第124回・日商簿記検定2級 試験問題予想

管理人の試験問題予想を大公開します!

 このページは、簿記検定ナビの管理人が第124回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです。

商業簿記

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳】です。固定資産に関する取引(購入・売却・除却・焼失・修繕)は近年、かなりの確率で出題されていますので、必ず過去問対策をしておいてください。その他では有価証券に関する取引(購入・売却)なんかもよく出題されています。

 特殊商品売買では、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっていますが、ここ4回ほど出題されていませんので注意してください。

 なお、社債に関する取引ですが、第123回で満期償還に関する仕訳問題が出題されていますので、出されるとしたら償還の方ではなく発行の方の仕訳になると思いますが、古いテキストでは「社債発行差金」勘定を使って説明しているものがあると思いますので、その点には気をつけるようにしてください(新しいテキストを使っている方は特に心配する必要はありません)


 第2問は帳簿組織か伝票会計ですが、おそらく今回は【帳簿組織】だと思います。近年は帳簿組織の中でも特殊仕訳帳に関する問題が頻出されていますので、必ず押さえておくようにしてください。

 なお、伝票会計は第119回・第121回・第123回で出題されており、過去の出題実績(第108回→第110回→第115回→第119回→第121回→第123回)を勘案すると、第124回で伝票会計が出題される可能性は低いと思います。ここ最近では伝票会計が連続して出題されたことはありませんので、勉強の進み具合によっては思い切って伝票会計を切るのも1つの手です。

 帳簿組織が出題された回は第109回第111回第113回第114回第116回第117回第118回第120回第122回です。簿記検定ナビでは下書き用紙の書き方などを出題傾向・過去問徹底分析のページで公開していますので、興味のある方はご覧ください。


 第3問は【精算表または財務諸表の作成問題】だと思います。第123回で本命だった本支店会計が予想通り出題されましたので、近年の出題実績を勘案しますと(第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回→第123回)、2回連続で本支店会計から出題される可能性はかなり低いと思われます。

 つまり…決してお勧めはしませんが、本当に時間が無い場合は本支店会計を完全に切って賭けに出る選択肢もあるということです。ただ、本支店会計の問題が出題された時点で自動的に「終了~」となりますのでご注意ください。

 なお第3問の対策は、問題集や過去問を何度も繰り返し解くことが一番いいと思います。その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかありますので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 解き方を固定化し、ケアレスミスを防ぐ(出題される決算整理仕訳はパターン化されている)
  • 下書き用紙はなるべくシンプルなものにする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書きは捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと今回のものを比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認する(何度も間違える箇所は、間違いノートで何度も復習)

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付きますので、がんばってください。

工業簿記

 第4問は、【費目別の分類】と【個別原価計算】が怪しいです。費目別の分類は苦手な方が多い論点ですが、ひっかけるポイントは毎回決まっていますので、よく間違えるところは割り切って暗記してください。

 個別原価計算は、まず以下のポイントを押さえることが大前提となります。計算の数字自体は簡単な場合が多いですので、この分類をしっかり出来るかどうかがカギとなります。

  • 月末(期末)時点で未完成→【期末仕掛品】
  • 月末(期末)時点で完成済みだが引渡しが行われていない→【期末製品】
  • 月末(期末)時点で完成済みで引渡し済み→【売上原価】

 あとは、工業簿記の勘定連絡もきちんと押さえておくようにしておください。勘定連絡図をきちんと書けないということは、工業簿記の一巡の流れを正しく理解できていないことを意味します。第121回総評ページ第122回総評ページで、管理人が問題を解く際に実際に書いた勘定連絡図を載せておりますので、一度確認しておいてください。

 なお、勘定連絡図については、眺めているだけではなかなか頭に入ってきませんから、手を動かして体で覚えるようにしてください。勘定の流れを意識できるようになると、工業簿記が一気に得意になりますので、理解できるまで諦めずに根気強く取り組むようにしてください。


 第5問はそろそろ【直接原価計算】が出題されそうな気がします。ここ6回出題されていませんので、第124回あたりに出題されても全然おかしくありません…と毎回予想して外れていますが、さすがに次こそはと思っております(第4問・第5問は様々な分野から出題されますので予想するのが難しいのです)

 直接原価計算はCVPに絡めて出題されるケースが多いので、安全余裕率や損益分岐点売上高などの公式は必ず暗記しておきましょう。

直接原価計算のまとめ画像
直接原価計算のまとめ画像

 また、直接原価計算…に限らず工業簿記は何でもそうですが、最初のほうで間違えてしまうと、芋づる式に間違えてしまうことになりますので、慎重に数字を出すように心がけてください。問題自体は簡単なものが多いです。

 【総合原価計算】は、第122回の単純総合原価計算・第123回の工程別総合原価計算の問題のように、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が多いですが、第123回の【半製品】のように問い方を少しひねられる可能性も考えられますので、練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。

 出題傾向を勘案しますと、もし第124回で総合原価計算が出題されるなら、組別総合原価計算や等級別総合原価計算の出題可能性が高いと思います。

 【標準原価計算】は、製造間接費の差異分析がよく出題されますので、シュラッター図をきちんと書けるようにしておいてください。また、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という計算の流れを常に頭の中に入れておくようにしてください。



ページの先頭へ