仕訳問題
建物の改修工事を行い、工事代金6,000,000円を小切手を振り出して支払った。なお、工事代金のうち2,000,000円は耐用年数延長のための支出であり、残りは定期的修繕のための支出である。この修繕については前期に1,000,000円の修繕引当金を計上している。
| 勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
|---|---|---|---|
| 現金 | 当座預金 | 受取手形 | 売掛金 |
| 前払金 | 売買目的有価証券 | 積送品 | 未着品 |
| 試用品 | 貯蔵品 | 仮払法人税等 | 建物 |
| 営業権 | 満期保有目的債券 | 支払手形 | 買掛金 |
| 修繕引当金 | 未払法人税等 | 受託販売 | 社債 |
| 資本金 | 負ののれん発生益 | 売上 | 仕入 |
| 修繕費 | 発送費 | 支払手数料 | 租税公課 |
| 法人税等 | 有価証券利息 | 諸資産 | 諸負債 |
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解答・解説
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 建物 修繕引当金 修繕費 |
2,000,000 1,000,000 3,000,000 |
当座預金 | 6,000,000 |
固定資産の改良と修繕に関する問題です。改良と修繕に関しては、①修繕のみを問われる問題と②改良と修繕の両方を問われる問題の2つに分けることが出来ますが、本問は②のケースに該当します。
それでは早速、考えていきましょう。改良と修繕の両方を問われた場合は、耐用年数を延長させたり、その価値を高めるような支出(資本的支出)については、固定資産の帳簿価額に当該事実を反映させるために資産の増加として処理し、定期修繕など建物の諸機能を維持するための支出(収益的支出)については、当期の費用として処理することになります。
本問は、問題文に「工事代金のうち2,000,000円は耐用年数延長のための支出」とありますので、当該2,000,000円の支出を資本的支出として処理することになります。
| ①・・・改良 | |||
|---|---|---|---|
| (借)建物 | 2,000,000 | (貸)当座預金 | 2,000,000 |
また問題文に「残りは定期的修繕のための支出である」とありますので、当該4,000,000円の支出を収益的支出として処理・・・したいところですが、本問は前期以前に計上した修繕引当金が1,000,000円ありますので、足らない分の3,000,000円について修繕費を計上して費用処理することになります。
| ②・・・修繕 | |||
|---|---|---|---|
| (借)修繕引当金 (借)修繕費 |
1,000,000 3,000,000 |
(貸)当座預金 | 4,000,000 |
以上の①②の仕訳をまとめると解答になります。固定資産の改良と修繕に関する問題は、第100回の問1や第110回の問1、第111回の問5、第115回の問3、第119回の問2、第123回の問5、第124回の問1でも出題されていますので、併せてご確認ください。

