下書き用紙に仕訳を切る際の勘定科目について【簿記の目安箱】
管理人さんの下書き用紙には、よく「ゲ」や「当」などと書かれていますが、これは「現金」や「当座預金」を意味するのでしょうか?このように省略して書くべき勘定科目をまとめて教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
「三度の飯よりご飯が好き」さん、お問い合わせありがとうございます。おっしゃるとおり、「ゲ」が現金を、「当」は当座預金を表しています。このように仕訳に良く出てくる勘定科目については、省略して書くようにすると下書き時間を短縮することが出来ますので、ご自身の分かりやすい形で省略することをおすすめします。
以下に、管理人が省略して書く場合の勘定科目を列挙しておきますので、参考にしていただければ幸いです。
- 現金・・・ゲ
- 小口現金・・・小口
- 当座預金・・・当
- 売掛金・・・う×
- 買掛金・・・か×
- 受取手形・・・う手
- 支払手形・・・し手
- 減価償却費・・・DEP(Depreciation(減価償却)の前3文字)
- 売上・・・S(Sales(売上)の頭文字)
- 減価償却累計額・・・るい
- 建物・・・タ
- 備品・・・ビ
- 車両運搬具・・・車
- 土地・・・土
- 有価証券・・・有
- 投資有価証券・・・投有
- 棚卸減耗費(損)・・・棚減
- 繰越商品・・・くり
- 消耗品・・・消
- 消耗品費・・・消ヒ
- 支払利息・・・しり
- 受取利息・・・うり
- 貸倒引当金・・・引当
他にもいろいろありますが、とりあえずこんな感じです。下書き用紙に正しい勘定科目を書き込む必要性は全くありませんので、なるべく簡略化してスピーディに仕上げるようにしてください。
あとは・・・勘定科目ではなく金額の話しになりますが、1,000,000円や55,000円などのように、最後の下3桁が「000」になる場合は省略して、【1,000,-】【55,-】というように書くといいと思います。「0」の数を出来るだけ減らすことによって金額の読み違いのミスも減りますし、わずかですが時間の短縮にもつながりますので、ぜひ取り入れていただきたいテクニックの1つです。
ただ、解答用紙に【1,000,-】【55,-】なんて書いたらもちろん不正解となりますので、下書き用紙以外には使わないように気をつけてください。これは勘定科目の省略についても同様です(そんな人いないでしょ・・・と思われるかもしれませんが、これが本当にいるんです・・・)
簿記の目安箱とは・・・簿記検定ナビの管理人が、簿記に関する疑問・質問にお答えする意見箱です。教材や電卓の選び方や受講形態の相談など、簿記に関することなら何でも構いません。記入事項も名前(ハンドルネーム)と相談内容だけですので、お気軽にご利用ください。
タグ
2010年01月24日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
簿記と就職の関連性について教えてください【簿記の目安箱】
近年は不景気でなかなか就職が決まらない世の中ですが、簿記の資格を持つことで有利になる職業にはどんなものがありますか?(企業の経理係、銀行員などの金融系の仕事しか思い浮かびません・・・) また、取得した級によって就職先の選択肢とか、就職後の対応(昇進・昇給)が変わってくるものですか?
私(大学3年)は普通の会社に就職したくて、なんとなく簿記を初め、去年2級まで独学で取得しました。1級は税理士や会計士を目指す人が多く、かなり難しくて今からだと「ハイリスク・ローリターン」な感じがします・・・。会計専門職を目指す以外で1級取得によるメリットはありますか?長い質問で申し訳ありませんが、管理人様がご存じの情報で結構ですので、教えて頂けると助かります。よろしくお願いします。
4葉くろーばーさん、ご質問ありがとうございます。今は100年に1度と言われる大不況の真っ只中で、有効求人倍率なんかの数字もボロボロ・・・最近は少しずつ持ち直してきているようですが、それでもここ数年は厳しい状態が続きそうです。
さて、ご質問の件ですが、簿記の資格を持つことで有利になる職業は・・・銀行や会計事務所などの金融系・会計系はもちろんですが、普通の会社でも十分、加点要素にはなると思います。ただ、簿記1級が難易度に比例して評価されるかといえば、それはおそらくされないでしょう。個人的には、難易度と評価のバランスが一番いいのは、簿記2級だと思います。
ですから、既に簿記2級をもっていて、いわゆる普通の会社に就職したいのであれば、簿記1級の取得を目指すのではなく、希望する業種・職種の会社へインターンシップに行くなどして、就業体験に励んだほうがよっぽどいいと思います。現在は大学1年生から受け入れている会社もありますので、なるべく早い時期に動き出すことをおすすめします。
あとは・・・希望する業種や職種が決まっているのであれば、それに関連した資格を取得するべきです。例えば、不動産系であれば宅地建物取引主任者の資格は必須ですし、外資系企業への就職を希望するのであれば英検やTOEICの勉強をしたほうが費用対効果が優れていると思います。
とにかくいろいろな選択肢があると思いますので、今の自分に一番必要なものは何かをよく考えて判断してください。がんばってください!
