第115回日商簿記検定2級・仕訳類題4(社会保険料の納付)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 社会保険事務所に従業員の社会保険料 ¥ 200,000 を現金で支払った。なお、このうち半分は当社が負担し、残りの半分は従業員が負担している。従業員の負担分は、すでに給料の支払時に支給額から差し引いてある。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 前受金 前払金
未収入金 未払金 法定福利費 給料
社会保険料預り金 従業員立替金 広告宣伝費 支払手数料

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
法定福利費
社会保険料預り金
100,000
100,000
現金 200,000

解説

 社会保険料の納付に関する問題です。まず、問題文に「従業員の負担分は、すでに給料の支払時に支給額から差し引いてある」とあるので、当社は従業員に給料を支払ったさいに、従業員が負担すべき社会保険料100,000円を預かっていたことが分かります。

【参考】従業員に給料を支払ったときの仕訳
(借)給料 *****
 (貸)社会保険料預り金 100,000
 (貸)現金など *****

 上記の仕訳を踏まえたうえで、今回問われている【社会保険料を納付したときの仕訳】を考えていきます。従業員から預かっていた100,000円分については、社会保険料預り金勘定を減額させるとともに、会社が負担すべき社会保険料100,000円については、法定福利費勘定を使って費用処理します。

 ちなみに、法定福利費とは「福利厚生の一環として社員が納付すべき社会保険料のうちの会社負担分」をいいます。

【解答】社会保険料を納付したときの仕訳
(借)法定福利費 100,000
(借)社会保険料預り金 100,000
 (貸)現金 200,000

 社会保険料の納付に関する問題は、第106回の問3第107回の問3第135回の問2でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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