第122回日商簿記検定2級・仕訳類題1(増資時の新株発行)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 増資を行うため、株式2,000株を1株当たり ¥ 900 の価額で発行し、全額の払込みを受け、払込金は当座預金とした。なお、会社法が認める最低額を資本金とする。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 売買目的有価証券 未収入金 未決算
資本金 資本準備金 利益準備金 別途積立金
繰越利益剰余金 有価証券利息 有価証券売却益 有価証券売却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 1,800,000 資本金
資本準備金
900,000
900,000

解説

 増資時の新株発行に関する問題です。

 本問のように「会社法が認める最低額を資本金とする」という指示がある場合は、払込金額総額から資本金組み入れの最低額(=払込金額の二分の一)を差し引いた額を資本準備金として処理します。

 実際に計算する場合は、払込金額総額1,800,000円(=2,000株×900円/株)を2で割って、それぞれを資本金・資本準備金で処理するだけです。

  • 会社法 445条2項:前項の払込み又は給付に係る額の二分の一を超えない額は、資本金として計上しないことができる。
  • 会社法 445条3項:前項の規定により資本金として計上しないこととした額は、資本準備金として計上しなければならない。

最低組み入れ額の規定は「できる」規定なので、必ずしも二分の一が強制されるわけではありません。あくまでも、問題文に指示がある場合にのみ適用されるものなので、特に指示がない場合は、原則どおり全額資本金に計上します。

 新株発行に関する問題は、第114回の問1第120回の問2第127回の問1第130回の問4第131回の問4第133回の問4第137回の問4第140回の問1第143回の問3第146回の問4でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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