第122回日商簿記検定2級・仕訳類題3(有価証券の売却)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★★☆

 平成21年2月23日、売買目的で保有している額面総額 ¥ 2,000,000 の社債(年利率4%、利払日は3月末と9月末の年2回、期間5年、償還日は平成23年3月31日)を、額面 ¥ 100 につき、¥ 95 の裸相場で売却し、売却代金は端数利息とともに受け取り、直ちに当座預金とした。なお、この社債は、平成19年12月12日に額面 ¥ 100 につき、¥ 98 の裸相場で買い入れたものであり、端数利息は1年を365日として日割りで計算する。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 受取手形 売掛金 売買目的有価証券
未収入金 未決算 支払手形 買掛金
有価証券利息 有価証券売却益 租税公課 有価証券売却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金
有価証券売却損
1,932,000
60,000
売買目的有価証券
有価証券利息
1,960,000
32,000

解説

 有価証券の売却に関する問題です。本問は「有価証券利息を受け取った仕訳」と「売買目的有価証券を売却した仕訳」を分けて考えることをおすすめします。

 まず「有価証券利息を受け取った仕訳」を考えてみましょう。問題文に「端数利息は1年を365日として日割りで計算する」とあるので、前回の利払日の翌日から売却日までの146日分(=31日+30日+31日+31日+23日)の有価証券利息を計上します。

2,000,000円×4%×146日÷365日=32,000円

(借)当座預金 32,000
 (貸)有価証券利息 32,000

 次に「売買目的有価証券を売却した仕訳」を考えますが、こちらは簡単なので特に問題はないと思います。有価証券の売却損益は、帳簿価額と売却価額の差額で求めます。

  • 有価証券の帳簿価額=2,000,000円×0.98=1,960,000円
  • 有価証券の売却価額=2,000,000円×0.95=1,900,000円
  • 差額=60,000円(帳簿価額>売却価額…売却損
(借)当座預金 1,900,000
(借)有価証券売却損 60,000
 (貸)売買目的有価証券 1,960,000

 最後に2つの仕訳をまとめて解答用紙に記入すれば完了です。

 有価証券の売却に関する問題は、第105回の問2第107回の問1第111回の問1第113回の問2第116回の問2第118回の問4第119回の問3第121回の問2第125回の問2第133回の問2第137回の問5でも出題されています。あわせてご確認ください。



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