第121回日商簿記検定2級・仕訳問題2(有価証券の売却)

仕訳問題

 当期中に3回に分けて取得した同一銘柄の売買目的有価証券500株のうち300株を1株5,850円で売却した。なお、代金は当座預金口座に振り込まれた。この有価証券は、第1回目は200株を1株5,600円で、第2回目は200株を1株6,000円で、第3回目は100株を1株5,400円で、それぞれ買い付けている。同社は平均法で売買目的有価証券の記帳処理をしている。

▼クリックすると解答・解説部分へジャンプします

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
売買目的有価証券 未収金 前払金 仮払金
保管有価証券 備品 貯蔵品 保証債務
支払手形 買掛金 未払金 借入金
前受金 仮受金 未払配当金 備品減価償却累計額
保証債務見返 資本金 資本準備金 利益準備金
新築積立金 繰越利益剰余金 有価証券売却益 支払利息
有価証券売却損 固定資産売却益 固定資産売却損 固定資産除却損
本店 仙台支店 神戸支店

矢印画像

矢印画像

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 1,755,000 売買目的有価証券
有価証券売却益
1,716,000
39,000

 有価証券の売却に関する問題です。とても簡単な問題ですので特に説明することはありませんが、管理人の解き方を載せておきますのでよろしければ参考にしてください。

 まず問題文に「代金は当座預金口座に振り込まれた」とありますので、借方の勘定科目が当座預金勘定であることが分かります。そして「300株を1株5,850円で売却した」という記述から、振り込まれた金額が算定できますので、そのまま電卓で計算し、1,755,000円という金額を借方に記入します。

 一方、有価証券を売却するわけですから、借方に売買目的有価証券勘定がくることが分かりますのですぐに記入します。そして「同社は平均法で売買目的有価証券の記帳処理をしている」という記述から、売却した有価証券の簿価が算定できますので、そのまま電卓で計算し、1,716,000円という金額を貸方に記入します。

 上記の結果、貸借が39,000円合わなくなりますので、貸方に有価証券売却益39,000円を計上して貸借を一致させます。

電卓のキー入力順序→SHARPの場合

  • 300
  • ×
  • 5,850
  • = (→借方に「当座預金 1,755,000」と記入)
  • 200
  • ×
  • 5,600
  • M+
  • 200
  • ×
  • 6,000
  • M+
  • 100
  • ×
  • 5,400
  • M+
  • RM
  • ÷
  • 500
  • ×
  • 300 (→貸方に「売買目的有価証券 1,716,000」と記入)
  • 1,755,000
  • = (→貸方に「有価証券売却益 39,000」と記入)

 これだけのキー入力だけで正解の仕訳が導き出せますので、無駄なキー入力をしていないかチェックしてみましょう。なお、CASIOなどの電卓の場合は入力キーが異なる場合がありますのでご注意ください。

 有価証券の売却に関する問題は、第105回の問2第107回の問1第111回の問1第113回の問2第116回の問2第118回の問4第119回の問3第122回の問3第125回の問2というようによく出題されていますので、きちんと過去問対策をするようにしてください。



▲ページの先頭に戻ります