第150回日商簿記3級 難易度アンケート

 第150回日商簿記3級を受験された皆様、お疲れ様でした。簿記検定ナビでは難易度アンケートを実施しておりますので、ぜひご協力いただければ幸いです。

 アンケートは各問題ごとに分かれており、投票せずに結果だけ見ることも可能です。結果だけご覧になりたい方は、投票ボタンの下の「結果を見る」をクリックまたはタップしてください。

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第1問(仕訳問題)の難易度は?

  • かなり簡単だった 229票・11% )
  • やや簡単だった 435票・20% )
  • 普通ぐらいだった 526票・25% )
  • やや難しかった 783票・37% )
  • かなり難しかった 172票・8% )

総投票数: 2,145

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第2問(補助簿の選択)の難易度は?

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  • かなり難しかった 55票・3% )

総投票数: 1,938

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第3問(残高試算表)の難易度は?

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  • かなり難しかった 95票・5% )

総投票数: 1,943

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第4問(伝票会計)の難易度は?

  • かなり簡単だった 583票・31% )
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総投票数: 1,899

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第5問(精算表)の難易度は?

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  • かなり難しかった 222票・11% )

総投票数: 1,992

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全体の難易度は?

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  • やや難しかった 621票・31% )
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総投票数: 1,975

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第150回日商簿記3級 解答速報まとめ

各社の模範解答(解答速報)

 一番左の列の「会社名」をクリックまたはタップすると、各社の模範解答案内ページが別窓で開きます。また、「公開中」をクリックまたはタップすると、各社の模範解答(PDFファイル)が別窓で開きます。

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第150回日商簿記3級 試験問題の概要

おすすめ解答順序と大問別の難度・時間配分

1問→第2問→第3問→第4問→第5

 特に難しい問題はないため、どのような順番で解いても構いません。私は第1問から順番に解きました。

大問別の配点・難度・時間配分
出題論点 配点 難易度 管理人の
解答時間
おすすめの
時間配分
準備 5分
1 仕訳問題 20点 簡単 4分 15分
2 補助簿の選択 10点 簡単 4分 15分
3 残高試算表 30点 普通 12分 35分
4 伝票会計 10点 簡単 2分 10分
5 精算表 30点 普通 8分 30分
見直し 10分

 第1問の仕訳問題は、いずれも過去問類似問題です。過去問対策をきちんとやっていた方は、短い解答時間で20点満点が取れたのではないでしょうか。

 第2問は、補助簿の選択に関する問題です。まず、資料2の「平成30年6月中の取引」から仕訳を推定しますが、いずれも簡単な取引ばかりです。第1問と同様に、短い解答時間で10点満点を狙いたい問題です。

 第3問は、難度・ボリュームともに平均レベルの残高試算表作成問題です。一部で二重取引が発生していますが、問題資料の冒頭で「重複取引:~」と明示されているため、特に問題なく対応できたと思います。

 第4問は、伝票会計の問題です。(2)の顧客負担の送料の処理で少し迷ったかもしれませんが、仕訳を書いて伝票に当てはめればすんなり解けたと思います。5分ぐらいの短い解答時間で10点満点を狙いたい問題です。

 第5問は、難度・ボリュームともに平均レベルの精算表作成問題です。決算整理事項等4の「保険の解約」は過去に出題されたことのないパターンでしたが、仕訳自体は5か月分の保険料を未収入金に振り替えるだけです。

予想合格率

 今回の問題は5問とも簡単~普通レベルの問題でしたので、きちんと勉強した人が順当に合格できる試験回になりそうです。合格率は平均よりもやや高めの数字(45%前後)を予想します。

直近の試験の合格率の推移
第145回 第146回 第147回 第148回 第149回 第150回
47.37% 50.95% 40.31% 48.88% 44.31%



第150回日商簿記3級 管理人の解説速報

  1. 仕訳問題
  2. 補助簿の選択
  3. 残高試算表
  4. 伝票会計
  5. 精算表

 上記リンクをクリックまたはタップすると、解説箇所にスクロールします。第1問から順番にご覧になりたい場合は、そのまま下にスクロールしてお進みください。

第1問・仕訳問題(配点20点)

