第108回日商簿記検定3級・仕訳類題2(前受金)

仕訳問題(類題)

重要度:★☆☆ 難度:★☆☆

 商品 ¥ 150,000 の注文を受け、内金として現金 ¥ 25,000 を受け取った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 未収入金
預り金 前受金 仮受金 売上

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 25,000 前受金 25,000

解説

 前受金に関する問題です。前受金は、商品売買に先立ってお金を受け取った場合に使用する勘定科目です。本問は、問題文に「内金として現金 ¥ 25,000 を受け取った」とあるので、受け取った25,000円を前受金勘定で処理します。

 ここで、問題文の「商品 ¥ 150,000 の注文を受け」から、売上を計上してしまった方がいるかもしれませんが、商品の売上は【①第三者に対して財貨または役務の提供が完了】し、【②その対価として現金または現金同等物を受け取ったとき】に計上します。

 本問は、②の条件は満たしていますが、まだ①の条件を満たしていないので、売上を計上することは出来ません。間違えてしまった方は、もう一度テキストに戻って復習してください。

仮受金と前受金の違いについて

  • 仮受金:内容が不明のお金を受け取った場合に仮に計上する勘定
  • 前受金:商品売買に先立ってお金を受け取った場合に計上する勘定

 仮受金と前受金についてはきちんと区別できるようにしておいてください。なお、商品売買に先立って受け取るお金には「内金」と「手付金」の2種類がありますが、受験簿記では両者を区別して押さえる必要はありません。どちらも受け取ったら前受金勘定で処理します。

支払った側の仕訳について

 本問は、お金を受け取った側の仕訳が問われていますが、内金を支払った側の仕訳も一緒に押さえておきましょう。商品売買に先立ってお金を支払った場合、支払った分を前払金勘定で処理します。

(借)前払金 25,000
 (貸)現金 25,000

 本問のように、前受金の処理をズバリ聞いてくるような問題は第124回の問3でも出題されていますが、どちらも簡単なボーナス問題です。



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