第136回・日商簿記検定2級 試験問題予想

第136回・日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!

 簿記検定ナビの管理人が、2014年2月23日に行われる第136回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(日商簿記検定3級の出題予想は日商簿記検定3級 試験問題予想をご覧下さい)

第1問:今回も絶対に仕訳問題!きちんと過去問対策すれば20点満点取れます!

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳問題】です。今回も出題論点を「一般商品売買」「特殊商品売買」「手形取引」「銀行勘定調整表」「有価証券」「固定資産」「社債」「株式の発行」「税金の処理」「その他」に分類し、ひとつひとつチェックしていきましょう。

 まず、「一般商品売買」については、売上原価の計算や仕入割引・売上割引などの出題が考えられますが、難度・出題頻度ともに高くありません。

 第120回の問3で仕入割引が、第126回の問4で売上割引が出題されているので、第136回に関してはこれらの過去問を使ってそれぞれの基本的な仕訳を押さえておけばOKです。

 「特殊商品売買」については、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっているので、第136回についてもこの4つに注意してください。特に受託販売は第124回・第125回・第126回・第128回と集中的に出題されたにも関わらず、ここ最近は影を潜めているので要注意です。

 「手形取引」については、第126回の問1で手形の更改が、第126回の問3で受託販売にかかる荷為替手形が、第131回の問2第134回の問2で委託販売にかかる荷為替手形が、第133回の問1で売上取引にかかる荷為替手形が、第128回の問5第130回の問2第133回の問5で不渡手形に関する問題が出題されています。

 第136回については特殊商品売買にかかる荷為替手形や出題間隔が空いている手形の更改が出題される可能性が十分考えられるので、過去問を使ってきちんと対策してください。

 「銀行勘定調整表」については、第133回の問3・第134回の第2問でも出題されましたが、2級の仕訳問題の頻出論点のひとつなので、第136回で出題される可能性も十分あると思います。

 仕訳のポイントはズバリ未渡小切手の処理です。買掛金支払いのために振り出したものなのか(→買掛金勘定で処理)、その他の支払いのために振り出したものなのか(→未払金勘定で処理)を、過去問を使ってきちんと判断できるようにしておいてください。

 「有価証券」については、第133回の問2で売却に関する問題ががっつり出題ましたが、過去の出題実績を鑑みると第136回で出題される可能性も十分あると思います。

 なお、有価証券に関しては単純な購入・売却ではなく利息の処理もあわせて問われることが多いので、利息の受け払いの仕訳をきちんとマスターしておいてください。

 「固定資産」については、購入・売却・除却・焼失・修繕・買換と出題パターンが多いこともあって、かなりの確率(ほぼ毎回)で出題されています。ただ、第135回の第1問の問3で「除却」が、第2問で「焼失」に関する問題ががっつり出題されたので、第136回の出題可能性はそんなに高くないと思います。

 「社債」については、第123回で満期償還に関する仕訳問題が、第127回で社債の発行に関する問題が第134回で買入償還に関する問題が出題されたので、第136回で出題される可能性はそんなに高くないです。

 もし出るとすれば社債の満期償還になるかと思いますが、「社債の評価替え」→「社債の満期償還」という順番で処理するだけです。処理が怪しい方は過去問等で確認しておいてください。

 「株式の発行」については、第120回・第130回・第133回で設立時の新株発行に関する問題が、第122回・第127回・第131回で増資時の新株発行に関する問題が、第128回で株式申込証拠金に関する問題が出題されています。

 第133回で設立時の新株発行が問われているので、第136回で出題されるのであれば増資時の新株発行になると思います。株式の発行は最近よく問われるホットな論点なので、過去問を使ってきちんと押さえておいてください。

 「税金の処理」については、法人税や消費税、社会保険料の納付などの出題が考えられますが、第135回で社会保険料の納付に関する問題が出題されたので、第136回に関しては第127回以来出題されていない法人税に関する問題が怪しいと思います。

 法人税は過去に「第102回→第107回→第112回→第113回→第119回→第122回→第127回」というペースで出題されているので、もうそろそろ…と思いませんか?法人税は過去問対策が非常に有効なので、仕訳問題対策で昔の分も含めて対策しておいてください。

