第104回日商簿記検定2級・仕訳問題3(消費税)

仕訳問題

 株式会社アパレル上杉は、決算にあたり、商品売買取引に係る消費税の納付額を計算し、これを確定した。なお、消費税の仮払分は200,000円、仮受分は300,000円であり、当社は消費税の会計処理として税込方式を採用している。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 備品
未着品 積送品 仮払消費税 航空機
建物 社債発行費 買掛金 備品減価償却累計額
未払消費税 仮受消費税 社債 未払法人税等
売上割引 未着品売上 積送品売上 仕入割引
売上値引 受取利息 雑収入 仕入
仕入値引 租税公課 減価償却費 社債利息

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
租税公課 100,000 未払消費税 100,000

 消費税に関する問題です。問題文に「当社は消費税の会計処理として税込方式を採用している」とありますので、期中において仮払消費税勘定・仮受消費税勘定を使わずに処理していたことが分かります。

【参考】期中において既に切られた仕訳
(借)現金など 6,300,000 (貸)売上 6,300,000
【参考】期中において既に切られた仕訳
(借)仕入 4,200,000 (貸)現金など 4,200,000

 税込方式を採用していた場合、消費税の納税額が確定した時点で租税公課勘定と未払消費税勘定を使って処理することになります。仮払消費税勘定・仮受消費税勘定は使わない点に注意してください。

解答
(借)租税公課 100,000 (貸)未払消費税 100,000
【参考】翌期以降に未払分を納付した際の仕訳
(借)未払消費税 100,000 (貸)現金など 100,000

では、せっかくですから税抜方式だった場合も押さえておきましょう。税抜方式の場合、期中において仮払消費税勘定・仮受消費税勘定を使って処理しておき、納付税額が確定した時点で仮払消費税勘定と仮受消費税勘定を相殺する仕訳を切ることになります。借方残の場合は貸方に未払消費税勘定を計上し、翌期以降に未払分を納付することになります。

【参考】期中において既に切られた仕訳
(借)現金など 6,300,000 (貸)売上
(貸)仮受消費税
6,000,000
300,000
【参考】期中において既に切られた仕訳
(借)仕入
(借)仮払消費税
4,000,000
200,000
(貸)現金など 4,200,000
【参考】消費税の納税額が確定した際の仕訳
(借)仮受消費税 300,000 (貸)仮払消費税
(貸)未払消費税
200,000
100,000
【参考】翌期以降に未払分を納付した際の仕訳
(借)未払消費税 100,000 (貸)現金など 100,000

 消費税に関する問題は、第110回の問2第117回の問3第124回の問3でも出題されていますので併せてご確認ください。なお、第104回・第110回・第124回は税込方式で、第117回は税抜方式で問われていますので、どちらかというと税込方式の方が重要ですが、対比して考えると理解がより深まりますので、必ず両方とも出来るようにしておいてください。



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