第133回・日商簿記検定2級 試験問題予想

第133回・日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!

 簿記検定ナビの管理人が、2013年2月24日に行われる第133回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(日商簿記検定3級の出題予想は日商簿記検定3級 試験問題予想をご覧下さい)

第1問:今回も絶対に仕訳問題!

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳問題】です。今回は出題論点を「一般商品売買」「特殊商品売買」「手形取引」「銀行勘定調整表」「有価証券」「固定資産」「社債」「株式の発行」「税金の処理」「その他」に分類し、ひとつひとつチェックしていきます。

 まず、「一般商品売買」については、売上原価の計算や仕入割引・売上割引などの出題が考えられますが、出題頻度は高くありません。

 第120回の問3で仕入割引が、第126回の問4で売上割引が出題されていますので、第133回に関してはこれらの過去問を使ってそれぞれの基本的な仕訳を押さえておけばOKだと思います。

 「特殊商品売買」については、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっているので、第133回についてもこの4つに注意してください。特に受託販売は第124回・第125回・第126回・第128回と集中的に出題されています。

 「手形取引」については、第126回の問1で手形の更改が、第126回の問3で受託販売にかかる荷為替手形が、第131回の問2で委託販売にかかる荷為替手形が、第128回の問5第130回の問2で不渡手形に関する問題が出題されています。

 ここ最近は特殊商品売買に絡めて出題されることが多いので、第133回に関しては「受託販売にかかる荷為替手形」や出題間隔があいている「不渡手形」を中心に対策してください。

 「銀行勘定調整表」については、仕訳問題の頻出論点のひとつですが、第125回の出題を最後に中7回あいたので、もうそろそろ出題されそうな感じです。

 仕訳のポイントはズバリ未渡小切手の処理です。買掛金支払いのために振り出したものなのか(→買掛金勘定で処理)、その他の支払いのために振り出したものなのか(→未払金勘定で処理)を、過去問を使ってきちんと判断できるようにしておいてください。

 「有価証券」については、「固定資産」とともに頻出論点の筆頭に挙げられますが、購入よりも売却の方が出題頻度が圧倒的に高いので、売却の問題を中心に対策しておいてください。

 また、利息の処理についてもよく問われるので、購入・売却時の利息の受け払いの仕訳をきちんとマスターしておいてください。

 「固定資産」については、購入・売却・除却・焼失・修繕・買換と出題パターンが多いこともあって、かなりの確率(ほぼ毎回)で出題されていますが、第132回試験で「改良と修繕」「売却」が同時に出題されたので、第133回での出題可能性はあまり高いないです。

 「社債」については、第123回で満期償還に関する仕訳問題が、第127回で社債の発行に関する問題が出題されていますが、出題ペースを勘案すると第133回でそろそろ出題されてもおかしくないです。

 個人的には、第107回以降全く出題されていない社債の買入償還に関する問題がそろそろ出そうな気がします。第107回の問4の問題を使って、満期償還の仕訳とどこが違うのかを考えてみてください。

 「株式の発行」については、第120回・第130回で設立時の新株発行に関する問題が、第122回・第127回・第131回で増資時の新株発行に関する問題が、第128回で株式申込証拠金に関する問題が出題されているので、第133回で出題される可能性はあまり高くありません。

 「税金の処理」については、法人税や消費税、社会保険料の納付などの出題が考えられますが、法人税に関しては第127回で、消費税に関しては第132回で出題されたので、第133回に関しては長らく出題されていない社会保険料の納付に関する問題が怪しいです。

 社会保険料の納付については先に給料を支払った時の仕訳を書きだしてから、解答仕訳を考えると分かりやすいです。

 最後に「その他」については、利益処分・役員賞与・本支店会計・偶発債務・債務の保証・各種引当金・企業結合・企業買収などの出題が考えられます。

 最近では、第125回で役員賞与が、第126回で本支店会計が、第127回で企業買収が、第129回で利益処分・偶発債務・企業合併・商品保証引当金が、第131回で繰越利益剰余金の補填に関する問題が出題されています。

 第133回については、おそらく第3問で本支店会計が出題されると思いますが、万が一、出題されない場合は第1問で問われる可能性があるので、保険的な意味合いで対策しておくことをおすすめします。

 日商簿記検定2級の第1問の仕訳問題は、重要論点が繰り返し出題される傾向にあるので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って十分な過去問対策を講じてください。

 なお、第132回で出題された仕訳問題は、きちんと過去問対策をやっていればわずかな解答時間で少なくとも4問(20点中16点)は取れたはずです。

第2問:新形式問題が出題された後の予想は難しいけど…今回は伝票会計!

 第2問は特殊仕訳帳か伝票会計が出題されることが多いのですが、第125回・第127回・第129回・第131回と特殊仕訳帳の問題が出題されていることを勘案しますと、第133回は【伝票会計】が出題される可能性が高いと思います。

 伝票会計の過去の出題実績は(第108回第110回第115回第119回第121回第123回第128回第130回)といった感じですが、過去問に類似した問題が何度も繰り返し出題される傾向にあるので、各回の過去問を使ってきちんと対策してください。

 なお、簿記検定ナビでは下書き用紙の書き方などを出題傾向・過去問徹底分析のページで公開しているので、興味のある方はご覧ください。

 あと、伝票会計に関しては…下の画像の内容をきちんと理解できているか確認してください。この画像は管理人が実際に作ったまとめノートの一部ですが、この画像の内容を理解しておけば、たいていの伝票会計の問題に対応できるはずです。

伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート2
伝票会計のまとめノート2

 最後に…第126回・第132回で出題されたような新形式の問題への対応についてですが、事前に予想して対策を講じるのは費用対効果の面で現実的ではないので、出題されてしまった場合にはとにかく諦めずに部分点を積み上げていくようにしてください。

 なお、第126回・第132回の問題の取り扱いについては、すぐに同じような問題が出るとは考えにくいので、「余裕があれば参考程度に」という位置づけで良いと思います。

第3問:今回はかなりの確率で本支店会計!

