第109回日商簿記検定2級・仕訳問題5(固定資産の焼失・未決算)

仕訳問題

 本日(6月15日)、火災により焼失した建物(取得原価1,000,000円、残存価額100,000円、耐用年数9年、間接法により記帳)について請求していた保険金600,000円を支払う旨の連絡を保険会社から受けた。なお、当該建物は、当期首(4月1日)からさかのぼって5年前に取得したものであり、4月1日の火災により焼失した際に、期首時点の簿価の全額を未決算勘定に振り替えていた。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 買掛金
仕入 売上 受取手形 支払手形
試用品 繰越商品 支払保険料 前払保険料
長期前払保険料 建物 建設仮勘定 建物減価償却累計額
未収金 未払金 仕入割引 売上割引
手形売却損 損益 繰越利益剰余金 別途積立金
未決算 火災損失 保険差益

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収金 600,000 未決算
保険差益
500,000
100,000

 固定資産の焼失&未決算に関する問題です。火災の発生によって資産が焼失してしまった場合、当該焼失固定資産の帳簿価額を未決算勘定に振り替えることになります。

【参考】火災が発生したときに既に切っている仕訳
(借)建物減価償却累計額
(借)未決算
500,000
500,000
(貸)建物 1,000,000

 そして本日、「請求していた保険金600,000円を支払う旨の連絡を保険会社から受けた」とありますから、保険金受取確定額600,000円と未決算勘定500,000円の貸借差額100,000円を保険差益(特別利益)として認識することになります。なお、現時点では保険会社から連絡を受けただけの状態ですので、未収金勘定を使って処理することになります。

【解答】保険金の受取が確定したとき
(借)未収金 600,000 (貸)未決算
(貸)保険差益
500,000
100,000

 未決算問題を解答する上でのポイントは、固定資産の帳簿価額を未決算勘定に振り替え、保険金の受取額が確定したら、貸借差額を特別損益として認識するだけです。未決算の問題について、難しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、やっているのはこれだけのことです。

 未決算に関する問題は、第100回の問3第108回の問3第114回の問4第119回の問5第122回の問4第126回の問2でも出題されていますので、併せて押さえるようにしてください。



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