第128回・日商簿記検定2級 試験問題予想

第128回・日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!

 簿記検定ナビの管理人が、2011年6月12日に行われる第128回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(日商簿記検定3級の出題予想は、日商簿記検定3級 試験問題予想をご覧下さい)

第1問:今回も絶対に仕訳問題!

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳問題】です。今回は出題論点を「一般商品売買」「特殊商品売買」「手形取引」「銀行勘定調整表」「有価証券」「固定資産」「社債」「株式の発行」「税金の処理」「その他」に分類し、ひとつひとつチェックしていきたいと思います。

 まず、「一般商品売買」については、売上原価の計算や仕入割引・売上割引などの出題が考えられますが、第126回で売上割引が出題されましたので、第128回に関しては仕入割引の基本的な仕訳を切れるようにしておけばOKだと思います。

 「特殊商品売買」については、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっていますので、第128回に関してはこの4つについて特に注意しておく必要があります。第127回で出題された割賦販売については、苦手な方は切ってしまっても良いと思います。

 「手形取引」については、第126回の問3で受託販売にかかる荷為替手形の問題が出題されましたので、第128回については、第117回・第123回で出題された不渡手形のほうを中心に勉強しておいてください。

 「銀行勘定調整表」については、第123回・第125回で出題されていますので、第128回の出題可能性はそれほど高くないと思いますが、頻出論点のひとつですのできちんと押さえておいてください。

 「有価証券」については、「固定資産」とともに頻出論点の筆頭に挙げられますが、購入よりも売却の方が出題頻度が高いので、売却の問題を中心に対策を講じておいてください。また、利息の処理についてもよく問われますので、購入・売却時の利息の受け払いの仕訳をきちんとマスターしておいてください。

 「固定資産」については、購入・売却・除却・焼失・修繕・買換と出題パターンが多いこともあって、かなりの確率(ほぼ毎回)で出題されていますが、除却に関してはここ最近出題されていませんので注意してください。

 「社債」については、第123回で満期償還に関する仕訳問題が、第127回で社債の発行に関する問題が出題されていますので、第128回で出題される可能性はそんなに高くないですが、個人的には第107回以降全く出題されていない社債の買入償還に関する問題がそろそろ出てもおかしくないと思っています。

 「株式の発行」については、第120回で設立時の新株発行に関する問題が、第122回・第127回で増資時の新株発行に関する問題が出題されていますので、第128回で出題される可能性はあまり高くありません。

 「税金の処理」については、法人税と消費税の出題が考えられますが、法人税に関しては第127回で出題されましたので、どちらかというと消費税のほうが出題可能性が高いです。税込方式・税抜方式の処理をきちんと押さえておいてください。

 最後に「その他」については、役員賞与・本支店会計・保証債務・企業結合などの出題が考えられますが、最近では第125回で役員賞与に関する問題が、第126回で本支店会計に関する問題が、第127回で企業買収に関する問題が出題されましたので、第128回対策としては保証債務の基本的な仕訳を切れるようにしておけばOKだと思います。

 日商簿記検定2級の第1問の仕訳問題は、重要論点が繰り返し出題される傾向にありますので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って十分な過去問対策を講じてください。第126回で出題された仕訳問題は、きちんと過去問対策をやっていれば少なくとも4問(20点中16点)は取れたはずです。

第2問:もうそろそろ…伝票会計の仕訳日計表作成問題でしょう!

 第2問は帳簿組織か伝票会計が出題されることが多いのですが、第124回・第125回・第127回と帳簿組織の問題が出題されていることを勘案しますと、第128回は【伝票会計】のほうが出題可能性が高いと思います。

 なお、伝票会計の過去の出題実績は(第108回第110回第115回第119回第121回第123回)なっていますので、各回の過去問を使って対策するようにしてください。簿記検定ナビでは下書き用紙の書き方などを出題傾向・過去問徹底分析のページで公開していますので、興味のある方はご覧ください。

 あと、伝票会計に関しては…下の画像の内容をきちんと理解できているか確認してください。この画像は管理人が実際に作ったまとめノートの一部ですが、この画像の内容を確実に理解しておけば、たいていの伝票会計の問題に対応できるはずです。

 ちなみに、伝票会計の問題は第121回第123回の問題を見比べていただくと一目瞭然ですが、過去問とほとんど同じような形式で出題されるパターンが多いですので、必ず過去問を使って十分な対策を行うようにしてください。

伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート2
伝票会計のまとめノート2

 最後に…第126回で出題されたような新形式の問題への対応についてですが、事前に予想して対策を講じるのは費用対効果の面で現実的ではありませんので、出題されてしまった場合にはとにかく諦めずに部分点を積み上げていくようにしてください。

 第126回の問題も一見すると全く歯が立たないような感じがしますが、前半部分の仕訳は特に難しいわけではないので、少なくとも20点中6点~8点は取れたはずです。

 なお、第126回で出題された特殊商品売買の難問に関しては、すぐに同じような問題が出るとは考えにくいので、「余裕があれば参考程度に」という位置づけで良いと思います。

第3問:本支店会計の2回連続出題の可能性は…限りなく低いです!

