第150回日商簿記検定2級 試験問題予想

第150回日商簿記2級の試験問題予想を大公開!

 簿記検定ナビの管理人が、2018年11月18日に行われる第150回日商簿記2級の試験問題を予想するページです(簿記3級の出題予想は簿記3級 試験問題予想ページをご覧ください)。

※左列の「第●問」のリンクをクリックすると、本ページ内の解説部分に移動します。
第1予想 第2予想 第3予想
第1問 仕訳
第2問 固定資産 株主資本等変動計算書 銀行勘定調整表
第3問 財務諸表 精算表 連結会計
第4問 費目別計算 部門別原価計算 標準原価計算
第5問 直接原価計算 等級別総合原価計算 標準原価計算

第1問:仕訳は過去問対策が効果的!新論点は基本的な処理をマスターしましょう!

 第1問では毎回、【仕訳問題】が5問出題されますが、試験回によって問題の難度はバラバラです。

 まずは、以下の受験生アンケートをご覧ください。第144回・第147回のように受験生泣かせの試験回もあれば、第146回・第148回のように「こんなに簡単でいいの…?」という試験回もあります。

第144回の第1問のアンケート結果
第144回の第1問のアンケート結果
第146回の第1問のアンケート結果
第146回の第1問のアンケート結果
第147回の第1問のアンケート結果
第147回の第1問のアンケート結果
第148回の第1問のアンケート結果
第148回の第1問のアンケート結果

 第150回に関しては、第146回・第148回のような「過去問対策がそのまま点数に結びつく簡単な問題」が出題されるのか、第144回・第147回のような「今までに出題されたことのないような難しい問題・解きにくい問題」が出題されるのか…蓋を開けてみないと分かりません。

 そこで、今回は前者のパターンと後者のパターンの2つに分けて、効果的・効率的な対策を考えてみましょう。

「過去問対策がそのまま点数に結びつく簡単な問題」の場合

 まずは、仕訳問題の出題一覧表(PDFファイル)をご覧ください。最近の試験では「有価証券」「固定資産」「株式」「税金」の4つの論点がよく出題されているので、まずはこれらの問題を中心に対策すると効率が良いです。

 なお、2016年度の試験(第143回~)から試験範囲から外れた「特殊商品売買」「荷為替手形」「偶発債務」「社債」「債務の保証」については、過去問対策する必要はないのでご注意ください(古い過去問題集を使っている方は要注意です)。

管理人

今までどおり過去問を使って対策をするのが一番効率的です。また、ここ最近は「消費税」が熱いです。松岡修造と同じくらい熱いです!

「今までに出題されたことのないような難しい問題・解きにくい問題」の場合

 残念ながら効率的な対策はありません。ただ、仕訳の処理能力を高めておくと対応できる幅が広がるのは確かです。

 例えば…第147回の問3で初めて出題された「クレジット販売の取消し処理」は、販売時の仕訳の貸借を逆にする必要がありますが、販売時の仕訳自体は第144回の問3で全く同じ処理が問われているので、過去問対策をしっかりやっていれば初見でも対応できたはずです。

 このように初めて見るような問題も、実は以前に出題された問題がベースになっていることが多いです。よって、今までと同じように過去問を使って仕訳処理のベースとなる「力」を養っておくことをおすすめします。

管理人

結論としては…過去問対策に勝る仕訳対策なし!です。仕訳問題対策ページで無料配布しているPDFを有効活用してください!

新試験範囲の対策は?