  1. 固定資産の購入
  2. 損益の振り替え
  3. 現金過不足
  4. 固定資産の修繕
  5. 租税公課

 上記リンクをクリックまたはタップすると、解説箇所にスクロールします。問1から順番にご覧になりたい場合は、そのまま下にスクロールしてお進みください。

問1 固定資産の購入

模範解答
(借)土地 41,750,000 ※2
 (貸)普通預金 500,000
 (貸)未払金 41,250,000 ※1

※1 @55,000円×750㎡=41,250,000円

※2 41,250,000円+500,000円=41,750,000円

 固定資産の購入に関する問題です。

 仲介業者に支払った購入手数料500,000円は、取得原価に含めて処理します。

問2 損益の振り替え

模範解答
(借)損益 2,800,000
 (貸)仕入 2,800,000

 損益の振り替えに関する問題です。

 決算整理時に売上原価算定の仕訳(しーくりくりしー)を切ることにより、仕入勘定の金額は当期商品仕入高から売上原価の金額に修正されます。

  • 決算整理前の金額が意味するもの
    • 繰越商品:期首商品棚卸高
    • 仕入:当期商品仕入高
  • 決算整理後の金額が意味するもの
    • 繰越商品:期末商品棚卸高
    • 仕入:売上原価

 本問では、このあとの決算振替仕訳が問われています。借方残の仕入を損益に振り替えましょう。

問3 現金過不足

模範解答
(借)現金過不足 10,000
(借)旅費交通費 7,000
 (貸)受取手数料 15,000
 (貸)雑益 2,000 ※3

※3 10,000円+7,000円-15,000円=2,000円(貸借差額)

 現金過不足に関する問題です。

 問題文の「現金の帳簿残高が実際有高より ¥ 10,000 少なかった」から、帳簿残高を実際有高に合わせるために以下の仕訳を切っていたことが分かります。

参考:現金のズレを調整したときの仕訳
(借)現金 10,000
 (貸)現金過不足 10,000

 現金過不足の仕訳を考えるさいは常に実際有高に合わせるのがポイントです。本問の場合、実際有高のほうが10,000円多いので、同額だけ帳簿残高を増やして(=現金を増やして)ズレを調整します。

 上記の仕訳から、貸方に現金過不足10,000が計上されていることが分かるので、まず、現金過不足の残高をゼロにするために同額を借方に計上します。

ステップ1
(借)現金過不足 10,000

 次に、問題文に「受取手数料 ¥ 15,000 と旅費交通費 ¥ 7,000 の記入漏れが判明した」とあるので、記入漏れが判明した受取手数料と旅費交通費をそのまま計上します。

ステップ2
(借)現金過不足 10,000
(借)旅費交通費 7,000
 (貸)受取手数料 15,000

 最後に、貸借差額を雑損または雑益で処理します。

ステップ3(解答仕訳)
(借)現金過不足 10,000
(借)旅費交通費 7,000
 (貸)受取手数料 15,000
 (貸)雑益 2,000

問4 固定資産の修繕

模範解答
(借)建物 16,000,000
(借)修繕費 4,000,000
 (貸)普通預金 20,000,000 ※4

※4 16,000,000円+4,000,000円=20,000,000円(貸借差額)

 固定資産の修繕に関する問題です。

 資本的支出は建物の増加として処理し、収益的支出は修繕費で処理します。

  • 資本的支出:耐用年数を延長させたり、その価値を高めるような支出 → 固定資産の増加として処理
  • 収益的支出:定期修繕など固定資産の諸機能を維持するための支出 → 修繕費で処理

問5 租税公課

模範解答
(借)租税公課 8,000
 (貸)現金 8,000

 租税公課に関する問題です。

 収入印紙を購入した場合、購入額を租税公課で処理します。

  • 購入時の処理方法
    • 収入印紙:租税公課
    • 切手:通信費

第2問・補助簿の選択(配点10点)

問1の模範解答
現金出納帳 当座預金
出納帳
商品有高帳 売掛金元帳
(得意先元帳)
買掛金元帳
(仕入先元帳)
仕入帳 売上帳
7日
12日
15日
問2・3の模範解答
問2 問3
¥ 136,000 ¥ 165,000

 補助簿の選択に関する問題です。

 本問はまず、資料2の「平成30年6月中の取引」から仕訳を推定しましょう。なお、売掛金に関しては「東京商店に対する売掛金」と「箱根商店に対する売掛金」の2種類があるため、勘定科目の末尾などに商店名を付けておくと問3の集計が楽になります。

6月7日の仕訳
(借)仕入 242,500
 (貸)買掛金 240,000
 (貸)現金 2,500
6月12日の仕訳
(借)売掛金・東京 78,000
 (貸)売上 78,000
6月15日の仕訳
(借)当座預金 50,000
 (貸)売掛金・箱根 50,000
6月19日の仕訳
(借)売掛金・箱根 63,000
 (貸)売上 63,000
6月22日の仕訳
(借)売上 5,000
 (貸)売掛金・箱根 5,000
6月29日の仕訳
(借)当座預金 49,000
 (貸)売掛金・東京 49,000

