第121回日商簿記検定2級・仕訳問題5(固定資産の除却)

問題

 使用中の備品600,000円(減価償却累計額350,000円、間接法)を期首除却した。その備品の処分価値は150,000円と見積もられた。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
売買目的有価証券 未収金 前払金 仮払金
保管有価証券 備品 貯蔵品 保証債務
支払手形 買掛金 未払金 借入金
前受金 仮受金 未払配当金 備品減価償却累計額
保証債務見返 資本金 資本準備金 利益準備金
新築積立金 繰越利益剰余金 有価証券売却益 支払利息
有価証券売却損 固定資産売却益 固定資産売却損 固定資産除却損
本店 仙台支店 神戸支店

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品減価償却累計額
貯蔵品
固定資産除却損
350,000
150,000
100,000
備品 600,000

 固定資産の除却に関する問題です。解答の流れとしては「除却する固定資産の帳簿価額を算定する」→「貯蔵品の評価額と帳簿価額を比較して、差額を除却損益として認識する」という感じになります。

 ではまず、「除却する固定資産の帳簿価額を算定する」から考えていきます。問題文に「使用中の備品600,000円(減価償却累計額350,000円、間接法)」とありますので、除却直前の帳簿価額が600,000円-350,000円=250,000円ということが分かります。

 次に、貯蔵品の評価額ですが、問題文に「その備品の処分価値は150,000円と見積もられた」とありますので、150,000円ということが分かります。貯蔵品の評価額は問題文で与えられますので、問題文を一読した段階で丸で囲むなり、印を付けるなりして目立たせておくと良いと思います。

 最後に、上記の金額を使って「貯蔵品の評価額と帳簿価額を比較して、差額を除却損益として認識する」という仕訳を切ることになります。具体的には、【除却直前の帳簿価額>貯蔵品の評価額】の場合は【除却損】を計上し、【除却直前の帳簿価額<貯蔵品の評価額】の場合は【除却益】を計上することになります。

 本問は、【除却直前の帳簿価額>貯蔵品の評価額】のケースに該当しますので、250,000円-150,000円=100,000円を固定資産除却損として計上します。

 なお、直接法で処理した場合と間接法で処理した場合で異なるのは、固定資産勘定と減価償却累計額勘定のみで、他の勘定科目の金額に影響はありませんので、よく分かっていない方はもう一度テキストに戻って復習するようにしてください。

【参考】直接法
(借)貯蔵品
(借)固定資産除却損
150,000
100,000
(貸)備品 250,000

 固定資産の除却に関する問題は、第103回の問1第110回の問5第111回の問3でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。今回の問題は第110回の問5とほとんど同じ形式です。



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