第102回日商簿記検定3級・仕訳問題5(有価証券の売却・未収金)

仕訳問題

 売買目的で保有している松雪物産株式会社の株式2,000株(取得原価:1株について1,000円、前期末における時価が1株について800円であったので、評価替えをし帳簿価額を修正済みで、この評価差額は切放法で処理する方法を採用している)を1株について900円で売却し、代金は月末に受け取ることにした。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 未収金 買掛金 引出金
減価償却費 預り金 備品減価償却累計額 有価証券売却益
売掛金 売買目的有価証券 水道光熱費 支払手形
未払金 前払金 受取手形 固定資産売却損
固定資産売却益 売上 現金 前受金
有価証券売却損 給料 仕入 備品

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収金 1,800,000 売買目的有価証券
有価証券売却益
1,600,000
200,000

 有価証券の売却に関する問題です。本問は前期末に有価証券の評価額を修正しており、問題文に「評価替えをし帳簿価額を修正済みで、この評価差額は切放法で処理する方法を採用している」とありますので、売却損益を計算する場合の単価は、評価替え後の金額(単価)を使う点に注意してください。

 では早速、計算していきましょう。有価証券の売却損益は、有価証券の帳簿価額と売却価額との差額により算定しますので、機械的に金額を当てはめていってください。慣れるまでは以下のように1つ1つ段階を追って考えていくほうが分かりやすいと思います。

  • 有価証券の帳簿価額=@800円×2,000株=1,600,000円
  • 有価証券の売却価額=@900円×2,000株=1,800,000円
  • 差額=200,000円(帳簿価額<売却価額・・・売却益

 慣れてきたら、電卓だけで解答の仕訳を導き出せるようにしておくと良いでしょう。僕が実際に解く際に電卓に打ち込んだキー順序を載せておきますので、まずは同じような手順で練習してみてください。

  • 2,000
  • ×
  • 900
  • M+ →(借方に(借)未収金 1,800,000と書く)
  • 2,000
  • ×
  • 800
  • M- →(貸方に(貸)売買目的有価証券 1,600,000と書く)
  • RM →(貸方に(貸)有価証券売却益 200,000と書く)

 なお、本問のように商品売買取引以外で発生した債権・債務については、未収金・未払金勘定を使って処理することになりますので、売掛金勘定や買掛金勘定を使わないように注意してください。

  • 商品売買取引に伴い発生した債権・債務→売掛金・買掛金
  • 商品売買取引以外で発生した債権・債務→未収金・未払金

 有価証券の売却に関する問題は、第110回の問1第116回の問5第118回の問1第123回の問4第126回の問4でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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