第134回・日商簿記検定2級 試験問題予想

第134回・日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!

 簿記検定ナビの管理人が、2013年6月9日に行われる第134回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(日商簿記検定3級の出題予想は日商簿記検定3級 試験問題予想をご覧下さい)

第1問:今回も絶対に仕訳問題!あきらめないでっ!(真矢みき風に)

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳問題】です。今回も出題論点を「一般商品売買」「特殊商品売買」「手形取引」「銀行勘定調整表」「有価証券」「固定資産」「社債」「株式の発行」「税金の処理」「その他」に分類し、ひとつひとつチェックしていきます。

 まず、「一般商品売買」については、売上原価の計算や仕入割引・売上割引などの出題が考えられますが、難度・出題頻度ともに高くありません。

 第120回の問3で仕入割引が、第126回の問4で売上割引が出題されているので、第134回に関してはこれらの過去問を使ってそれぞれの基本的な仕訳を押さえておけばOKです。

 「特殊商品売買」については、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっているので、第134回についてもこの4つに注意してください。特に受託販売は第124回・第125回・第126回・第128回と集中的に出題されています。

 「手形取引」については、第126回の問1で手形の更改が、第126回の問3で受託販売にかかる荷為替手形が、第131回の問2で委託販売にかかる荷為替手形が、第133回の問1で売上取引にかかる荷為替手形が、第128回の問5第130回の問2第133回の問5で不渡手形に関する問題が出題されています。

 第133回(前回)の問1と問5でがっつり出題されたので、第134回で手形取引が出題される可能性はそんなに高くないと思いますが、頻出論点のひとつなので「特殊商品売買にかかる荷為替手形」」や出題間隔が空いている「手形の更改」等は過去問を使ってきちんと対策してください。

 「銀行勘定調整表」については、仕訳問題の頻出論点のひとつですが、第133回の問3で出題されたので第134回で出題される可能性は高くないです。

 「有価証券」については、「固定資産」とともに頻出論点の筆頭に挙げられますが、第133回の問2で売却に関する問題ががっつり出題されたので、第134回で出題される可能性は低いです。

 なお、有価証券に関しては単純な購入・売却ではなく利息の処理もあわせて問われることが多いので、利息の受け払いの仕訳をきちんとマスターしておいてください。

 「固定資産」については、購入・売却・除却・焼失・修繕・買換と出題パターンが多いこともあって、かなりの確率(ほぼ毎回)で出題されていますが、第133回では出題されなかったので第134回で出題される可能性は高いと思います。

 個人的には、第121回以来出題されていない「除却」や、未決算を絡めた「焼失」等が出題されるのではないかと考えています。過去問を使ってきちんと対策しておいてください。

 「社債」については、第123回で満期償還に関する仕訳問題が、第127回で社債の発行に関する問題が出題されていますが、出題ペースを勘案すると第134回でそろそろ出題されてもおかしくないです。

 個人的には、第107回以降全く出題されていない社債の買入償還に関する問題がそろそろ出そうな気がします。第107回の問4の問題を使って、満期償還の仕訳とどこが違うのかを考えてみてください。

 「株式の発行」については、第120回・第130回・第133回で設立時の新株発行に関する問題が、第122回・第127回・第131回で増資時の新株発行に関する問題が、第128回で株式申込証拠金に関する問題が出題されています。

 第133回で設立時の新株発行が問われているので第134回は…という感じですが、最近よく問われるホットな論点なので、増資時の新株発行や株式申込証拠金については、過去問を使ってきちんと押さえておいてください。

 「税金の処理」については、法人税や消費税、社会保険料の納付などの出題が考えられますが、法人税に関しては第127回で、消費税に関しては第132回で出題されたので、第134回に関しては長らく出題されていない社会保険料の納付に関する問題が怪しいです。

 社会保険料の納付については先に給料を支払った時の仕訳を書きだしてから、解答仕訳を考えると分かりやすいです。

 最後に「その他」については、利益処分・役員賞与・本支店会計・偶発債務・債務の保証・各種引当金・企業結合・企業買収などの出題が考えられます。

 最近では、第125回で役員賞与が、第126回で本支店会計が、第127回で企業買収が、第129回で利益処分・偶発債務・企業合併・商品保証引当金が、第131回で繰越利益剰余金の補填に関する問題が出題されています。

 第134回については、第3問で本支店会計が出題される可能性はかなり低いのすが、逆に第1問で出題される可能性があるので、過去問を使って保険的な意味合いで対策しておいてください。

 日商簿記検定2級の第1問の仕訳問題は、重要論点が繰り返し出題される傾向にあるので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って十分な過去問対策を講じてください。

 なお、第133回で出題された仕訳問題は、きちんと過去問対策をやっていればわずかな解答時間で少なくとも4問(20点中16点)は取れたはずです。

第2問:伝票会計が2回連続の可能性は低いので…今回は特殊仕訳帳!