 2016年度(第143回~)・2017年度(第146回~)・2018年度(第149回~)から試験範囲に追加された論点の出題状況は以下のとおりです。

  • 2016年度に追加された論点
    • 各種有価証券の処理
    • 売上原価対立法
    • クレジット売掛金
    • 電子記録債権・債務
    • 返品調整引当金
    • 固定資産の割賦購入
    • ソフトウェア
    • 役務収益・役務費用
    • 売上の認識基準(出荷基準・引渡基準・検収基準)
    • 株主資本の計数変動
  • 2017年度に追加された論点
    • リース取引
    • 外貨建取引
    • 課税所得の計算
    • 固定資産の圧縮記帳
    • 連結会計(ダウンストリームのみ)
  • 2018年度から追加された論点
    • 税効果会計
    • 製造業の決算処理
    • 連結会計(アップストリーム)
  • 第144回された論点:クレジット売掛金・ソフトウェア・各種有価証券の処理
  • 第145回された論点:電子記録債務・固定資産の割賦購入・役務費用(仕掛品)
  • 第146回された論点:固定資産の圧縮記帳
  • 第147回された論点:クレジット売掛金・ソフトウェア・リース取引・外貨建取引
  • 第148回された論点:株主資本の計数変動・外貨建取引
  • 第149回された論点:電子記録債権・リース取引

 第150回では、試験範囲に追加されたにもかかわらず未だ出題されていない「返品調整引当金」「役務収益・役務原価」「課税所得の計算」「税効果会計」「連結会計(アップストリーム)」あたりの出題可能性が相対的に高まっています。

 ただ、試験の主催団体である日本商工会議所が公表しているとおり、新論点の1回目の出題は基本的な処理を問う問題になる(はずです)ので、テキストの例題や問題集等を使って対策しておけばOKです。過度に恐れる必要はありません。

 簿記検定ナビのオリジナル無料予想問題「簿記ナビ模試(第150回試験対策)」でも、新試験範囲を含めた仕訳問題を出題いたします。試験勉強の総まとめにぜひご利用ください。

第2問:夢ならばどれほど良かったでしょう。未だに第149回の第2問を夢にみる~。

日商簿記検定2級 第2問の出題状況(直近10回分+予想) ※S/S…株主資本等変動計算書
140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150
伝票会計



銀勘
固資
有券
S/S
商品
合併
連結
外貨

 数年前までは…第2問といえば、特殊仕訳帳(※第143回から試験範囲外)か伝票会計のどちらかが出題されることが多かったのですが、ここ最近は個別論点の問題ばかり出題されています。

  • 銀行勘定調整表(第134回・第137回・第146回)
  • 有形固定資産(第135回・第139回・第143回)
  • 株主資本等変動計算書(第138回・第142回・第145回)
  • 有価証券(第141回・第148回)
  • 商品売買(第144回)
  • 企業合併&連結(第147回)
  • 外貨建取引(第149回)

 よって、第150回に関しても【個別論点】の問題が出題される可能性が高いです。ここまでは私でも予想できるんですよ、ここまでは…。

個別論点のどんな問題が出題されるの?

 どんな問題が出題されるのか皆さん気になるところだと思いますが…正直なところ、予想するのが非常に難しいです。

 ここ最近の出題頻度・出題間隔を考えますと「有形固定資産」「株主資本等変動計算書」「銀行勘定調整表」はどれが出てもおかしくない状況ですし、第147回の「企業合併&連結」や第149回の「外貨建取引」のように今までに見たこともないような問題が出題される可能性もあるからです。

 よって、第2問に関してはできるだけ範囲を絞らずに、過去問題集や予想問題集を有効活用して、できるかぎりいろんなパターンの問題を解いておきましょう。

個別論点を解くさいのポイント

 過去に出題されたことのない初見の問題はなんとなく難しく見えるかもしれませんが、作問者も、受験生が初見の問題に苦戦することは分かっているので、基本的な処理を問う簡単な設問をいくつか用意したうえで、そこに重点的に配点してくれる可能性が高いです。まずはそれを見つけて確実に部分点を取りましょう。

 問題を解いているときに手応えがなくても、諦めずに粘った結果、予想以上に点数を取れていたという話しを合格者の方々からよく聞きます。個別問題が本試験で出題された場合には、とにかく諦めずに簡単な設問を探して部分点を積み上げていきましょう。

管理人

模試や予想問題で初見の問題に遭遇したら…すぐに諦めるのではなく、頭をフル回転させて突破口を探しましょう。なにが問われているのか整理し、取れそうなところを必死に探しましょう。諦めたらそこで試合終了ですよ(なつかしい)。

新試験範囲の対策は?

