第110回日商簿記検定3級・仕訳問題1(有価証券の売却・未収金)

仕訳問題

 当期に売買目的で額面100円につき、95.50円で買い入れた日和見筒井株式会社の社債のうち、額面総額5,000,000円を額面100円につき、97.00円で売却し、代金は月末に受け取ることにした。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 現金過不足 当座預金 売買目的有価証券
受取手形 売掛金 未収金 前払金
仮払金 貸付金 当座借越 支払手形
買掛金 未払金 前受金 仮受金
借入金 売上 受取利息 受取手数料
有価証券売却益 雑益 仕入 支払利息
通信費 保険料 有価証券売却損 雑損

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収金 4,850,000 売買目的有価証券
有価証券売却益
4,775,000
75,000

 有価証券の売却に関する問題です。有価証券の売却損益は、有価証券の帳簿価額と売却価額との差額により算定しますので、機械的に金額を当てはめていってください。慣れるまでは以下のように1つ1つ段階を追って考えていくほうが分かりやすいと思います。

  • 有価証券の帳簿価額=@95.5円×50,000株=4,775,000円
  • 有価証券の売却価額=@97円×50,000株=4,850,000円
  • 差額=75,000円(帳簿価額<売却価額・・・売却益

 慣れてきたら、電卓だけで解答の仕訳を導き出せるようにしておくと良いでしょう。僕が実際に解く際に電卓に打ち込んだキー順序を載せておきますので、まずは同じような手順で練習してみてください。

  • 5,000,000
  • ×
  • 0.97
  • M+ →(借方に(借)未収金 4,850,000と書く)
  • 5,000,000
  • ×
  • 0.955
  • M- →(貸方に(貸)売買目的有価証券 4,775,000と書く)
  • RM →(貸方に(貸)有価証券売却益 75,000と書く)

 なお、本問のように商品売買取引以外で発生した債権・債務については、未収金・未払金勘定を使って処理することになりますので、売掛金勘定や買掛金勘定を使わないように注意してください。

  • 商品売買取引に伴い発生した債権・債務→売掛金・買掛金
  • 商品売買取引以外で発生した債権・債務→未収金・未払金

 有価証券の売却に関する問題は、第102回の問5第116回の問5第118回の問1第123回の問4第126回の問4でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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