簿記の目安箱とは・・・簿記検定ナビの管理人が、簿記に関する疑問・質問にお答えする意見箱です。教材や電卓の選び方、受講形態の相談など、簿記に関することなら何でも構いません。記入事項は、お名前(ハンドルネーム)と相談内容だけですので、お気軽にご利用いただけると思います。
タグ
2010年01月13日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
第123回・日商簿記検定の合格率について【簿記の目安箱】
先日、第123回・日商簿記検定3級と2級の合格率が発表されましたが(1級は来年の1月上旬公開予定)、管理人さんは今回の合格率をどうお考えですか?今後の展望なども交えて教えてください。
ご質問ありがとうございます。それではまず、第123回・日商簿記検定3級と2級の合格率をチェックしてみましょう。なお、太字になっている数字は、過去最多・最高だったことを意味しています。
| 級 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 簿記3級 | 140,245名 | 108,429名 | 53,684名 | 49.5% |
| 簿記2級 | 97,389名 | 74,371名 | 28,565名 | 38.4% |
簿記3級・・・受験者数・実受験者数・合格者数が過去最高を更新し、合格率も49.5%と高い数字になりました。つまり第123回は前回以上に「合格しやすい回」だったということになります。受験者数・実受験者数が過去最高を更新した理由はいくつか考えられますが、一番大きいのはやはり「100年に1度の大不況」と呼ばれる厳しい経済状況で、依然として出口が見えない状況が続いていますので、今後も過去最高を更新していく可能性が高そうです。
今後の展望ですが・・・直近3回の合格率が【56.5%】【41.2%】【49.5%】と高止まりしており、近年では稀に見る「大盤振る舞い」状態が続いていますが、さすがに次回は厳しい回になりそうな気がします。商工会議所のお偉いさんが「不景気だから、せめて簿記3級ぐらいは景気よく・・・」と考えてくださっているのなら話しは別ですが・・・(笑)過去の合格率の推移を勘案しても、次回は高くても40%前後になりそうな気がします。
ただ簿記3級に関してはオーソドックスな勉強をきちんとこなせば、合格率の高低に関わらず必ず合格を勝ち取ることが出来る試験ですので、合格率うんぬんに関してはあまり気にする必要は無いと思います。テキストを読み、問題集をこなして、仕訳問題対策を何回転もさせて、過去問を使って仕上げる、という簿記検定ナビ的合格必勝スタイルで十分合格可能です。
簿記2級・・・受験者数・実受験者数・合格者数が過去最高を更新し、合格率も38.4%と高い数字になりました。つまり第123回は前々回と同様に「合格しやすい回」だったということになります(前回は25.5%と合格率が低く、「合格しにくい回」でした)
受験者数・実受験者数が過去最高を更新したのは、簿記3級と同様に厳しい世相を反映した結果となりましたが、「就職や転職にあたって、簿記2級ぐらいは取っておこうか・・・」という方が増えているようです。簿記はよく「不況に強い資格」と言われますが、皆さん考えることは同じようです。
今後の展望ですが・・・簿記2級は、高い合格率だった回の次の回は、だいたい10ポイントぐらい合格率が下がる傾向にありますので、第124回はおそらく30%前後の合格率になるのではないか、と予想しております。【第106回(38.6%)→第107回(5.7%)】ということはさすがに無いと思いますが、簿記3級と同様に合格率が下がる可能性は高いと思います。
ただ、簿記3級でも書きましたが、簿記2級もオーソドックスな勉強をきちんとこなせば、合格率の高低に関わらず必ず合格を勝ち取ることが出来る試験ですので、合格率うんぬんに関してはあまり気にする必要は無いと思います(簿記1級は独学では厳しいと思いますが、簿記3級・簿記2級は独学で十分合格可能です)
テキストを読み、問題集をこなして、仕訳問題対策を何回転もさせて、過去問を使って仕上げる、という簿記検定ナビ的合格必勝スタイル(くどい?)で十分合格可能ですが、簿記2級は問題集と過去問集に特に力を入れるようにしてください。まさに「習う」より「慣れろ」です。本支店会計の下書きなどは体で覚えるぐらいまでやりこんでください。
来年2月の本試験までまだ2か月半ありますので、焦らずにじっくりと実力をつけるようにしてください。
タグ
2009年12月16日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
【日商簿記検定】ラスト2週間でやるべきこと【簿記の目安箱】
もうすぐ試験日なのですが、何に手をつけていいのか分からずに困っています。直前期に効果的な勉強方法などがありましたら教えてください。
ご質問ありがとうございます。第123回・日商簿記検定まであと2週間を切りましたが、勉強の進み具合はいかがでしょうか?「ほぼ完璧!」という方もいれば、「めちゃやばい!」という方まで千差万別だとは思いますが、今日は進捗度別にやるべきことを簡単にまとめますので、よろしければ勉強の参考にしてください。
【勉強がかなり進んでいる方】
過去問の使い方ですが、収録されている全ての回を解く必要はありません(時間が有れば全部やっていただきたいですが・・・)個人的には、新しいほうから順番に解いていくことをおすすめします。
