第107回日商簿記検定2級・仕訳類題1(有価証券の売却)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 堀商事株式会社は、売買目的で所有していたZ債券10,000口(取得原価 ¥ 980,000 )のうち5,000口を @¥ 99 にて売却し、端数利息 ¥ 4,000 とともに現金で受け取った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 前払利息
有価証券利息 支払利息 売買目的有価証券 有価証券売却損
有価証券売却益 有価証券評価益 有価証券評価損 前受金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 499,000 ※1 有価証券利息
売買目的有価証券
有価証券売却益
4,000
490,000
5,000

※2
※3

※1 @99円×5,000口=495,000円

※2 980,000円×5,000口/10,000口=490,000円

※3 499,000円-4,000円-490,000円=5,000円(貸借差額)

解説

 有価証券の売却に関する問題です。本問は「有価証券利息を受け取った仕訳」と「売買目的有価証券を売却した仕訳」を分けて考えることをおすすめします。

 ではまず「有価証券利息を受け取った仕訳」を考えますが、こちらは簡単です。問題文に「端数利息 ¥ 4,000 とともに現金で受け取った」とあるので、そのまま仕訳を切るだけです。

(借)現金 4,000
 (貸)有価証券利息 4,000

 では次に「売買目的有価証券を売却した仕訳」を考えますが、こちらも簡単なので特に問題はないと思います。有価証券の売却損益は、帳簿価額と売却価額の差額で求めます。

  • 有価証券の帳簿価額=980,000円÷10,000口×5,000口=490,000円
  • 有価証券の売却価額=5,000口×@99円=495,000円
  • 差額=5,000円(帳簿価額<売却価額…売却益
(借)現金 495,000
 (貸)売買目的有価証券 490,000
 (貸)有価証券売却益 5,000

 最後に2つの仕訳をまとめて解答用紙に記入すれば完了です。

 有価証券の売却に関する問題は、第105回の問2第111回の問1第113回の問2第116回の問2第118回の問4第119回の問3第121回の問2第122回の問3第125回の問2第133回の問2第137回の問5第152回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。



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