第123回・日商簿記検定2級 試験問題予想

管理人の試験問題予想を大公開します!

 このページは、簿記検定ナビの管理人が第123回・日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです。

商業簿記

 第1問は、今回も間違いなく【仕訳】です。116回以降出題されていない銀行勘定調整表に関する仕訳(特に未渡小切手)や、ここ最近連続して出題されている有価証券の売却、荷為替手形、固定資産の購入・売却・除却・焼失などは特に出題される可能性が高いと思います。

 特殊商品売買では、受託販売・買付や委託販売・買付からの出題が近年多くなっていますが、ここ3回ほど出題されていませんので注意してください。

 なお、本支店会計に関する仕訳は、前々回の第121回で出題されましたので第1問で出題される可能性はほとんどありませんが、第3問で出題される可能性が高いですので、きちんと対策するようにしてください。


 第2問は帳簿組織か伝票会計が出題されることが多いのですが、今回は予想が難しいです。第113回→第114回や第116回→第118回のように帳簿組織の問題が連続して出題されることもありますし、第119回→第122回のように帳簿組織と伝票会計が交互に出題されることもあるからです。

 ですから、今回はどちらかにヤマを張らずに両方とも押さえるようにしてください。第122回の試験問題予想では「勉強の進み具合によっては思い切って伝票会計を切るのも1つの手です」と書きましたが、今回の試験で伝票会計を切ると致命傷になる可能性もありますので、十分に注意してください。

 なお、簿記検定ナビでは下書き用紙の書き方などを出題傾向・過去問徹底分析のページで公開していますので、興味のある方はご覧ください。


 第3問は【本支店会計】だと思います。第121回で「精算表の作成問題」が、第122回で「決算整理に関する問題」が出題されましたので、近年の本支店会計の出題実績を勘案すると(第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回)、第123回は本支店会計からの出題の可能性が高いです。

 本支店会計のポイントは、下書きを定型化することです。自分で下書きの記入順序を決めて、機械的に解くことをおすすめします。(商品の流れを把握するために図を書いて、本店の支店勘定と支店の本店勘定のT勘定を書いて未達事項を反映させて、本店と支店の商品をボックス図を書いて…みたいな感じです)このように、自分なりの解答パターンを確立させておくことが高得点獲得のカギとなります。

 第3問の対策は、問題集や過去問を何度も繰り返し解くことが一番いいと思います。その際に気をつけていただきたいポイントがいくつかありますので列挙しておきます。

  • 必ず時間を計って問題を解くこと(だらだら解いても意味がありません)
  • 解き方を固定化し、ケアレスミスを防ぐ(出題される決算整理仕訳はパターン化されている)
  • 書き用紙はなるべくシンプルなものにする(回を重ねるごとに記述量を減らしてください)
  • 下書きは捨てずにとっておく(採点し終わった後、前回のものと今回のものを比べてください)
  • 間違えたところはテキストに戻って確認する(何度も間違える箇所は、間違いノートで何度も復習)

 上記のことをきちんとやれば必ず力は付きますので、がんばって取り組んでください。なお、本支店会計の下書き用紙の書き方については、第117回総評ページで、管理人が実際に書いた下書き用紙の画像付きで詳しく説明していますので、興味のある方はご覧ください。

工業簿記

 第4問は、【費目別の分類】と【個別原価計算】が怪しいです。費目別の分類は苦手な方が多い論点ですが、ひっかけるポイントは毎回決まっていますので、よく間違えるところは割り切って暗記してください。

 個別原価計算は、まず以下のポイントを押さえることが大前提となります。計算の数字自体は簡単な場合が多いですので、この分類をしっかり出来るかどうかがカギとなります。

  • 月末(期末)時点で未完成→【期末仕掛品】
  • 月末(期末)時点で完成済みだが引渡しが行われていない→【期末製品】
  • 月末(期末)時点で完成済みで引渡し済み→【売上原価】

 あとは、工業簿記の勘定連絡もきちんと押さえておくようにしておください。勘定連絡図をきちんと書けないということは、工業簿記の一巡の流れを正しく理解できていないことを意味します。第121回総評ページ第122回総評ページで、管理人が問題を解く際に実際に書いた勘定連絡図を載せておりますので、一度確認しておいてください。

 なお、勘定連絡図については、眺めているだけではなかなか頭に入ってきませんから、手を動かして体で覚えるようにしてください。勘定の流れを意識できるようになると、工業簿記が一気に得意になりますので、理解できるまで諦めずに根気強く取り組むようにしてください。


 第5問はそろそろ【直接原価計算】が出題されそうな気がします。ここ5回出題されていませんので、第123回あたりに出題されても全然おかしくありません。直接原価計算はCVPに絡めて出題されるケースが多いので、安全余裕率や損益分岐点売上高などの公式は必ず暗記しておきましょう。

 また、直接原価計算…に限らず工業簿記は何でもそうですが、最初のほうで間違えてしまうと、芋づる式に間違えてしまうことになりますので、慎重に数字を出すように心がけてください。問題自体は簡単なものが多いです。

直接原価計算のまとめ画像
直接原価計算のまとめ画像

 【総合原価計算】は、第122回の単純総合原価計算の問題のように、ボックスを書いて数字を埋めていくだけの簡単な問題が多いですが、問い方を少しひねられる可能性も考えられますので、練習段階では機械的に数字を埋めていくのではなく、「今、自分は何を計算しているのか?」という視点を常に持つことを心がけてください。計算の意味を理解できれば応用問題にも対応できるようになります。

 出題傾向を勘案しますと、もし第123回で総合原価計算が出題されるなら、工程別総合原価計算や等級別総合原価計算の出題可能性が高いと思います。

 【標準原価計算】は、製造間接費の差異分析がよく出題されますので、シュラッター図をきちんと書けるようにしておいてください。また、(原価標準の設定)→(標準原価の計算)→(実際原価の計算)→(原価差異の分析)という計算の流れを常に頭の中に入れておくようにしてください。



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