第106回日商簿記検定3級・仕訳問題4(資本の引き出し)

仕訳問題

 営業用店舗兼自宅に対する固定資産税300,000円の納税通知書が送付されてきたため、小切手を振り出して納付した。なお、この税金のうち40%は家計の負担である。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
普通預金 前払金 立替金 未収金
車両 建物 土地 支払手形
買掛金 借入金 前受金 預り金
未払金 引出金 売上 受取手数料
仕入 発送費 所得税 消耗品費
給料 支払利息 租税公課 雑費

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
租税公課
引出金
180,000
120,000
当座預金 300,000

 資本の引き出しに関する問題です。本問ではまず【会社が負担すべき支出】と【事業主が負担すべき支出】を分けていきます。

営業用店舗兼自宅に対する固定資産税300,000円

  • 固定資産税300,000円うち120,000円(40%)は事業主が負担すべき支出
  • 固定資産税300,000円うち180,000円(60%)は会社が負担すべき支出

 以上より、会社が負担すべき支出が180,000円、事業主が負担すべき支出が120,000円となりますが、事業主が負担すべき支出を会社が肩代わりして支払った場合、資本の引き出しとして処理することになります。なお、解答では引出金勘定を使って処理していますが、特に指示がない場合は資本金勘定でも正解となります。

 引出金勘定で処理する場合と、資本金勘定で処理する場合の両者の違いは、資本金勘定を使って直接的に減らすか、引出金勘定を使って間接的に減らすかという点です。間接的に減らした場合は、決算期末において、引出金勘定と資本金勘定を相殺する仕訳が必要になります。

引出金勘定を使って処理する場合

支払時
(借)引出金 120,000 (貸)当座預金 120,000
期末時
(借)資本金 120,000 (貸)引出金 120,000

資本金勘定を使って処理する場合

支払時
(借)資本金 120,000 (貸)当座預金 120,000
期末時
仕訳なし

 資本金・引出金に関する問題は第102回の問3第107回の問2第111回の問3第114回の問2第117回の問5第122回の問1第125回の問2第126回の問5第127回の問5第129回の問5でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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