第101回日商簿記検定3級・仕訳類題3(所得税の源泉徴収)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 今月分の従業員給料総額 ¥ 2,000,000 から、所得税の源泉徴収分 ¥ 200,000 と従業員への貸付金の返済分 ¥ 300,000 を差し引き、手取額を現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 従業員貸付金 立替金 仮払金
給料 租税公課 未払金 所得税預り金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
給料 2,000,000 所得税預り金
従業員貸付金
現金
200,000
300,000
1,500,000

解説

 所得税の源泉徴収に関する問題です。この問題は【所得税の源泉徴収に関する仕訳】と【従業員への貸付金の返済に関する仕訳】と【手取額の支払いに関する仕訳】の3つに分けて考えると分かりやすいです。

所得税の源泉徴収に関する仕訳

 まず「所得税の源泉徴収分 ¥ 200,000 」ですが、これは所得税を給料から天引きしておいて、後で会社がまとめて税務署に納税するものですので、天引き段階では「所得税預り金」勘定で処理します。

(借)給料 200,000
 (貸)所得税預り金 200,000

従業員への貸付金の返済に関する仕訳

 次に「従業員への貸付金の返済分 ¥ 300,000 」ですが、こちらは従業員にお金を貸したときの仕訳をイメージすると分かりやすいです。

貸付時の仕訳(既に切られた仕訳)
(借)従業員貸付金 300,000
 (貸)現金など 300,000
(借)給料 300,000
 (貸)従業員貸付金 300,000

手取額の支払いに関する仕訳

 最後に「手取額 ¥ 1,500,000 を現金で支払った」ですが、こちらは特に問題ないと思います。

(借)給料 1,500,000
 (貸)現金 1,500,000

 以上、①②③の仕訳をまとめると解答の仕訳になります。

 所得税の源泉徴収に関する問題は、第100回の問3第102回の問4第106回の問5第109回の問2第117回の問4第121回の問2第128回の問4第130回の問3第131回の問4第140回の問4第142回の問2第143回の問5第145回の問5でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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