センター試験の「簿記・会計」を考える

センター試験の「簿記・会計」を考える

1月16日・17日に行われたセンター試験の中間集計の数字が公表されましたので、「簿記・会計」に関していろいろと考えていきたいと思います。まずは今回、公表された数字を表形式にまとめてみました。

受験者数 平均点 最高点 最低点 標準偏差
443人 36.92点 94点 0点 16.39

【受験者数】

443人って・・・こんなに少なかったんですね。「数学Ⅱ・数学B」の受験者数が136,800人でしたので、少なくとも数千人くらいはいるのかと思っていましたが、443人とは・・・まぁ、高校で簿記を勉強する商業高校生の主な進路としては、会計系の専門学校や大学に進学するとしても推薦入試、センター不要の私大受験がメインでしょうから、妥当っちゃあ妥当なんでしょうがちょっとびっくりの数字です。

ちなみに、平成18年度の受験者数は1,071人、平成19年度の受験者数は1,259人、平成20年度の受験者数は1,253人、平成21年度の数字はちょっと分かりませんが、数年前に比べてがくっと数字が落ちています。不景気の影響もあって、日商簿記検定の受験者数はここのところ右肩上がりの状態なのですが、センター簿記の受験者数は大幅減少・・・まぁセンター簿記でいい点数を取っても、それを利用できる大学が少なくなってきていますので、それが受験者数の減少に反映されているのかもしれません。

【平均点】【最高点】【最低点】【標準偏差】

平均点が36.92点というのは、平成22年度のセンター試験の全科目の中でもワーストワンの数字です。ちなみに、平成18年度の平均点は56.64点、平成19年度の平均点は53.38点、平成20年度の平均点は50.11、平成21年度の数字はちょっと分かりませんが、どんどん平均点が下がってきており、この傾向も受験者離れに影響していそうです。

標準偏差に関しては、「数学Ⅱ・数学B」の標準偏差は23.52で、出来・不出来の差が結構激しかったのに比べると、「簿記・会計」の標準偏差16.39という数字は、他の科目と比べると比較的小さい数字になりますので、得点分布が平均点付近で団子状態になっていることが分かります。つまり、全体的に出来が悪かったということになります。

まだ問題が公表されていませんので、今年の問題自体が難しかったのか、それとも今年の受験者自体のレベルが低かったのかは分かりませんが、高校在学中に日商簿記検定1級に合格できるくらいの実力がない限りは、得点調整の対象にもなっていない「簿記・会計」を受験するメリットは少ないといわざるをえません。

センター簿記のレベルは、日商簿記検定3級+日商簿記検定2級(商業簿記のみ)と言われていますが、過去問を見る限りでは【帳簿組織】の問題がよく出題されていますので、来年以降のセンター簿記を受験予定の方は、まずは帳簿組織を完璧にマスターすることを目標にがんばってください。また、出題形式も独特ですので過去問対策は必須です。

管理人は普通科高校出身でセンター簿記に関して特別に詳しいわけではありませんが、受験生の相談に乗ることは出来ますので、簿記に関すること(それ以外の相談も大丈夫です)で何かありましたらメール送信フォームから気軽にお問い合わせください。

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