 第3問の出題割合は、本支店会計が40%、精算表作成問題が40%、財務諸表作成問題が20%ぐらいですが、第131回・第132回で本支店合計が出題されなかったので、第133回については【本支店会計】が大本命になります。

 大本命の理由としては、本支店会計の出題頻度は、中1回(第109回→第111回、第111回→第113回、第113回→第115回、第115回→第117回、第123回→第125回→第127回)のときと、中2回(第117回→第120回、第120回→第123回、第127回→第130回)のときがあり、近年はこのどちらかのパターンで出題されているからです。

 つまり、「本支店会計が3回連続で出題されない可能性」はかなり低いので、第133回試験の第3問に関しては本支店会計が「大本命」ということになります。

 なお、本支店会計のポイントは、下書きを定型化することです。自分で下書きの記入順序を決めて、機械的に解くことをおすすめします。自分なりの解答パターンを確立させておくことが高得点獲得のカギとなります。

 具体的には、商品の流れを把握するために図を書いて、本店の「支店」勘定と「支店へ売上」勘定、支店の「本店」勘定と「本店より仕入」勘定の、4つのT勘定を書いて未達事項を反映させた上で、本店と支店の商品をボックス図を書く…といった感じです。

 なお、本支店会計の下書き用紙の書き方については、第117回総評ページ第127回総評ページで、管理人が実際に書いた下書き用紙の画像を交えて詳しく解説しているので、興味のある方はご覧ください。


 なお、精算表作成問題と財務諸表作成問題については、出題可能性は高くありませんが完全に切ってしまうのはリスクがあるので、過去問や予想問題等を使って最低限の準備はしておいてください。

 個人的には、どちらかが出るとしたら精算表作成問題だと思いますので、第126回第128回第132回等の過去問分析ページを活用して優先的に取り組んでいただければと思います。


 あと、第99回・第108回と出題されて以来、20回近く出題されていない「決算三勘定」については、出題可能性は高くないと思いますが、全くやっていないと万が一出題されたときにパニックに陥るので、念の為に損益勘定→繰越利益剰余金勘定→繰越試算表という一連の勘定の流れを押さえておいてください。

 現在市販されている過去問集には第108回試験の問題は収録されていないので、決算三勘定が収録されている予想問題集等を購入して個別に対策しておいてください(本屋でパラパラと立ち読みすればたぶん見つかると思います)なお、あくまでも保険的な位置づけですので、1問押さえておけばそれで十分です。


 第3問の対策は、問題集や過去問を何度も繰り返し解くことが一番いいと思います。その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかあるので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 解き方を固定化し、ケアレスミスを防ぐ(出題される仕訳はパターン化されている)
  • 下書きの量はなるべく少なくする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書き用紙は捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認するか、間違いノートにまとめる

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付くので、がんばって取り組んでください。

第4問:本命は単純個別原価計算!対抗は…2回連続出題もありえる費目別計算!!

 第4問は、費目別計算を中心に工程別総合原価計算・部門別総合原価計算・本社工場会計・単純個別原価計算・勘定記入など幅広い論点から出題されるので予想するのは難しいんですが、今回は本命を【単純個別原価計算】とし、対抗を【費目別計算】にしようと思います。

 まず「本命」の単純個別原価計算は、製造原価報告書と損益計算書を作成するパターンと、仕掛品勘定と損益計算書を作成するパターンの2つが考えられますが、後者のパターンは第127回試験で出題済みなので、第133回試験対策としては前者の製造原価報告書と損益計算書を作成するパターンをメインに対策してください。

 次に「対抗」の費目別計算についてですが、第132回試験に引き続き2回連続で出題される可能性も捨て切れません。費目別計算は第125回・第132回試験のような仕訳を問うパターンと、第124回・第126回のような勘定記入のパターンがありますが、第133回試験対策としては後者の勘定記入のパターンをメインに対策してください。

第5問:標準原価計算が本命!総合原価計算なら等級別・組別の可能性も!

 第5問は、総合原価計算・直接原価計算・標準原価計算などから出題されますが、第128回で総合原価計算(等級別)が、第129回で総合原価計算(組別)が、第130回で総合原価計算(単純)が、第131回で総合原価計算(工程別)が、第132回で直接原価計算が出題されたので、第133回については【標準原価計算】の出題可能性が高いと思います。

 標準原価計算に関しては製造間接費の差異分析がよく出題されるので、毎度おなじみのシュラッター図をきちんと書けるようにしておいてください。また、勘定記入形式で問われることも大いに考えられるので、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という一連の流れを常に頭の中に入れておいてください。


 頻出論点である総合原価計算に関しては、もし第133回で出題されるとしたら等級別総合原価計算(第128回で出題)や組別総合原価計算(第129回)の出題可能性が高いと思います。第128回・第129回の過去問を使ってきちんと対策しておいてください。

 なお、過去の出題傾向からすると、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が出題される可能性が高いですが、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も十分考えられます。

 練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。



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