第116回日商簿記検定3級・仕訳問題5(有価証券の売却・未収金)

問題

 当期中に売買目的で取得した直江工業株式会社の株式10,000株(1株当たり購入単価500円、その他に購入時に証券会社へ支払った手数料は総額で30,000円)のうち、5,000株を1株につき502円で売却し、代金は月末に受け取ることにした。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 現金過不足 当座預金 受取手形
売掛金 未収金 前払金 建物
売買目的有価証券 支払手形 買掛金 仮受金
貸倒引当金 前受金 未払金 売上
受取家賃 雑益 固定資産売却益 有価証券売却益
貸倒損失 有価証券売却損 雑損 貸倒引当金繰入
消耗品費 交通費 減価償却費 支払手数料

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収金
有価証券売却損
2,510,000
5,000
売買目的有価証券 2,515,000

 有価証券の売却に関する問題です。本問は、有価証券購入時に手数料が発生していますので、単価を使って計算する場合は忘れないように考慮してください。

直江工業株式会社の株式10,000株を購入したときの仕訳
(借)売買目的有価証券 5,030,000 (貸)現金など 5,030,000

 有価証券の売却損益は、有価証券の帳簿価額と売却価額との差額により算定しますので、機械的に金額を当てはめていってください。慣れるまでは以下のように1つ1つ段階を追って考えていくほうが分かりやすいと思います。

  • 有価証券の帳簿価額=5,030,000円×1/2=2,515,000円
  • 有価証券の売却価額=@502円×5,000株=2,510,000円
  • 差額=5,000円(帳簿価額>売却価額・・・売却損

 慣れてきたら、電卓だけで解答の仕訳を導き出せるようにしておくと良いでしょう。僕が実際に解く際に電卓に打ち込んだキー順序を載せておきますので、まずは同じような手順で練習してみてください。

  • 5,000
  • ×
  • 502
  • M+ →(借方に(借)未収金 2,510,000と書く)
  • 10,000
  • ×
  • 500
  • 30,000
  • ÷
  • 2
  • M- →(貸方に(貸)売買目的有価証券 2,515,000と書く)
  • RM →(借方に(借)有価証券売却損 5,000と書く)

 なお、本問のように商品売買取引以外で発生した債権・債務については、未収金・未払金勘定を使って処理することになりますので、売掛金勘定や買掛金勘定を使わないように注意してください。

  • 商品売買取引に伴い発生した債権・債務→売掛金・買掛金
  • 商品売買取引以外で発生した債権・債務→未収金・未払金

 有価証券の売却に関する問題は、第102回の問5第110回の問1第118回の問1第123回の問4でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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