問題
店主の生命保険料90,000円と店舗兼住居用の建物の火災保険料250,000円について、当座預金口座より引き落とされた旨の通知が取引銀行からあった。ただし、火災保険料のうち、20%は店主個人住居部分に対してである。
| 勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
|---|---|---|---|
| 現金 | 当座預金 | 受取手形 | 売掛金 |
| 未収金 | 他店商品券 | 前払金 | 従業員貸付金 |
| 従業員立替金 | 備品 | 支払手形 | 買掛金 |
| 借入金 | 社会保険料預り金 | 所得税預り金 | 当座借越 |
| 資本金 | 商品券 | 売上 | 受取手数料 |
| 受取利息 | 有価証券売却益 | 仕入 | 租税公課 |
| 給料 | 支払利息 | 発送費 | 保険料 |
解答・解説
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 保険料 資本金 |
200,000 140,000 |
当座預金 | 340,000 |
資本の引き出しに関する問題です。本問ではまず【会社が負担すべき支出】と【事業主が負担すべき支出】を分けていきます。
店主の生命保険料90,000円・店舗兼住居用の建物の火災保険料250,000円
- 店主の生命保険料90,000円は全額事業主が負担すべき支出
- 火災保険料250,000円うち50,000円(20%)は事業主が負担すべき支出
- 火災保険料250,000円うち200,000円(80%)は会社が負担すべき支出
以上より、会社が負担すべき支出が200,000円、事業主が負担すべき支出が140,000円となりますが、事業主が負担すべき支出を会社が肩代わりして支払った場合、資本の引き出しとして処理することになります。なお、解答では資本金勘定を使って処理していますが、特に指示がない場合は引出金勘定でも正解となります。
引出金勘定で処理する場合と、資本金勘定で処理する場合の両者の違いは、資本金勘定を使って直接的に減らすか、引出金勘定を使って間接的に減らすかという点です。間接的に減らした場合は、決算期末において、引出金勘定と資本金勘定を相殺する仕訳が必要になります。
引出金勘定を使って処理する場合
| 支払時 | |||
|---|---|---|---|
| (借)引出金 | 140,000 | (貸)当座預金 | 140,000 |
| 期末時 | |||
| (借)資本金 | 140,000 | (貸)引出金 | 140,000 |
資本金勘定を使って処理する場合
| 支払時 | |||
|---|---|---|---|
| (借)資本金 | 140,000 | (貸)当座預金 | 140,000 |
| 期末時 | |||
| 仕訳なし | |||
資本金・引出金に関する問題は第102回の問3や第106回の問4、第107回の問2、第111回の問3、第117回の問5、第122回の問1でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。

