第119回日商簿記検定2級・仕訳類題4(法人税等)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 平成20年3月31日に決算を行った結果、法人税額が ¥ 4,000,000、住民税額が ¥ 2,000,000、事業税額が ¥ 500,000 となることが確定した。これらの税額のうち、法人税は ¥ 3,000,000、住民税は ¥ 1,500,000、事業税は ¥ 200,000 をそれぞれ中間納付している。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 未収入金 立替金
仮払法人税等 未払金 前受金 仮受金
未払法人税等 租税公課 法人税等 未決算

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
法人税等 6,500,000 ※1 仮払法人税等
未払法人税等
4,700,000
1,800,000
※2
※3

※1 4,000,000円+2,000,000円+500,000円=6,500,000円

※2 3,000,000円+1,500,000円+200,000円=4,700,000円

※3 6,500,000円-4,700,000円=1,800,000円(貸借差額)

解説

 法人税等に関する問題です。

 決算において法人税等を計上する仕訳は、以下の手順で機械的に処理することができます。必ずマスターしておきましょう。

  • 仕訳の考え方
    1. 当期に計上すべき法人税等の金額を計算し、借方に「法人税等」を計上する。
    2. 中間納付の有無を確認し、中間納付があれば貸方に「仮払法人税等」を計上する。
    3. 貸借差額を計算し、貸方に「未払法人税等」を計上する。

 なお、3.の貸借差額が貸方残になる場合(=借方の法人税等よりも貸方の仮払法人税等のほうが大きい場合)は、借方に未収還付法人税を計上します。頭の片隅に入れておきましょう。

  • 本問の場合
    1. 借方に「法人税等 6,500,000円」を計上する。
      • 当期の法人税等:4,000,000円+2,000,000円+500,000円=6,500,000円
    2. 貸方に「仮払法人税等 4,700,000円」を計上する。
      • 中間納付:3,000,000円+1,500,000円+200,000円=4,700,000円
    3. 貸方に「未払法人税等 1,800,000円」を計上する。
      • 貸借差額:6,500,000円-4,700,000円=1,800,000円

 法人税等に関する問題は、第102回の問2第107回の問2第112回の問3第113回の問3第122回の問5第127回の問5第136回の問2第151回の問4でも出題されています。あわせてご確認ください。



ページの先頭へ