 2016年度(第143回~)・2017年度(第146回~)から試験範囲に追加された新論点に関しては、その論点だけがドカンと問われるよりも、既存論点と絡めて出題される可能性が高いです。

 第149回でも、既存論点(商品売買)が新論点(売上原価対立法・外貨建取引)を組み合わせた問題が出題されましたよね。イメージとしてはあんな感じです。

 このような新しいタイプの問題は過去問題集には収載されていないので、市販の予想問題集などを有効活用して万全の対策しておきましょう。

  • 既存論点と新論点の組み合わせ例
    • 固定資産:既存論点+新論点(割賦購入・圧縮記帳・リース取引など)
    • 有価証券:既存論点+新論点(子会社株式・関連会社株式・その他有価証券など)
    • 商品売買:既存論点+新論点(売上原価対立法・返品調整引当金・外貨建取引など)

 また、2018年度(第149回~)から試験範囲に追加された新論点に関しては、上述したとおり、1回目の出題は基本的な処理を問う問題になる(はずです)ので、テキストの例題や問題集等を使って対策しておけばOKです。過度に恐れる必要はありません。

 なお、株主資本等変動計算書が出題されるのであれば、「資本剰余金からの配当」や「資本準備金の資本金への振替処理」といった、やや難度の高い新論点の処理が問われる可能性が高そうです。

 答案用紙の記入欄にカッコが付かない可能性も考えられるので(→記入すべき箇所を受験生に考えさせる)、どの部分にどんな金額を記入するか、復習するさいにきちんと確認しておきましょう。

伝票会計の対策について

 伝票会計は、試験範囲の改定前までは中2回または中3回ぐらいの間隔でよく出題されていたので、第150回で出題される可能性もゼロではありません(※直近の出題は第140回)。

 ただ、試験範囲の改定の結果、伝票会計に関する一連の処理が3級にまとめられることになったので、2級の試験においては以前のような頻度・間隔で出題されるとは考えにくいです。

 よって、伝票会計に関しては、保険的な位置づけで第140回の問題を解いておけばじゅうぶんです。

第3問:忘れたものを取りに帰るように~古びた本支店会計の埃を払う~。

日商簿記検定2級 第3問の出題状況(直近10回分+予想)
140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150
精算表
財務諸表
本支店会計
連結会計 ※第147回から2級の試験範囲に追加されました

 第3問では、精算表(単体)や財務諸表(単体)、本支店会計、連結会計(精算表や財務諸表)の問題が出題されます。

 本支店会計は2016年度から「未達事項・内部利益の処理」が試験範囲外になったことにより、第3問での出題可能性は低いと考えられていましたが、前回の第149回でガッツリ出題されました。

 2回連続で出題するほど重要な論点ではないため、第150回で本支店会計の問題が出題される可能性はかなり低いです。第149回の過去問を参考程度に押さえておきましょう。

 逆に、第147回から新たに試験範囲に追加された連結会計に関しては、改定の大本命論点ということもあり第147回(第2問)・第148回(第3問)と2回連続で出題されました。第150回で出題される可能性もじゅうぶんあります。

 第150回の第3問対策は、従来からよく出題されている【財務諸表作成問題】と【精算表作成問題】はもちろんのこと、【連結会計】もきちんとカバーしておきましょう。

財務諸表

 簿記2級の第3問で出題される財務諸表作成問題は、「損益計算書の作成」「貸借対照表の作成」「貸借対照表の作成+損益計算書の各利益」の3パターンがあります。

 仮に、第150回で財務諸表作成問題が出題されるとしたら…「貸借対照表」か、改定で試験範囲に追加されたにもかかわらず未だに出題されていない「サービス業の損益計算書」のどちらかの可能性が高いです。

  • 第137回:損益計算書
  • 第138回:貸借対照表
  • 第139回:貸借対照表+損益計算書の各利益
  • 第140回:損益計算書
  • 第142回:貸借対照表
  • 第143回:損益計算書
  • 第145回:貸借対照表
  • 第147回:損益計算書
  • 第150回:順番的には貸借対照表?