 第3問は【精算表または財務諸表の作成問題】だと思います。第127回で本支店会計が出題されましたので、近年の出題実績(第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回→第123回→第125回→第127回)を勘案しますと、2回連続で本支店会計から出題される可能性はかなり低いと思われます。

 つまり…決してお勧めはしませんが、本当に時間が無い場合は本支店会計を完全に切って賭けに出る選択肢もあるということです。

 ただ、本支店会計の問題が出題された時点で自動的に「終了~」となりますので十分ご注意ください。管理人が個人的にウォッチしている第98回試験以降で本支店会計の問題が2回連続で出題されたことはないのですが、最近のイレギュラーな出題を勘案しますと、上にも書きましたように2回連続で本支店会計が出題される可能性はかなり低いものの、全くないとは言い切れないです。

 次に、第3問の対策は問題集や過去問を何度も繰り返し解くことがベストだと思いますが、その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかありますので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 下書きの量はなるべく少なくする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書き用紙は捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認するか、間違いノートにまとめる

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付きますので、がんばってください。なお、直近10回の試験(第117回~第126回)では、精算表の作成問題が4回(第119回第121回第124回第126回)出題され、財務諸表の作成問題が2回(第118回第122回)出題されている状況ですので、どちらかと言えば精算表の作成問題のほうを優先的に取り組むことをお勧めします。

 最後に、第99回・第108回と出題されて以来、20回近く出題されていない「決算三勘定」については、損益勘定→繰越利益剰余金勘定→繰越試算表という一連の勘定の流れをきちんと押さえておいてください。

 なお、市販されている過去問集には第99回・第108回の問題は収録されていないと思いますので、市販の予想問題集などを購入して対策しておいてください。

第4問:予想するのが難しいので、出そうなところは満遍なく対策しておくべし!

 第4問は、勘定連絡・費目別計算・個別原価計算・総合原価計算・本社工場会計など幅広い論点から出題されますので予想するのはなかなか難しいのですが、「出題間隔」を重視すれば第123回以降出題されていない【部門別計算】や、第119回以降出題されていない【本社工場会計】、「ここ最近の出題回数」を重視すれば第124回・第125回・第126回と3回連続で出題されている【費目別計算】あたりからの出題が考えられます。


 部門別計算に関しては、第123回の問題を見てもらえば分かると思いますが、出題されればボーナス問題になる可能性が高いです。ただ、最初の単価計算の部分で間違えてしまうと、その後の部分も芋づる式に間違えてしまう恐れがありますので気をつけてください。


 本社工場会計に関しては、まず工場の帳簿にどんな勘定科目が設定されているのかチェックする必要がありますが、この作業を怠ると工場の帳簿に設定されていない勘定科目を使って仕訳を切ってしまう可能性が出てきてしまいますので、必ず一番最初にチェックを行うようにしてください。

 次に、本社と工場の間で行われる取引に注意しつつ勘定連絡図を作る作業に移りますが、第112回や第119回の過去問を見る限りでは基本的な処理しか問われていませんので、過去問レベルの問題を解けるようにしておけば問題ないと思います。

 なお、勘定連絡図については、完成したものを眺めているだけではなかなか頭に入ってきませんから、手を動かして体で覚えるようにしてください。

 勘定の流れをスムーズに意識できるようになると、本社工場会計だけでなく他の論点の理解力アップにも繋がりますので、理解できるまで諦めずに根気強く取り組むようにしてください。


 最後に、費目別計算に関しては、材料費・労務費・経費のそれぞれを「直接」と「間接」にきちんと分類できるようにしておいてください。また、配賦差異の処理もよく問われますので、過去問や予想問題できちんと処理を確認しておいてください。

 なお、問題用紙だけでなく解答用紙にも問題を解く上での「ヒント」が隠れている場合がありますので、解き始める前に解答用紙のほうもチェックするようにしてください。

第5問:さすがに今度は総合原価計算でしょう!た、た、たぶん…。

 第5問は、総合原価計算・直接原価計算・標準原価計算などから出題されますが、第124回で直接原価計算に関する問題が、第126回・第127回で標準原価計算に関する問題が出題されましたので、第128回については【総合原価計算】の出題可能性が高いと思います。

 総合原価計算に関する問題としては、単純総合原価計算・組別総合原価計算・等級別総合原価計算・工程別総合原価計算などの種類がありますが、もし第128回で出題されるとしたら、第125回で出題された単純総合原価計算や第123回で出題された工程別総合原価計算よりも、第121回以来出題されていない組別総合原価計算や、第118回以来出題されていない等級別総合原価計算のほうが出題可能性が高いと思います。

 なお、過去の出題実績を勘案しますと、第122回・第125の単純総合原価計算・第123回の工程別総合原価計算の問題のように、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が出題される可能性が高いと思います。

 ただ、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も考えられますので、練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。



簿記オフ会のおしらせ
簿記オフ会

 2019年11月30日(土)の18時から東京・渋谷で、2019年12月8日(日)の11時から東京・新宿で簿記検定ナビ主催の簿記オフ会を開催いたします。現在参加者募集中です!

 みんなで楽しくご飯を食べながら、気分転換&情報交換しませんか?人見知りする方も管理人がフォローしますので心配いりません。ぜひぜひご参加ください!

簿記教材の割引キャンペーン情報
CyberBookStore

 資格の学校TACの直販サイトでは、TAC出版の簿記教材を割引価格(定価の10%~20%オフ)&冊数に関係なく送料無料で購入することができます。

簿記検定ナビの人気コンテンツ

ページの先頭へ