第102回日商簿記検定3級・仕訳類題1(仕入取引・前払金・手形取引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 北村商店にかねて注文しておいた商品 ¥ 500,000 を引き取り、注文時に支払った手付金 ¥ 50,000 を差し引き、残額は北村商店を名宛人とする約束手形を振り出して支払った。なお、引き取りのさい、その運賃 ¥ 10,000 を現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 買掛金 売掛金 支払手形
前払金 受取手形 現金 仕入

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 510,000 前払金
支払手形
現金
50,000
450,000
10,000

解説

 仕入取引に関する問題です。この問題は【前払金に関する仕訳】【約束手形に関する仕訳】【引取運賃に関する仕訳】に分けて考えると分かりやすいです。

前払金に関する仕訳

 問題文に「注文時に支払った手付金 ¥ 50,000 を差し引き」とあるので、既に切られた仕訳を考えたうえで解答を導き出すと分かりやすいです。

既に切られた仕訳
(借)前払金 50,000
 (貸)現金など 50,000
解答すべき仕訳…①
(借)仕入 50,000
 (貸)前払金 50,000

 ここで注意していただきたいのは、前払金勘定と仮払金勘定の違いについてです。前払金というのは、なんのためのお金かはっきりしている状態で支払った場合に計上する勘定です。

 一方、仮払金というのは、なんのためのお金か決まってはいないが、とりあえず先に支払った場合に計上する勘定です。

 本問の場合は、問題文に「注文時に支払った手付金 ¥ 50,000 を差し引き」とあり、なんのためのお金かはっきりしている状態で支払っていますから、前払金勘定を使って処理していたと判断することが出来ます。

約束手形に関する仕訳

 問題文に「残額は北村商店を名宛人とする約束手形を振り出して支払った」とあるので、残額の450,000円(=500,000円-50,000円)を支払手形勘定で処理します。

(借)仕入 450,000
 (貸)支払手形 450,000

引取運賃に関する仕訳

 引取運賃などの付随費用は、商品を仕入れるさいに不可避的に発生する費用なので、仕訳を切るさいは仕入勘定に含めて処理するという点に注意してください。

商品の仕入原価(510,000円)=購入代価(500,000円)+付随費用(10,000円)

(借)仕入 10,000
 (貸)現金 10,000

 上記の①②③の仕訳をまとめると解答の仕訳になります。



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