第122回・日商簿記検定2級 第2問【帳簿組織の問題を徹底分析】
第122回・日商簿記検定2級の第2問は、試験問題予想のページで予想したとおり、帳簿組織からの出題でした。ただ、この問題は帳簿組織と言うよりも「パズル」に近いですね。二重仕訳を考慮しつつ、分かるところからどんどん数字を埋め込んでいくだけです。
それでは僕と一緒に順番に数字を埋めていきましょう・・・とその前に、本問題で二重仕訳が発生する取引は4つ(当座預金と売上、当座預金と仕入、売上と受取手形、仕入と支払手形)ありますが、正しく挙げることが出来ますか?挙げられなかった方は必ずテキストに戻って復習しておいてください。
問題文のなお書きに、「これらの取引の合計仕訳にさいして控除された二重仕訳の金額は、2,664,000円であった」とありますので、上記の4取引の合計額が2,664,000円であるということが分かります。
さて、以上のことを踏まえたうえで問題を解いていきます。まず、受取手形記入帳の売上欄864,000円から、売上帳の受取手形欄(f)の金額が864,000円と分かると同時に、売上と受取手形間の二重仕訳金額が864,000円ということが分かります。
次に売上帳の合計差額から当座預金欄(e)の金額が576,000円と分かると同時に、当座預金と売上間の二重仕訳金額が576,000円ということが分かります。
さらに、売上帳の当座預金欄は当座預金出納帳の売上欄の金額と等しいので、当座預金出納帳の(a)の金額が576,000円ということになり、収入欄の合計(b)の金額が1,704,000円であることが分かります。
続いて、仕入帳の当座預金欄の金額が540,000円と書かれていますので、当座預金出納帳の仕入欄の(c)の金額が540,000ということになり、合計差額から支払手形欄の(d)の金額が496,000円であることが分かります。またそれと同時に、当座預金と仕入間の二重仕訳が540,000円であることも分かります。
ここで4つの二重仕訳のうちの3つの金額が確定しましたので、二重仕訳合計金額の2,664,000円から3つの金額を控除すると、仕入と支払手形間の二重仕訳の金額を算定することが出来ます。計算の結果、684,000円ということが分かりますので、仕入帳の支払手形欄(h)および支払手形記入帳の仕入欄(i)の金額が684,000円となります。
最後に、仕入帳の買掛金欄(g)と支払手形記入帳の合計欄(j)の金額を差額でそれぞれ、856,000円と2,052,000円と算定して解答終了となります。
上記の画像は僕が問題を解く際に実際に書いた下書き用紙です。このように図に起こすと二重仕訳を把握しやすいと思いますし、モレも少なくなると思います。よろしければ参考にしてください。
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2009年06月30日 | トラックバックURL |
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