 「貸借対照表」は第142回や第145回の過去問を使って、「サービス業の損益計算書」は市販の予想問題集等を使って万全の対策をしておきましょう。

貸借対照表作成問題を解くさいのポイント

 第139回で問われた「営業利益」や「経常利益」の金額や、第145回で問われた「未払法人税等」や「繰越利益剰余金」の金額のように、解答するのに時間がかかる割に正答の可能性または配点の低い箇所は、いわゆる捨て問(=解答せずに捨てるべき問題)になります。

 試験本番では、費用対効果を考えて「割にあわない問題は思いきって捨てる」のも受験テクニックのひとつです。過去問や予想問題を解くさいは常に取捨選択を意識して取り組んでください。

 また、最近は「減価償却の月割計上」や「耐用年数到来済みの固定資産の減価償却」などのように、実務寄りの会計処理を問う設問が増えています。過去問対策をするさいは、なるべく新しい回(第140回~)の過去問を優先して解くようにしましょう。

管理人

貸借対照表は1年基準による分類がポイントです!以下に詳しくまとめておきますのでご確認ください!!

  • 定期預金
    • 決算日の翌日から起算して1年以内に満期日が到来するもの:現金預金など(流動資産)
    • 決算日の翌日から起算して1年を超えて満期日が到来するもの:長期性預金(固定資産)
  • 貸付金
    • 決算日の翌日から起算して1年以内に返済日が到来するもの:短期貸付金(流動資産)
    • 決算日の翌日から起算して1年を超えて返済日が到来するもの:長期貸付金(固定資産)
  • 借入金
    • 決算日の翌日から起算して1年以内に返済日が到来するもの:短期借入金(流動負債)
    • 決算日の翌日から起算して1年を超えて返済日が到来するもの:長期借入金(固定負債)
  • リース債務
    • 決算日の翌日から起算して1年以内に支払日が到来するもの:リース債務(流動負債)
    • 決算日の翌日から起算して1年を超えて支払日が到来するもの:長期リース債務(固定負債)
  • 保険料などの費用
    • 当期に属する分:保険料(費用処理)
    • 決算日の翌日から起算して1年以内のもの:前払費用(流動資産)
    • 決算日の翌日から起算して1年を超えるもの:長期前払費用(固定資産)
  • 有価証券(流動資産)
    • 売買目的有価証券
    • 満期日まで1年以内の満期保有目的債券
    • 満期日まで1年以内のその他有価証券(公社債)
  • 投資有価証券(固定資産)
    • 満期日まで1年超の満期保有目的債券
    • 満期日まで1年超のその他有価証券(公社債)
    • その他有価証券(株式)
  • 関係会社株式(固定資産)
    • 子会社株式
    • 関連会社株式

連結会計

 第147回から新たに試験範囲に追加された連結会計に関しては、改定の大本命論点ということもあり第147回・第148回と2回連続で出題されています。よって、第150回で出題される可能性もじゅうぶんあります。

 第147回で仕訳問題、第148回で連結精算表の作成問題が問われたことを考えますと、第150回では新たに試験範囲に追加されたアップストリームを絡めた連結精算表または連結財務諸表の作成問題が出題される可能性が高そうです。

 ただ、作問者も「連結会計の問題→受験生はなかなか点数が取れない」ことはこの2回の試験でじゅうぶん分かっているので、第148回の「内部取引・債権債務の相殺(問題資料2)」のような簡単な設問をいくつか用意したうえで、そこに重点的に配点してくれる可能性が高いです。

 よって、第150回の連結対策としては、これまでと同じように基本レベルの問題を何度も解いて「簡単な連結の問題ならすごく早く解ける!」という状態にしておけばOKです。

精算表

 精算表作成問題は出題形式・解き方がワンパターンなので、過去問対策が非常に効果的です。理屈うんぬんよりも体で覚えたほうが早いので、とにかくたくさんの過去問を解いてください。

