券の購入など)の場合は、まず当座預金の残高があるか確認します。当座預金の残高があればそれをゼロになるまで減額したうえで残りを当座借越勘定に計上し、ない場合は全額をそのまま当座借越勘定に計上します。

当座預金勘定と当座借越勘定を使う2勘定制の仕訳(参考)
(借)当座借越 100,000
(借)当座預金 206,000
 (貸)貸付金 300,000
 (貸)受取利息 6,000

 貸付金の回収に関する問題は、第104回の問5第114回の問4第132回の問1第142回の問3でも出題されています。

 また、当座取引に関する問題は、第100回の問2第103回の問5第104回の問2第105回の問1第114回の問5第121回の問5第125回の問5第129回の問1第133回の問1第134回の問3第135回の問5第136回の問5第137回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。



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