 第2問は特殊仕訳帳か伝票会計のどちらかが出題されることが多いですが、第133回で伝票会計の問題が出題されたので、第134回は【特殊仕訳帳】が出題される可能性が高いと思います。

 特殊仕訳帳の問題は「帳簿記入」と「試算表作成」の2パターンに分類することが出来ますが、直近のそれぞれの出題実績は以下のようになります。

  • 帳簿記入 (第118回・第122回)
  • 試算表作成(第120回・第124回・第125回・第127回・第129回・第131回)

 第134回については、出題間隔を重視すれば「帳簿記入」が、出題頻度を重視すれば「試算表作成」が本命になりますが、準備の段階でどちらか片方に絞るのは危険なで、どちらが出題されて大丈夫なように過去問を使って対策をしておいてください。


 なお、伝票会計については近年の出題実績(第108回→第110回→第115回→第119回→第121回→第123回→第128回→第130回→第133回)を勘案すると、2回連続出題される可能性はかなり低いです。

 つまり…決してお勧めはしませんが、本当に時間が無い場合は伝票会計を完全に切って賭けに出る選択肢もあるということです。ただ、ヤマが外れて伝票会計の問題が出題された時点で自動的に「終了~」になるので十分ご注意ください。


 最後に…第126回・第132回で出題されたような新形式の問題への対応についてですが、事前に予想して対策を講じるのは費用対効果の面で現実的ではないので、出題されてしまった場合にはとにかく諦めずに部分点を積み上げていくことを心がけてください。

 なお、第126回・第132回の問題の取り扱いについては、すぐに同じような問題が出るとは考えにくいので、「余裕があれば参考程度に確認する」という位置づけで良いと思います。

第3問:本支店会計の2回連続出題の可能性は…限りなく低いです!

 第3問は【精算表または財務諸表の作成問題】だと思います。第133回で本支店会計が出題されたので、近年の本支店会計の出題実績(第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回→第123回→第125回→第127回→第130回→第133回)を考えると、2回連続で出題される可能性はかなり低いです。

 つまり…決してお勧めはしませんが、第2問の伝票会計と同じように、本当に時間が無い場合は本支店会計を完全に切って賭けに出る選択肢もあるということです。ただ、本支店会計の問題が出題された時点で自動的に「終了~」になるので十分ご注意ください。

 ちなみに、管理人が個人的にウォッチしている第98回試験以降で本支店会計の問題が2回連続で出題されたことは1回もないのですが、最近のイレギュラーな出題を考えると、上にも書いたように2回連続で本支店会計が出題される可能性はかなり低いものの、全くないとは言い切れません。

 第3問の対策は問題集や過去問を何度も繰り返し解くことがベストですが、その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかありますので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 下書きの量はなるべく少なくする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書き用紙は捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認するか、間違いノートにまとめる

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付くのでがんばってください。なお、直近10回の試験(第124回~第133回)では、精算表の作成問題が4回(第124回第126回第128回第132回)出題され、財務諸表の作成問題が2回(第129回第131回)出題されているので、どちらかと言えば精算表の作成問題のほうを優先的に取り組むことをお勧めします。


 最後に、第99回・第108回と出題されて以来、もう20回以上出題されていない「決算三勘定」については、出題可能性は高くないですが、全くやっていないと万が一出題されたときにパニックに陥るので、念の為に損益勘定→繰越利益剰余金勘定→繰越試算表という一連の勘定の流れを押さえておいてください。

 現在市販されている過去問集には第108回試験の問題は収録されていないので、決算三勘定が収録されている予想問題集等を購入して個別に対策しておいてください(本屋でパラパラと立ち読みすればたぶん見つかると思います)なお、あくまでも保険的な位置づけですので、1問押さえておけばそれで十分です。

第4問:本命は費目別計算!対抗は単純個別原価計算!!

 第4問は、費目別計算を中心に工程別総合原価計算・部門別総合原価計算・本社工場会計・単純個別原価計算・勘定記入など幅広い論点から出題されるので予想するのは難しいんですが、今回は本命を【費目別計算】とし、対抗を【単純個別原価計算】にします。

 まず「本命」の費目別計算についてですが、前々回の第132回で出題されたものの頻出論点の筆頭なので、第134回で出題される可能性も十分にあります。費目別計算は好き嫌いがはっきり別れる論点ですが、帳簿組織と同じように「一度きちんと覚えたら得点源になる」ので、きちんと時間を割いて取り組んでください。

 なお、費目別計算は第125回・第132回試験のような仕訳を問うパターンと、第124回・第126回のような勘定記入のパターンがありますが、第134回試験対策としては後者の勘定記入のパターンをメインに対策してください。

 次に「対抗」の単純個別原価計算は、製造原価報告書と損益計算書を作成するパターンと、仕掛品勘定と損益計算書を作成するパターンの2つが考えられますが、後者のパターンは第127回試験で出題済みなので、第134回試験対策としては前者の製造原価報告書と損益計算書を作成するパターンをメインに対策してください。

第5問:標準原価計算が本命!総合原価計算なら等級別・組別の可能性も!

 第5問は、総合原価計算・直接原価計算・標準原価計算などから出題されますが、第128回で総合原価計算(等級別)が、第129回で総合原価計算(組別)が、第130回で総合原価計算(単純)が、第131回で総合原価計算(工程別)が、第132回で直接原価計算が出題されたので、第134回については【標準原価計算】の出題可能性が高いと思います。

 標準原価計算に関しては製造間接費の差異分析がよく出題されるので、毎度おなじみのシュラッター図(語呂はこちら)をきちんと書けるようにしておいてください。また、勘定記入形式で問われることも大いに考えられるので、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という一連の流れを常に頭の中に入れておいてください。


 頻出論点である総合原価計算に関しては、もし第134回で出題されるとしたら等級別総合原価計算(第128回で出題)や組別総合原価計算(第129回)の出題可能性が高いと思います。第128回・第129回の過去問を使ってきちんと対策しておいてください。

 なお、過去の出題傾向からすると、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が出題される可能性が高いですが、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も十分考えられます。

 練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。



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