 また、最近は売上原価の算定を「仕入の行」ではなく「売上原価の行」でさせる問題がちょくちょく出題されているので(第134回・第146回など)、この機会に仕訳をきちんと押さえておきましょう。

仕入勘定による売上原価算定の仕訳
(借)仕入 期首商品棚卸高
 (貸)繰越商品 期首商品棚卸高
(借)繰越商品 期末商品棚卸高
 (貸)仕入 期末商品棚卸高
売上原価勘定による売上原価算定の仕訳
(借)売上原価 期首商品棚卸高
 (貸)繰越商品 期首商品棚卸高
(借)売上原価 当期商品仕入高
 (貸)仕入 当期商品仕入高
(借)繰越商品 期末商品棚卸高
 (貸)売上原価 期末商品棚卸高

 売上原価勘定による売上原価算定の仕訳は「浮く牛食う(うくうしくう)」という語呂で押さえてしまうのが一番手っ取り早いです。興味のある方は日商簿記検定と語呂暗記ページをご覧ください。

本支店会計

 本支店会計は、主要論点である「未達事項・内部利益の処理」が改定により試験範囲外になったため、第3問での出題可能性は低いと考えられていましたが、前回の第149回でガッツリ出題されました。

 2回連続で出題するほど重要な論点ではないため、第150回で本支店会計の問題が出題される可能性はかなり低いです。第149回の過去問を参考程度に押さえておきましょう。

 それにしても、改定の趣旨には「受験生の負担を少しでも減らすために「未達事項・内部利益の処理」を2級の試験範囲から削除する」と書いてありましたが…あの一文はなんだったんでしょうか。結果的に受験生の負担が全く減っていないのが悲しいです。

第4問:きっともうこれ以上、予想が当たることなどありはしないとわかっている~。

日商簿記検定2級 第4問の出題状況(直近10回分) ★:第4問で出題 ☆:第5問で出題
140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150
費目別
単純個別
部門別
本社工場
標準
直接

 第4問では、費目別計算や単純個別原価計算、部門別計算、本社工場会計、標準原価計算、直接原価計算などが出題されます。最近はなぜか標準原価計算の出題が増えています。

 第150回に関しては、第149回で出題された直接原価計算以外は何が出題されてもおかしくない状況ですが…強いてあげるとすれば【費目別計算】になるかと思います。

費目別計算

 費目別計算は、第132回・第136回で出題された仕訳問題や、第134回・第137回で出題された製造原価報告書を絡めた問題、第144回で出題された勘定記入の問題などが出題されます。

 第150回対策としては、第136回の「仕訳問題」や第137回の「製造原価報告書を絡めた問題」を中心に押さえておきましょう。

 なお、費目別計算は、発生した費用の分類がポイントになります。以下の費用は特に間違えやすいので、きちんと分類できるようにしておきましょう。

  • 買入部品:直接材料費
  • 燃料:間接材料費
  • 工場消耗品費:間接材料費
  • 特許権使用料:直接経費
  • 法定福利費:間接労務費
  • 工場事務用消耗品費:間接経費
  • 棚卸減耗損:間接経費
  • 工員募集費:間接経費
  • 工員訓練費:間接経費
  • 工場従業員厚生費:間接経費
  • 福利施設負担額:間接経費

単純個別原価計算

 単純個別原価計算は、第127回・第128回・第133回(第5問)・第143回で出題されたような「勘定記入+α」の問題と、第138回・第148回で出題されたような「仕訳問題」の2パターンが考えられます。

 よく問われるのは「勘定記入+α」のほうなので、第150回はこちらのパターンの過去問をメインに対策しつつ、余力があれば保険的な位置づけで第148回の「仕訳問題」も解いておきましょう。

 なお、単純個別原価計算は原価計算表を早く、かつ正確に作れるかどうかが攻略のカギになります。また、「仕掛中」「完成済」「完成・引渡済」の各金額が、仕掛品勘定・製品勘定のどの部分に入るのかをきちんと押さえておきましょう。

