第106回日商簿記検定3級・仕訳類題5(立替金・所得税の源泉徴収)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 従業員への給料の支払いにあたって、給料総額 ¥ 400,000 のうち、先に立替払いしていた従業員の生命保険料 ¥ 30,000 と、所得税の源泉徴収分 ¥ 50,000 を差し引き、残額を当座預金口座から従業員の普通預金口座へ振り込んだ。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 前払金
立替金 預り金 給料 租税公課

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
給料 400,000 立替金
預り金
当座預金
30,000
50,000
320,000

解説

 所得税の源泉徴収に関する問題です。この問題は【立替払いに関する仕訳】と【所得税の源泉徴収に関する仕訳】と【当座払いに関する仕訳】の3つに分けて考えると分かりやすいです。

立替払いに関する仕訳

 まず「先に立替払いしていた従業員の生命保険料 ¥ 30,000 」ですが、これは立て替えた時の仕訳をイメージしたうえで解答仕訳を考えると分かりやすいです。

立替時の仕訳(既に切られた仕訳)
(借)立替金 30,000
 (貸)現金など 30,000
(借)給料 30,000
 (貸)立替金 30,000

所得税の源泉徴収に関する仕訳

 次に、「所得税の源泉徴収分 ¥ 50,000 」ですが、これは所得税を給料から天引きしておいて、後で会社がまとめて税務署に納税するものですので、天引き段階では「預り金」勘定で処理します。

(借)給料 50,000
 (貸)預り金 50,000

当座払いに関する仕訳

 最後に当座払いに関する仕訳ですが、これは簡単なので何も問題ないと思います。

(借)給料 320,000
 (貸)当座預金 320,000

 以上、①②③の仕訳をまとめると解答の仕訳になります。

 所得税の源泉徴収に関する問題は、第100回の問3第101回の問3第102回の問4第109回の問2第117回の問4第121回の問2第128回の問4第130回の問3第131回の問4第140回の問4第142回の問2第143回の問5第145回の問5でも出題されています。あわせてご確認ください。



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