 最後に「その他」については、利益処分・役員賞与・本支店会計・偶発債務・債務の保証・各種引当金・企業結合・企業買収などの出題が考えられます。

 最近では、第125回で役員賞与が、第126回で本支店会計が、第127回で企業買収が、第129回で企業合併・商品保証引当金が、第129回・第135回で利益処分・偶発債務に関する問題が、第131回で繰越利益剰余金の補填に関する問題が出題されています。

 第136回の出題可能性はどれも低いと思いますが、企業結合・企業買収は初見だと厳しいので、過去問等で問題・処理方法を確認しておいてください。

 日商簿記検定2級の第1問の仕訳問題は、重要論点が繰り返し出題される傾向にあるので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って十分な過去問対策を講じてください。

 なお、前回の第135回試験の仕訳問題はいずれも過去問類似問題だったので、きちんと過去問対策をやっていれば短時間で満点が取れる問題でした。仕訳問題で20点満点が取れると、残り80点中50点(得点率:62.5%)以上取れば合格出来る計算になるので、一気に「合格」が現実的なものになります。

第2問:訳わかめな問題が続いていますが…特殊仕訳帳いつ出すの?次でしょ!

 第2問は、少し前までは特殊仕訳帳か伝票会計のどちらかが出題されることが多かったんですが、第132回の(恐怖の)特殊商品売買や第134回の(恐怖の)銀行勘定調整表、第135回の(恐怖の)有形固定資産の勘定記入など、最近は受験生の戦意を喪失させるようなエグい問題の出題が続いています。

 よって、第136回で何が出題されるのか予想するのは非常に難しいんですが、そもそも上記のような新形式の問題は予想不可能なので、予想可能な範囲で考えると【特殊仕訳帳】が出題される可能性が最も高いと思います。

 正直、伝票会計と迷ったんですが、伝票会計が第133回で出題されているのに対して、特殊仕訳帳が最後に出題されたのが第131回なので、順番的に次は特殊仕訳帳かな…と。ただ、伝票会計が出題される可能性も十分ありますので、両方ともきちんと対策しておいてください。


 特殊仕訳帳の問題は「帳簿記入」と「試算表作成」の2パターンに分類することが出来ますが、直近のそれぞれの出題実績は以下のようになります。

  • 帳簿記入 (第118回・第122回)
  • 試算表作成(第120回・第124回・第125回・第127回・第129回・第131回)

 第136回については、出題間隔を重視すれば「帳簿記入」が、出題頻度を重視すれば「試算表作成」が本命になりますが、準備の段階でどちらか片方に絞るのは危険なで、どちらが出題されて大丈夫なように過去問を使って対策をしておいてください。個人的には試算表作成のほうだと思います。


 伝票会計については近年の出題実績(第108回→第110回→第115回→第119回→第121回→第123回→第128回→第130回→第133回)を勘案すると、上でも述べましたが第136回で出題される可能性も十分にあります。伝票会計は過去問対策が非常に有効なので、過去問を使ってきちんと対策しておいてください。


 最後に…第132回・第134回・第135回で出題されたような新形式の問題への対応についてですが、事前に予想して対策を講じるのは費用対効果の面で現実的ではないので、出題されてしまった場合にはとにかく諦めずに部分点を積み上げていくことを心がけてください。

 というのも、作問者も「新形式の問題→受験生はなかなか点数が取れない」と分かっているようで、比較的簡単なところに点数が振られる可能性が高いからです。問題を解いているときに手応えがなくても、諦めずに粘った結果、予想以上に点数を取れていたという話しをよく聞きます。

 なお、第132回・第134回・第135回の問題の取り扱いについては、すぐに同じような問題が出るとは考えにくいので、「余裕があれば参考程度に確認する」という位置づけで良いと思います。

第3問:今回は「本支店会計」が大本命で、「財務諸表作成」が対抗です!

 第3問の出題割合は、本支店会計が40%、精算表作成問題が40%、財務諸表作成問題が20%ぐらいですが、第134回・第135回で本支店合計が出題されなかったので、第136回に関しては【本支店会計】が大本命になります。

 大本命の理由としては、本支店会計の出題頻度は、中1回(第109回→第111回、第111回→第113回、第113回→第115回、第115回→第117回、第123回→第125回→第127回)のときと、中2回(第117回→第120回、第120回→第123回、第127回→第130回、第130回→第133回)のときがあり、近年はこのどちらかのパターンで出題されているからです。

