第113回日商簿記検定2級・仕訳問題4(銀行勘定調整表)

問題

 井伊商店では、デスクトップパソコン200,000円および、プリンターのインク代10,000円の支払いのため作成した2通の小切手が、決算日現在、未渡しであることが判明した。なお、当店は、これらの小切手を作成した際に、当座預金の減少として処理していた。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 受取手形
売掛金 未収金 満期保有目的債券 仮払法人税等
備品 売買目的有価証券 委託販売 消耗品費
受託販売 積送品 固定資産売却益 未払金
備品減価償却累計額 売上 有価証券評価益 有価証券利息
有価証券売却益 還付法人税等 支払利息 減価償却費
追徴法人税等 仮受金 有価証券売却損 固定資産売却損

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 210,000 未払金 210,000

 銀行勘定調整表に関する問題です。銀行勘定調整表の問題は、第1問の仕訳問題だけでなく第3問・第5問の総合問題での出題も考えられますので、中でも頻出論点である未渡小切手は必ず出来るようにしておいてください。

 ではさっそく問題を解いていきましょう。問題文に「デスクトップパソコン200,000円および、プリンターのインク代10,000円の支払いのため作成した2通の小切手が、決算日現在、未渡しであることが判明した。」とありますが、これがいわゆる「未渡小切手」というやつです。

 小切手を振り出し、支払いが完了したものとして処理していたが、実は先方に小切手を渡しておらず、金庫の中に小切手が眠っていたので、当座預金の減少を取り消すとともに、パソコン代およびインク代の未払いについては、未払金勘定を使って処理することになります。

既に切っている仕訳
(借)備品
(借)消耗品費
200,000
10,000
(貸)当座預金 210,000
未渡小切手を認識する仕訳(解答)
(借)当座預金 210,000 (貸)未払金 210,000

ちなみに、買掛金について未渡小切手があった場合には未払金勘定ではなく買掛金勘定になりますので、間違えないように注意してください。

既に切っている仕訳
(借)買掛金 210,000 (貸)当座預金 210,000
未渡小切手を認識する仕訳
(借)当座預金 210,000 (貸)買掛金 210,000

 銀行勘定調整表に関する問題は、第100回の問4第101回の問1第105回の問4第111回の問2第115回の問5第116回の問5第123回の問1でも出題されていますので併せてご確認ください。最近は、以前に比べると出題頻度が低くなっていますので、過去問レベルの問題が解ければ十分だと思います。



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