部門別計算

 部門別計算は、直近では第129回・第135回・第139回・第145回で出題されています。

 過去の出題頻度・出題間隔を考えると、第150回で出題されてもおかしくない状況です。過去問題集に収載されている第139回・第145回の過去問はきちんと解いておきましょう。

 なお、部門別計算は序盤の補助部門費の配賦を間違えるとドエライことになる(金額が全部ずれる)ので、練習段階からケアレスミスにはじゅうぶん気をつけてください。

本社工場会計

 本社工場会計は仕訳が問われます。解答のポイントは「問題で指定された勘定科目を使うこと」「勘定科目が本社側に設定されているのか、工場側に設定されているのかを正確に判断する」の2点です。

 第147回で出題されたばかりなので第150回で出題される可能性はそんなに高くないですが、保険的な位置づけで第141回・第147回の問題を確認しておきましょう。

標準原価計算

 標準原価計算は第140回・第142回・第146回の第4問、第143回・第147回の第5問で出題されており、第142回・第143回のような差異分析の問題と、第140回・第146回・第147回のような勘定記入・仕訳などの問題の2つのパターンがあります。

 なぜか最近よく出題されていますし、第4問だけでなく第5問対策にもなるので、差異分析または勘定記入のどちらの問題が出題されても対応できるように万全の準備しておきましょう。

直接原価計算

 直接原価計算は標準原価計算と同様、第5問での出題がメインになりますが、前回の第149回のように第4問で出題されることもあります。

 第5問でよく出題されるCVP分析と全部原価計算の過去問とあわせて、第149回の問題を解いておきましょう。

第5問:胸に残り離れない予想ハズレの匂い、クレームが止むまでは帰れない~。

日商簿記検定2級 第5問の出題状況(直近10回分) ☆:第4問で出題 ★:第5問で出題
140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150





単純
工程別
組別
等級別
標準原価計算
直接原価計算

 第5問では、総合原価計算や標準原価計算、直接原価計算などがよく出題されます。

 第150回に関しては、【直接原価計算】が大本命になりますが、総合原価計算であれば…ここ最近の出題間隔が開いている【等級別総合原価計算】が出題される可能性が高そうです。

直接原価計算

 直接原価計算は第139回・第141回で出題されたようなCVP分析を絡めた問題と、第134回・第136回・第145回で出題されたような全部原価計算を絡めた問題の2パターンの出題が考えられます。

 第145回で後者のパターンの問題が出題されたことを考えますと、第150回で出題されるとしたら前者のCVP分析を絡めた問題の可能性が高いので、第139回・第141回の問題をきちんと押さえておきましょう。

総合原価計算

 総合原価計算は、第128回・第140回で出題された「等級別」、第129回・第137回・第148回で出題された「組別」、第130回・第138回・第144回で出題された「単純」、第123回・第131回・第142回・第149回で出題された「工程別」の4種類に大別できます。

 仮に、第150回で総合原価計算が出題されるのであれば…出題間隔が空いている等級別の可能性が高いと思います。第140回の第5問を使ってきちんと対策しておきましょう。

総合原価計算の問題を解くさいのポイント

 総合原価計算の過去問や予想問題を解くさいには、「原価の按分方法(平均法と先入先出法)」「減損・仕損の処理」「材料の投入タイミング別の処理の違い」の3つをポイントを重点的に確認しておいてください。

 また、第123回で出題された工程別総合原価計算の「半製品(→第1工程完成品の一部を半製品として外部に販売)」のように少しひねられる可能性があるので、問題をきちんと読んで解答することを心がけてください。

標準原価計算

 標準原価計算は第140回・第142回・第146回の第4問、第143回・第147回の第5問で出題されています。なぜか最近よく出題されているので、第150回で出題される可能性もじゅうぶんあります。

 出題パターンは、第135回・第142回・第143回のような差異分析の問題と、第140回・第146回・第147回のような勘定記入・仕訳などの問題の2つがありますが、第150回は差異分析の問題を重点的に押さえておきましょう。



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