第126回・日商簿記検定2級 試験問題予想

第126回・日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!

 簿記検定ナビの管理人が、2010年11月21日に行われる第126回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(日商簿記検定3級は日商簿記検定3級 試験問題予想をご覧下さい)

商業簿記

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳】です。固定資産に関する取引(購入・売却・除却・焼失・修繕)は近年、かなりの確率で出題されていますが、除却に関してはここ最近出題されていませんので注意してください。

 その他では有価証券に関する取引(購入・売却)なんかもよく出題されていますが、購入よりも売却の方が出題頻度が高いです。

 なお、前回(第125回)試験の問2で有価証券の売却に関する問題が出題されていますが、「第118回・第119回」「第121回・第122回」のように連続して出題される可能性も十分ありますので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って重点的に学習しておいてください。

 特殊商品売買では、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっていますが、第124回・第125回で受託販売の問題が出題されましたので、第126回に関しては、その他の3つについて注意しておく必要があります。

 なお、社債に関する取引ですが、第123回で満期償還に関する仕訳問題が出題されていますので、第126回で社債に関する問題が出題されるとしたら、第120回以降出題されていない社債の購入に関する問題か、第107回以降全く出題されていない社債の買入償還に関する問題の可能性が高いです。

 ただ、古いテキストでは「社債発行差金」勘定を使って説明しているものがあると思いますので、その点には気をつけるようにしてください(新しいテキストを使っている方は特に心配する必要はありません)

 日商簿記検定2級の第1問の仕訳問題は、重要論点が繰り返し出題される傾向にありますので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って十分な過去問対策を講じてください。第126回の仕訳問題は、きちんと過去問対策をやっていれば短時間で正解にたどり着ける問題でした。


 第2問は帳簿組織か伝票会計が出題されることが多いのですが、第125回試験で帳簿組織に関する問題がガッツリ出ましたし、第124回・第125回と連続して帳簿組織の問題が出題されていることを勘案しますと、今回は【伝票会計】のほうが出題可能性が高いと思います。

 なお、伝票会計の過去の出題実績は(第108回第110回第115回第119回第121回第123回)なっていますので、各回の過去問を使って対策するようにしてください。簿記検定ナビでは下書き用紙の書き方などを出題傾向・過去問徹底分析のページで公開していますので、興味のある方はご覧ください。

 あと、伝票会計に関しては…下の画像の内容をきちんと理解できているか確認してください。この画像は管理人が実際に作ったまとめノートの一部ですが、この画像の内容を確実に理解しておけば、たいていの伝票会計の問題に対応できるはずです。

 ちなみに、伝票会計の問題は第121回第123回の問題を見比べていただくと一目瞭然ですが、過去問とほとんど同じような形式で出題されるパターンが多いですので、必ず十分な過去問対策を行うようにしてください。

伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート1
伝票会計のまとめノート2
伝票会計のまとめノート2

 第3問は【精算表または財務諸表の作成問題】だと思います。第125回で本支店会計が出題されましたので、近年の出題実績(第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回→第123回→第125回)を勘案しますと、2回連続で本支店会計から出題される可能性はかなり低いと思われます。

 つまり…決してお勧めはしませんが、本当に時間が無い場合は本支店会計を完全に切って賭けに出る選択肢もあるということです。

 ただ、本支店会計の問題が出題された時点で自動的に「終了~」となりますので十分ご注意ください。管理人が個人的にウォッチしている第98回試験以降で本支店会計の問題が2回連続で出題されたことはないのですが、最近のイレギュラーな出題を勘案しますと、上にも書きましたように2回連続で本支店会計が出題される可能性はかなり低いものの、全くないとは言い切れないです。

 次に、第3問の対策は問題集や過去問を何度も繰り返し解くことがベストだと思いますが、その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかありますので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 下書きの量はなるべく少なくする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書き用紙は捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認するか、間違いノートにまとめる

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付きますので、がんばってください。なお、直近10回の試験(第116回~第125回)では、精算表の作成問題が4回(第116回第119回第121回第124回)出題され、財務諸表の作成問題が2回(第118回第122回)出題されている状況ですので、どちらかと言えば精算表の作成問題のほうを優先的に取り組むことをお勧めします。

工業簿記

 第4問は、勘定連絡・費目別計算・個別原価計算・総合原価計算・本社工場会計など幅広い論点から出題されますので予想するのはなかなか難しいのですが、第118回以降出題されていない【単純個別原価計算】や、第119回以降出題されていない【本社工場会計】あたりからの出題が怪しいような気がします。

 単純個別原価計算に関しては、まず以下のポイントを押さえることが大前提となります。計算の数字自体は簡単な場合が多いですので、この分類をしっかり出来るかどうかがカギとなります。

  • 月末(期末)時点で未完成→【期末仕掛品】
  • 月末(期末)時点で完成済みだが引渡しが行われていない→【期末製品】
  • 月末(期末)時点で完成済みで引渡し済み→【売上原価】

 本社工場会計に関しては、まず工場の帳簿にどんな勘定科目が設定されているのかチェックする必要がありますが、この作業を怠ると工場の帳簿に設定されていない勘定科目を使って仕訳を切ってしまう可能性が出てきてしまいますので、必ず一番最初にチェックを行うようにしてください。

 次に、本社と工場の間で行われる取引に注意しつつ勘定連絡図を作る作業に移りますが、第112回や第119回の過去問を見る限りでは基本的な処理しか問われていませんので、過去問レベルの問題を解けるようにしておけば問題ないと思います。

 なお、勘定連絡図については、完成したものを眺めているだけではなかなか頭に入ってきませんから、手を動かして体で覚えるようにしてください。

 勘定の流れをスムーズに意識できるようになると、本社工場会計だけでなく他の論点の理解力アップにも繋がりますので、理解できるまで諦めずに根気強く取り組むようにしてください。


 第5問は、総合原価計算・直接原価計算・標準原価計算などから出題されますが、第125回で各専門学校&簿記検定ナビの本命だった【標準原価計算】が出題されませんでしたので、第126回の予想も引き続き【標準原価計算】を本命とし、総合原価計算を対抗とさせていただきます。

 標準原価計算に関しては製造間接費の差異分析がよく出題されますので、毎度おなじみのシュラッター図をきちんと書けるようにしておいてください。

 また、勘定記入形式で問われることも大いに考えられますので、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という一連の流れを常に頭の中に入れておくようにしてください。

 総合原価計算に関しては、もし第126回で出題されるとしたら組別総合原価計算や等級別総合原価計算の出題可能性が高いと思います。

 過去の出題実績を勘案しますと、第122回・第125の単純総合原価計算・第123回の工程別総合原価計算の問題のように、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が出題される可能性が高いと思います。

 ただ、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も考えられますので、練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。



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