問1 補助簿の選択

 6月7日は商品を掛けで仕入れているので、仕入帳買掛金元帳商品有高帳に記入されます。また、当店負担の引取運賃を現金で支払っているので、現金出納帳にも記入されます。

 6月12日は商品を掛けで販売しているので、売上帳売掛金元帳商品有高帳に記入されます。

 6月15日は掛け代金が当座預金に振り込まれているので、当座預金出納帳売掛金元帳に記入されます。

問2 6月中の純売上高

 まず、総売上高・純売上高の違いを確認しておきましょう。

  • 総売上高:売上高の総額
  • 純売上高:総売上高から返品・値引・割戻などを差し引いた金額

 上記の仕訳から、6月中の総売上高が141,000円(=78,000円+63,000円)、売上戻りが5,000円であることが分かるので、6月中の純売上高は136,000円(=141,000円-5,000円)になります。

問3 6月末における箱根商店に対する売掛金

 本問はまず、資料1の「総勘定元帳における売掛金勘定の残高は ¥ 387,000 である」「東京商店に対する売掛金の残高は ¥ 230,000 」から、6月1日時点の箱根商店に対する売掛金の残高が157,000円であることが分かります。

  • 総勘定元帳における売掛金勘定の残高:387,000円
    • 東京商店に対する売掛金:230,000円
    • 箱根商店に対する売掛金:157,000円(=387,000円-230,000円)

 また、上記の仕訳から「6月中の増加額」が63,000円、「6月中の減少額」が55,000円(=50,000円+5,000円)であることが分かるので、6月末における箱根商店に対する売掛金は165,000円(=157,000円+63,000円-55,000円)になります。

第3問・残高試算表(配点30点)

 難度・ボリュームともに平均レベルの残高試算表の作成問題です。

 本問は、問題資料の形から二重仕訳を考慮する必要があることが分かるので、下書用紙に全取引の仕訳を書いたうえで集計時にひと工夫する方法で解答することをおすすめします。

 二重仕訳を考慮する必要がある場合の解き方については他にもいろいろありますが、この方法は簡単なルールに従って機械的に集計するだけで二重仕訳を排除することができるのでおすすめです。

ステップ1・仕訳を下書きする

 まずは、問題資料(平成×1年10月中の取引)の各事項を参考にして、下書用紙に平成×1年10月中の全ての取引の仕訳を書いてみましょう。仕訳を考えるさいは貸借を逆にしないように気をつけてください。

 なお、(1)のc.の旅費交通費17,000円は現金に関する事項ではありませんし、同様に、(2)のe.の所得税預り金23,000円も普通預金に関する事項ではありません。この2つについては、(5)の「その他の事項」のb.の後ろに付け加えて処理しましょう。

第150回日商簿記検定3級・第3問の下書き1
1.10月中の取引の仕訳を下書きしましょう(PDF版

 仕訳を下書きする場合は、勘定科目・金額を出来るかぎり省略して書きましょう。

 例えば…現金は「」、普通預金は「普ヨ」、売上は「S(→Salesの頭文字)」、買掛金は「か×」といった感じです。また、金額の下3桁が000の場合には「」を使うとなんとなく上級者っぽく…時間の短縮になります。

 勘定科目の省略パターン一覧表ページでは、他の勘定科目の省略パターンもいろいろと紹介しています。興味のある方は一度ご覧ください。

第150回日商簿記検定3級・第3問の下書き2
1.勘定科目と金額を可能なかぎり省略した下書き(PDF版

ステップ2・4つの勘定の金額を集計する

 次に集計作業に移ります。

 現金・普通預金・売上・仕入に関しては一部が二重計上されているので、この4つについてはそれぞれの欄に計上されている金額のみを集計しましょう。

 具体的には…例えば現金であれば、現金に関する事項で切った仕訳のみから現金の金額を集計します。現金に関する事項以外に計上されている、いわゆる二重取引に該当する現金の増減は集計時には無視します。

  • 現金:月初残高437,000円+503,000円-290,000円=650,000円

 残りの3つも同じように集計し、答案用紙に金額を記入しましょう。

  • 普通預金:月初残高2,391,000円+1,130,000円-2,573,000円=948,000円
  • 売上:月初残高14,480,000円+1,680,000円-10,000円=16,150,000円
  • 仕入:月初残高9,038,000円+1,080,000円=10,118,000円

