第107回日商簿記検定3級・仕訳類題5(損益の振り替え)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★★★

 決算日において、売上および受取地代の勘定残高を損益勘定に振り替えた。なお、当期中の総売上高は ¥ 2,000,000 、戻り高は ¥ 50,000 、値引高は ¥ 30,000 であった。また、当期中の地代の受取高は ¥ 60,000 、決算日における未収高は ¥ 20,000 であった。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
仕入 売上 未収入金 未払金
損益 資本金 受取地代 支払地代

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上
受取地代
1,920,000
80,000
損益 2,000,000

解説

 損益の振り替え(決算振替仕訳)に関する問題です。

 本問は【売上に関する仕訳】と【地代に関する仕訳】に分けて考えましょう。

売上に関する仕訳

 損益勘定に振り替えるのは総売上高ではなく、戻りや値引を考慮した純売上高になるので、まずは純売上高を計算しましょう。

総売上高2,000,000円-売上戻り50,000円-売上値引30,000円=純売上高1,920,000円

 純売上高が計算できたら、これを損益勘定に振り替えます。

解答①
(借)売上 1,920,000
 (貸)損益 1,920,000

地代に関する仕訳

 問題文に「決算日における未収高は ¥ 20,000 であった」とあるので、まずはこの未収分を適切に処理しましょう。

(借)未収収益 20,000
 (貸)受取地代 20,000

 この仕訳を切ることによって、受取地代勘定は80,000円(=60,000円+20,000円)の貸方残になるので、これを損益勘定に振り替えます。

解答②
(借)受取地代 80,000
 (貸)損益 80,000

 以上、①②をまとめると解答仕訳になります。本問は非常に難しい問題なので、時間に余裕のない方は後回しにしても構いません。

 損益の振り替えに関する問題は、第105回の問5第125回の問4第133回の問5第150回の問2でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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