まず一番新しい過去問を時間を計測して解きます。問題を解いていて処理に自信が無いと感じた場合や、時間がかかりすぎていると感じた場合には、その旨を下書き用紙の端っこの方にメモしておきます。
答え合わせの後は、まず間違えた論点をテキストに戻って復習します。何度も繰り返し間違えてしまう場合は間違いノートを作成して何度も目を通すようにしてください。通勤・通学時間や就寝前など細切れの時間も有効活用してください。
次に、下書き用紙の端っこにメモした論点についてもテキストで確認しますが、「なぜ自信を持って処理が出来なかったのか?」「なぜ時間がかかりすぎてしまったのか?」ということを考えながら意識的に復習をしてください。こちらも必要であれば適宜、間違いノートを作成します。
これが終わったら次の過去問・・・ではなくて、解答制限時間の80%以内の時間で完答出来るまで、同じ問題を何度も解き直してください。解答制限時間の80%以内というのは、1時間の問題であればだいたい50分以内という感じです。
試験日が近づいてくるとアレもコレもと手を出したくなりますが、上記の流れで機械的に勉強を進めることをお勧めします。学生の方で時間がある方は、1日1問ずつ解いていけば試験日までに過去10回分以上の過去問を解くことが出来ますし、社会人の方でも、2日に1問ずつ解いていけば試験日までに過去5回分以上の過去問を解くことが出来ます。
「過去は過去。過去に出題された問題なんてやっても意味が無い」と考えている方がいれば、それは大きな間違いです。日商簿記検定は過去に出題された問題が、姿を少し変えて出題されることがよくありますので、必ず過去問対策をするようにしてください。
あとは、仕訳問題対策をダウンロードして、何度も目を通すこともお勧めします。なお、目を通す際は無理に覚えようとする必要はありません。何度も何度も繰り返し目を通していれば自然に覚えてしまいますので、細切れの時間などを使って出来るだけ多く目を通すようにしてください。
【勉強があまり進んでいない方】
周りが過去問を解いてるから私も・・・なんていうのはダメです。勉強があまり進んでいない段階で過去問に取り組んでもほとんど意味がありませんので、まずはテキストの内容を理解することを優先してください。
あとは、この時期になると不安になっていろんな教材に手を出す方がいらっしゃいますが、まさに「百害あって一利なし」ですのでやめましょう。勉強の初期段階で教材を変更するのは問題ありませんが、この時期に教材を変えても微妙な言い回しの違いなどにより余計に混乱するだけです。
仕訳問題対策に関しては、勉強が進んでいる方と同様です。ダウンロードして、何度も目を通すこともお勧めします。なお、目を通す際は無理に覚えようとする必要はありません。何度も何度も繰り返し目を通していれば自然に覚えてしまいますので、細切れの時間などを使って出来るだけ多く目を通すようにしてください。
現段階で勉強が進んでいないと合格はかなり厳しいんだ、という危機意識を持ってください。ただ、特に簿記3級は集中的に勉強すれば短期間で合格ラインに乗ってきますので、最後まで諦めずに粘り強く勉強を進められるかどうかが合否のカギとなります。がんばったからと言って必ず合格できるわけではありませんが、合格する方は皆がんばっていることは確かです。
簿記検定ナビも、質問掲示板で出来る限りのサポートさせていただきますので、最後のラストスパートがんばってください!
タグ
2009年11月03日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
簿記の試験問題予想の的中確率について【簿記の目安箱】
簿記2級なのですが・・・簿記検定ナビに試験問題予想がありますよね。 あれって当たる確率ってどのくらいのものですか?工業簿記がなかなか進まないので、なるべく絞っていきたいと考えてます。総合原価計算や直接原価計算はまだ大丈夫なのですが・・・教えてください。
ご質問ありがとうございます。簿記検定ナビでは「試験問題予想」のページで、簿記3級と簿記2級の出題予想を掲載していますが、確率に関してはなんとも言えません。ほぼ100%当たった回もあれば、ほとんど当たらなかった回もありますので、試験問題予想を参考にして(テスト前の早い段階で)絞るのは危険です。
また、商業簿記と工業簿記では出題傾向に差があることも理解しておいてください。商業簿記は規則的に出題されることが多い(例えば、第3問で本支店会計が出題されたのは第109回→第111回→第113回→第115回→第117回→第120回)のに対して、工業簿記は様々な論点から不規則的に出題されますので予想が難しくなります。
ただ、「近年、第3問で本支店会計が2回連続で出題されたことはない」というデータなどは知っておいて損はないですし(第123回の出題予想には使えないデータですが)、何も考えずに漫然と勉強するよりはメリハリを付けて勉強したほうが効率的だと思いますので、ご自身の予想と照らし合わせる際の「読み物」としてご利用いただければ幸いです。
最後に・・・「どうしても勉強時間が確保できないから、可能な限り範囲を絞って学習を進めたい」という方には、大原やTACが試験問題予想会を全国の各校で無料で開催していますので、それに参加して講師に相談してみるのもいいかもしれません。なお、試験問題予想会の日時などの詳細については公式ページをご覧ください。
タグ
2009年10月08日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |