簿記でも使える語呂暗記
このページでは日商簿記検定で使える語呂暗記をご紹介します。この語呂は級を問わず使えますので、3級受験の方も1級受験の方も、この機会にぜひ覚えてしまってください。「こんなの覚えて意味あるのかなぁ?」と思われるのかもしれませんが、どこかで必ず役に立つと思います。
- げんじゅばいゆうしょう(流動資産の表示順に関する語呂)
- しばいたんいちねんみみみ(流動負債の表示順に関する語呂)
- さしうけあてばらい(為替手形の権利関係をまとめた語呂)
- しーくりくりしー(仕入勘定を使って売上原価を算定する場合の語呂)
- 浮く牛食う(売上原価勘定を使って売上原価を算定する場合の語呂)
- くまのみみ(経過勘定に関する語呂)
げんじゅばいゆうしょう(現受売有商)
皆さんは【現金】【有価証券】【繰越商品】【受取手形】【売掛金】の順番を正しく並べ替えられるでしょうか?
答えは【現金】【受取手形】【売掛金】【有価証券】【繰越商品】です。お手元のテキストなどで確認していただくと、この順番になっていると思います。一般的に現金化しやすい順番に並んでいるのですが、暗記する場合はそれぞれの頭文字をとって【げん】【じゅ】【ばい】【ゆう】【しょう】と呪文のようにして唱えるのがいいと思います。
げんじゅばいゆうしょう、げんじゅばいゆうしょう、げんじゅばいゆうしょう・・・結構覚えやすくないですか?この順番を覚えておくといろんなところで役に立ちます。例えば、解答用紙の貸借対照表にこんな風に書かれていたとします。
- 【現金】
- ?
- 【売掛金】
- ?
- 【繰越商品】
先ほどの【げんじゅばいゆうしょう】を覚えていると、すぐに勘定科目を埋められますから、ムダな時間を使わなくて済みます。小さなことに思われるかもしれませんが、級が上がっていくごとに重要になりますので、この機会にぜひ覚えてしまってください。
しばいたんいちねんみみみ(支買短一年未未未)
資産編の次は負債編です。皆さんは【買掛金】【未払金】【支払手形】【一年内償還社債】【短期借入金】の順番を正しく並べ替えられるでしょうか?
答えは【支払手形】【買掛金】【短期借入金】【一年内償還社債】【未払金】です。お手元のテキストなどで確認していただくと、この順番になっていると思います。
負債編のほうも資産編と同様に語呂がありまして、暗記する場合はそれぞれの頭文字をとって【し】【ばい】【たん】【いちねん】【みみみ】と呪文のようにして唱えるのがいいと思います。
しばいたんいちねんみみみ、しばいたんいちねんみみみ、しばいたんいちねんみみみ、・・結構覚えやすくないですか?ちなみに、「みみみ」というのは【未払金】【未払費用】【未払法人税等】のことです。これにもきちんと順番があるんですよ。
資産編の【げんじゅばいゆうしょう】負債編の【しばいたんいちねんみみみ】の2つは覚えておいて損はありません。単純に暗記するよりも口にしやすい語呂にして口ずさんだほうが、定着率が高くなると思います。寝る前に1回、朝起きたら1回、忘れずに行ってください(笑)
さしうけあてばらい(指受宛払)
為替手形の問題はいろんな人が登場しますので、【あれ?誰が受取人で、誰が支払人なんだっけ?】と迷ってしまうことがあると思います。
そこで、今回おすすめする語呂暗記は「さしうけあてばらい」です。【さしうけ】とは【指図人→受取人】ということを表し、【あてばらい】というのが【名宛人→支払人】を表します。「さしうけあてばらい」と覚えてしまえば迷うことがなくなりますので、この語呂暗記は解答時間の短縮化に寄与するはずです。
しーくりくりしー(仕入・繰越商品・繰越商品・仕入)
決算整理仕訳でお馴染みの「しーくりくりしー」です。これに関しては語呂で覚えようとしなくても、問題をいくつも解いていけば自然に身につくと思いますが、下の「浮く牛食う」との関係上、ここで紹介させていただきます。
- 決算整理前試算表の繰越商品勘定・・・期首商品棚卸高
- 決算整理前試算表の仕入勘定・・・当期商品仕入高
| 期首商品棚卸高を繰越商品勘定から仕入勘定に振り替える | |||
|---|---|---|---|
| (借)仕入 | ***** | (貸)繰越商品 | ***** |
| 期末商品棚卸高を仕入勘定から繰越商品勘定に振り替える | |||
| (借)繰越商品 | ***** | (貸)仕入 | ***** |
- 決算整理後試算表の繰越商品勘定・・・期末商品棚卸高
- 決算整理後試算表の仕入勘定・・・売上原価
この「しーくりくりしー」の仕訳を行うことによって、仕入勘定で売上原価が算定されることになります。ここで押さえていただきたいポイントは、「しーくりくりしー」「浮く牛食う」ともに、売上原価を算定するための仕訳であるという点です。当たり前のことなのですが、意外に分かっていない方が多いポイントですので、意識して理解するようにしてください。
浮く牛食う(売上原価・繰越商品・売上原価・仕入・繰越商品・売上原価)
第119回・日商簿記検定3級の第3問で売上原価勘定を使った売上原価算定の仕訳が出題されました。問題集などでは仕入勘定を使った売上原価算定の仕訳(仕入・繰越商品・繰越商品・仕入)がほとんどですので、この部分でつまづいてしまわれた方が多かったようです。
- 決算整理前試算表の繰越商品勘定・・・期首商品棚卸高
- 決算整理前試算表の仕入勘定・・・当期商品仕入高
| 期首商品棚卸高を繰越商品勘定から売上原価勘定に振り替える | |||
|---|---|---|---|
| (借)売上原価 | ***** | (貸)繰越商品 | ***** |
| 当期商品仕入高を仕入勘定から売上原価勘定に振り替える | |||
| (借)売上原価 | ***** | (貸)仕入 | ***** |
| 期末商品棚卸高を売上原価勘定から繰越商品勘定に振り替える | |||
| (借)繰越商品 | ***** | (貸)売上原価 | ***** |
- 決算整理後試算表の繰越商品勘定・・・期末商品棚卸高
- 決算整理後試算表の売上原価勘定・・・売上原価
売上原価算定に関する仕訳は、出来ることならば本質的な理解をするのが一番なのですが、今後の出題可能性を考えた場合、売上原価勘定を使った売上原価算定の仕訳は暗記してしまってもいいと思います。【浮く牛食う】と簡単に覚えてしまいましょう。イメージは・・・もちろん出来ないと思いますが、なんか頭に残るような気がしませんか?
仕入勘定を使った売上原価算定の仕訳の語呂(しーくりくりしー)とセットで、【浮く牛食う】と覚えてるようにしてください。
くまのみみ(繰延べは前受・前払、見越しは未収・未払)
経過勘定に関する語呂です。繰延べは前受・前払(【く】りのべは【ま】えうけ・【ま】えばらい)、見越しは未収・未払(【み】こしは【み】しゅう・【み】ばらい)と覚えてください。経過勘定は総合問題の頻出論点ですので、必ず押さえておいてください。

