第116回日商簿記検定3級・仕訳問題4(債権の貸倒れ)

問題

 前期に生じた売掛金300,000円が得意先の倒産により回収できなくなったため、貸倒として処理する。なお、貸倒引当金の残高は250,000円である。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 現金過不足 当座預金 受取手形
売掛金 未収金 前払金 建物
売買目的有価証券 支払手形 買掛金 仮受金
貸倒引当金 前受金 未払金 売上
受取家賃 雑益 固定資産売却益 有価証券売却益
貸倒損失 有価証券売却損 雑損 貸倒引当金繰入
消耗品費 交通費 減価償却費 支払手数料

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
貸倒引当金
貸倒損失
250,000
50,000
売掛金 300,000

 債権の貸倒れに関する問題です。売掛金の貸倒れに関する問題は、当該売掛金の発生時期によって仕訳が異なりますので、まず貸倒れた債権がいつ発生したのかを確認するようにしてください。発生時期と引当金計上の有無で3つのパターンに分けることが出来ます。

  1. 前期以前発生・当期貸倒れ(引当金計上済み)
  2. 前期以前発生・当期貸倒れ(引当金未計上)
  3. 当期発生・当期貸倒れ

 本問は問題文に「前期に生じた売掛金300,000円が得意先の倒産により回収できなくなった」「貸倒引当金の残高は250,000円である」とありますので①のケースに該当することになります。

 よって、貸倒れた売掛金のうち250,000円については引当金を取り崩して充当し、残りの50,000円については貸倒損失を計上することになります。

 ではせっかくですから、②と③のケースの仕訳も考えてみましょう。②は前期以前に発生した債権について貸倒引当金を計上していないケースです。この場合、貸倒引当金を取り崩すことは出来ませんので、全額、貸倒損失として計上することになります。

(借)貸倒損失 300,000 (貸)売掛金 300,000

 ③は当期発生の債権が貸倒れたケースですが、これについても全額、当期の費用である貸倒損失として計上することになります。なお、当期発生の債権に関しては引当金が設定されていることは考えられませんので、引当金が設定されているかいないかで場合わけする必要はありません。

(借)貸倒損失 300,000 (貸)売掛金 300,000

 債権の貸倒れに関する問題は、第101回の問2第109回の問1第120回の問5でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。いずれも簡単なレベルの問題です。



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