第109回日商簿記検定3級・仕訳問題5(仮受金・前受金)

仕訳問題

 先月、仮受金として処理していた内容不明の当座入金額は、松永商店から注文を受けた際の手付金受取額100,000円と、足利商店に対する掛け代金の回収額50,000円であることが判明した。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 買掛金
仕入 売上 受取手形 支払手形
備品 手形売却損 支払家賃 受取家賃
所得税預り金 従業員立替金 受取手数料 支払手数料
未収金 未払金 租税公課 前受金
前払金 仮受金 仮払金 現金過不足
資本金 手形貸付金 手形借入金 貸倒引当金
貸倒損失 償却債権取立益

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
仮受金 150,000 前受金
売掛金
100,000
50,000

 仮受金・前受金に関する問題です。仮受金とは、入金の事実があるものの相手勘定や入金された理由などが不明な場合に、一時的に計上する勘定科目を言います。

 本問は、問題文に「先月、仮受金として処理していた内容不明の当座入金額」とありますので、以前に以下のような仕訳を切っていたことが分かります。

既に切られている仕訳
(借)当座預金 150,000 (貸)仮受金 150,000

 そして今回の調査の結果、「松永商店から注文を受けた際の手付金受取額100,000円と、足利商店に対する掛け代金の回収額50,000円」であることが判明しましたので、100,000円の仮受金を前受金に振り替え、50,000円の仮受金を売掛金と相殺する仕訳を切ることになります。

100,000円の仮受金勘定を前受金勘定に振り替える仕訳
(借)仮受金 100,000 (貸)前受金 100,000
50,000円の仮受金勘定を売掛金と相殺する仕訳
(借)仮受金 50,000 (貸)売掛金 50,000

仮受金と前受金の違いについて

  • 仮受金・・・なんのためのお金か分からないでとりあえず受け取った場合に計上する勘定
  • 前受金・・・なんのためのお金か分かっていて取引の前に受け取った場合に計上する勘定

 仮受金と前受金についてはきちんと区別できるようにしておいてください。目的がはっきりしていない場合は仮受金で、目的がはっきりしている場合は前受金と考えることも出来ます。

 仮受金と前受金に関する問題は、第101回の問1第112回の問3第116回の問3第125回の問3第127回の問4などでも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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