 本支店会計のポイントは、下書きを定型化することです。自分なりの解答パターンを確立して、機械的に数字を当てはめて解いていくことが本支店会計攻略のカギになります。

 具体的には、商品の流れを把握するために図を書いて、本店の「支店」勘定と「支店へ売上」勘定、支店の「本店」勘定と「本店より仕入」勘定の、4つのT勘定を書いて未達事項を反映させた上で、本店と支店の商品をボックス図を書いて…といった感じです。

 なお、本支店会計の下書き用紙の書き方については、第117回総評ページ第127回総評ページ第130回総評ページ第133回総評ページで、私が問題を解く際に実際に書いた下書き画像を交えて詳しく説明していますので、興味のある方はご覧ください。


 精算表作成問題と財務諸表作成問題については、2回連続で出題された(精算表)&そもそも出題可能性がそんなに高くない(財務諸表)ので、第136回の出題可能性は高くありませんが完全に切ってしまうのはリスクがあるので、過去問や予想問題等を使って最低限の準備はしておいてください。

 個人的には、どちらかが出るとしたら財務諸表作成問題だと思うので、第129回第131回等の過去問分析ページをご確認いただければと思います。


 あと、第99回・第108回と出題されて以来、20回近く出題されていない「決算三勘定」については、出題可能性はかなり低いと思いますが、全くやっていないと万が一出題されたときにパニックに陥るので、念の為に損益勘定→繰越利益剰余金勘定→繰越試算表という一連の勘定の流れを押さえておいてください。

 現在市販されている過去問集には第108回試験の問題は収録されていないので、決算三勘定が収録されている予想問題集等を購入して個別に対策しておいてください(本屋でパラパラと立ち読みすればたぶん見つかると思います)なお、あくまでも保険的な位置づけですので、1問押さえておけばそれで十分です。


 第3問の対策は、問題集や過去問を何度も繰り返し解くことが一番いいと思います。その際に気をつけるべきポイントがいくつかあるので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 下書きの量はなるべく少なくする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書き用紙は捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認するか、間違いノートにまとめる

 ご覧頂いてお分かりになると思いますが、決してどれも難しいことではありません。小さな工夫の積み重ねが、やがて大きな差になります。

第4問:本命は費目別計算!出るとしたら「材料費の勘定記入」…かな?

 第4問は、費目別計算を中心に工程別総合原価計算・部門別総合原価計算・本社工場会計・単純個別原価計算・勘定記入など幅広い論点から出題されるので予想するのは難しいんですが、今回は本命を【費目別計算】にします。

 費目別計算は好き嫌いがはっきり別れる論点ですが、帳簿組織と同じように「一度きちんと覚えたら得点源になる」ので、きちんと時間を割いて取り組んでください。

 なお、費目別計算は第125回・第132回試験のような仕訳を問うパターンと、第124回・第126回のような勘定記入のパターンがありますが、第136回試験対策としては後者の勘定記入のパターンをメインに対策してください。

 ちなみに、第124回では労務費が、第126回では経費がメインで問われているので、個人的には第136回は材料費の処理を問われる可能性が高いと考えています。

第5問:「直接」「標準」が出たら次は「総合」!等級別・組別・単純・工程別…

 第5問は、総合原価計算・直接原価計算・標準原価計算などから出題されますが、第132回・第134回で直接原価計算が、第135回で標準原価計算が出題されたので、第136回については【総合原価計算】の出題可能性が高いと思います。

 総合原価計算は第128回で出題された「等級別」、第129回で出題された「組別」、第125回・第130回で出題された「単純」、第123回・第131回で出題された「工程別」の4種類がありますが、今回はどれが出題されてもおかしくない状況です。よって、なるべく範囲を絞らずに満遍なく問題を解くように心がけてください。

 なお、過去の出題傾向を勘案すると、ボックスを書いて数字(金額)を埋めていくだけの簡単な問題が出題される可能性が高いですが、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も十分考えられます。

 練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。


 標準原価計算に関しては前回の第135回で出題されたので、第136回で出題される可能性は低いです。ただ、第126回・第127回のように連続で出題されたこともあり、完全に切ってしまうのはリスキーです。

 標準原価計算では「製造間接費の差異分析」がよく出題されるので、毎度おなじみのシュラッター図(語呂はこちら)をきちんと書けるようにしておいてください。また、勘定記入形式で問われることも大いに考えられるので、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という一連の流れを常に頭の中に入れておいてください。



ページの先頭へ