2010年02月06日の記事一覧

「テキストの表紙」に関して思うこと

以前、バスや電車の中で、本を読んでいる方を見て、おもしろい現象に気づきました。それは、ファッション雑誌などを読んでいる方のほとんどが正々堂々と読んでいるのに対して、資格などの勉強をしている方のほとんどがテキストの表紙を隠すようにして読んでいるという事実です。これは、「勉強しているところを見られたくない」という心理があるからだと思います。

ただ、勉強をすることは悪いことではありません。もっと正々堂々と勉強していただきたいと思います。そこで、今年のテキストより一見して、資格のテキストだとわからないような表紙デザインに変更しました。来年のテキストの表紙も、皆さまのご意見も参考に工夫しています。お楽しみに!(引用:フォーサイト社長 山田浩司の社長日記

簿記をはじめとする様々な資格の通信講座を展開するフォーサイトの社長さんのブログ記事です。パッと見たときは「なるほどなぁ」と思ったのですが、よく考えてみると・・・もうちょっと深く掘り下げられるんじゃないかと思いました。

と言いますのも、テキストの表紙を隠している人は「勉強しているところを見られたくない」というのではなく、「難易度の低い(orおしゃれなイメージのない)勉強しているところを見られたくない」という心理だと思うわけです。つまり、簿記3級のテキストの表紙は見られたくないけど、簿記1級なら「簿記1級→難易度が高そう→頭が良さそう→なんか・・・カッコイイ→やばい、惚れちゃいそう!→イェス!フォーリンラブ!」と周りから思われますので、むしろ見られたいのではないかと。

他には、インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターの資格なども、なんか分からないですけどおしゃれなイメージがありますから、ファッション雑誌のようにテキストの表紙を見られても恥ずかしくないわけです。むしろ、「私ってセンスいいでしょ?」的な感じで、ブランドバッグなんかと同様に周りに見てもらいたかったりするのではないでしょうか?

ですから、一律的に隠すデザインにするのではなく、難易度の高い資格やおしゃれなイメージのある資格の表紙に関しては、むしろ周りへのアピール性の高い表紙にしたり、よりハイセンスな表紙にしたりするほうがベターな選択だと思うわけです。以下に、この案を採用していただいた場合の非現実的なシミュレーションを書いておきますので、よろしければ参考にしてください。

  • 女「(となりの人、なんかオシャレな雑誌読んでるな・・・なんだろ?)」
  • フォーサイト受講者「ん?あ、これですか?これは・・・資格の勉強用のテキストですよ。フフフッ。」
  • 女「え・・・?!なんで私が聞く前に答えられるんですか?!」
  • フォーサイト受講者「それは・・・私がフォーサイト受講者だからですよ。フフフッ。」
  • 女「全く意味が分からないけど・・・でも資格の勉強するのってカッコイイですね。」
  • フォーサイト受講者「あなたもフォーサイトで、始めてみませんか、資格の勉強。」
  • 女「私もすぐに始めます!こんなカッコイイテキストで勉強してみたい!キャハ。」

結果、受講者数は一気に倍増し、社長の「5年後にはリチャードギアに変身する」という妄想・・・いや、目標はわずか1年で達成できることになったのであった。めでたしめでたし(もちろんフィクションです)

タグ

センター試験の「簿記・会計」を考える ~その後~

大学入試センターは5日、今年のセンター試験の平均点や受験者数を発表した。本試験(1月16、17日)の平均点のうち、最も受験生が多かった英語(筆記、200点満点)は118.14点で、昨年より3.12点高かった。

英語リスニング(50点満点)も昨年より5.36点高い29.39点。受験者は52万600人だった。追試(1月30、31日)は許可者972人のうち893人が受験し、過去最高。志願者のうち実際に受験した割合(受験率)は昨年より0.76ポイント高い94.08%だった。(引用:Yahoo!ニュース

以前、「センター試験の「簿記・会計」を考える」の記事で、中間集計の数字を引用してあれこれ書きましたが、最終的な数字が発表されたようです(→平成22年度大学入試センター試験実施結果の概要・PDFファイル)

受験者数 平均点 最高点 最低点 標準偏差
1,367人 40.77点 96点 0点 16.99

中間集計で発表された受験者数443人という情報はいったい何だったのか分かりませんが、今年度の受験者数は1,367人で、とりあえず直近の5年間では最多の数字になりました。

H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度
1,071人 1,259人 1,253人 1,348人 1,367人

ただ、それに反比例するように平均点はずっと右肩下がりの状態で、今年度の40.77点というのは前年比で約10点も下がっており、問題が難しすぎたのか受験生のレベルが低すぎたのかは分かりませんが、これはちょっと異常な状態だと思います。

H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度
56.64点 53.38点 50.11点 50.07点 40.77点

今後も上記のような傾向が続くのであれば、センター試験で簿記を選択するのはちょっとリスキーですね。日商簿記検定1級レベルの学力があれば問題ないと思いますが、3級レベルで受験すると・・・とんでもなく悲惨な結果になりそうです。センター簿記を受験される場合は以下の3項目をクリアした上で試験に臨まれることをおすすめします。

  1. 最低でも日商簿記検定2級合格レベルの簿記知識を習得する
  2. センター簿記でよく出題される【帳簿組織】を徹底的に理解する
  3. 過去問を解いて、出題形式を把握する

これが出来ればまず80点は堅いと思います。商業高校に通われている方は、日商簿記2級と同レベルと言われている全商簿記1級合格レベルでも問題ありませんが、社会的な認知度は【日商簿記>>>全経簿記>全商簿記】ぐらいですので、これから資格を取るのであれば日商簿記の受験をおすすめします。

簿記検定ナビの管理人は、センター簿記の指導も対応できますので、なかなか点数が伸びなくて悩んでいらっしゃる方や総合問題の効率の良い解き方をマスターしたい方、帳簿組織の理解があやふやな方は、まずはお気軽にご連絡ください。お待ちしております。

タグ