第114回日商簿記検定3級・仕訳類題3(売上戻り・売上値引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★★☆

 かねて森商店より掛けで仕入れ、村井商店に対して掛けで販売していた商品60ケース(取得原価 @¥ 8,000 、売価 @¥ 12,000 )のうち、6ケースに汚損があったため、1ケース当たり ¥ 2,000 の値引を承諾し、10ケースについては品違いのため返品されてきた。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 備品
買掛金 売上 仕入 発送費

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上 132,000 売掛金 132,000

解説

 売上戻り・売上値引に関する問題です。この問題もいつものように分けて考えてみましょう。

 まず問題文の「6ケースに汚損があったため、1ケース当たり ¥ 2,000 の値引を承諾」という売上値引の部分です。掛販売したものを売上値引する場合は、販売時の逆仕訳を行うことになります。

(借)売上 12,000
 (貸)売掛金 12,000

 次に問題文の「10ケースについては品違いのため返品されてきた」という売上戻りの部分です。売上戻りに関しても売上値引と同様に、販売時の逆仕訳を行うことになります。

(借)売上 120,000
 (貸)売掛金 120,000

なお、本問は問題文で与えられている勘定科目の中に「売上値引」勘定や「売上戻り」勘定がありませんので、借方に売上勘定を持ってくることになりますが、このなお書きが無い場合は以下のような仕訳も正解となるのであわせてご確認ください。

(借)売上値引 12,000
(借)売上戻り 120,000
 (貸)売掛金 132,000

 さらに、ちょっと細かいかもしれませんが…上記の仕訳を期中に切った場合は、期末において売上勘定に振り替える仕訳が必要になります。

(借)売上 132,000
 (貸)売上値引 12,000
 (貸)売上戻り 120,000

 売上戻り・売上値引に関する問題は、第100回の問1第123回の問5第144回の問1でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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