 4つの勘定の金額を記入し終えたら、下書きに戻ってください。

 既に4つの勘定(現金・普通預金・仕入・売上)の集計は終わっているので、これらの勘定には打ち消し線を引いて、残りの勘定の集計の邪魔にならないように工夫しましょう。

第150回日商簿記検定3級・第3問の下書き3
3.集計済みの勘定科目・金額には打ち消し線を引きましょう(PDF版

ステップ3・残りの勘定の金額を集計する

 最後に残った勘定の集計をしましょう。

 そのまま金額を集計するだけなので特にコメントすることはありませんが、ケアレスミスをすると非常にもったいないので気をつけてください。

補足資料:平成×1年10月中の取引の全仕訳

現金に関する事項(増加)
(借)現金 503,000
 (貸)売上 300,000
 (貸)普通預金 200,000
 (貸)仮払金 3,000
現金に関する事項(減少)
(借)仕入 110,000
(借)前払金 180,000
 (貸)現金 290,000
普通預金に関する事項(増加)
(借)普通預金 1,130,000
 (貸)売掛金 1,130,000
普通預金に関する事項(減少)
(借)現金 200,000
(借)通信費 19,000
(借)水道光熱費 14,000
(借)支払家賃 90,000
(借)買掛金 910,000
(借)給料 427,000
(借)借入金 400,000
(借)支払利息 2,000
(借)所得税預り金 21,000
(借)未払金 490,000
 (貸)普通預金 2,573,000
売上に関する事項(増加)
(借)現金 300,000
(借)売掛金 1,380,000
 (貸)売上 1,680,000
売上に関する事項(減少)
(借)売上 10,000
 (貸)売掛金 10,000
仕入に関する事項(増加)
(借)仕入 1,080,000
 (貸)現金 110,000
 (貸)買掛金 780,000
 (貸)前払金 190,000
その他の事項
(借)貸倒引当金 2,000
(借)貸倒損失 72,000
 (貸)売掛金 74,000
(借)備品 420,000
 (貸)未払金 420,000
(借)旅費交通費 17,000
 (貸)仮払金 17,000
(借)給料 23,000
 (貸)所得税預り金 23,000

第4問・伝票会計(配点10点)

模範解答
仕入 400,000 出金 売掛金 550,000

 伝票会計に関する問題です。

 (1)と(2)の仕訳を考えたうえで、各伝票を完成させましょう。


(1)の仕訳
(借)仕入 400,000
 (貸)現金 100,000
 (貸)買掛金 300,000

 出金伝票の「買掛金」から、いったん現金支払額も含めて掛け仕入として処理したうえで、現金支払額分だけ買掛金を現金に振り替える方法(擬制法)を採用していることが分かります。

 よって、いったん400,000円の掛け仕入を振替伝票に記入したうえで、現金支払分の100,000円を出金伝票に記入しましょう。

振替伝票
(借)仕入 400,000
 (貸)買掛金 400,000
出金伝票
(借)買掛金 100,000
 (貸)現金 100,000

(2)の仕訳
(借)売掛金 554,000
 (貸)売上 550,000
 (貸)現金 4,000

 上の仕訳の借方には売掛金しかないため、(1)のような擬制法ではなく取引を「掛け売上」と「送料の立て替え」の2つに分解して処理する方法(分解法)を採用していることが分かります。

 よって、掛け売上の内容を振替伝票に、送料の立て替えを出金伝票に記入しましょう。

振替伝票
(借)売掛金 550,000
 (貸)売上 550,000
出金伝票
(借)売掛金 4,000
 (貸)現金 4,000

第5問・精算表(配点30点)

 難度・ボリュームともに平均レベルの精算表作成問題です。

 決算整理事項等4の「保険の解約」は過去に出題されたことのないパターンなのでびっくりされたかもしれませんが、仕訳自体は5か月分の保険料を未収入金に振り替えるだけです。

決算整理事項等1
(借)買掛金 70,000
 (貸)仕入 70,000
決算整理事項等2
(借)消耗品費 3,000
(借)旅費交通費 4,500
 (貸)小口現金 7,500

 問題文に「この報告にもとづく補給は翌期に行うこととした」とあるので、小口現金へ補給する仕訳は不要です。

決算整理事項等3
(借)仮受金 1,300,000
 (貸)土地 1,200,000 ※1
 (貸)固定資産売却益 100,000 ※2

※1 2,400,000円÷2=1,200,000円

※2 1,300,000円-1,200,000円=100,000円(貸借差額)

決算整理事項等4
(借)未収入金 75,000 ※3
 (貸)保険料 75,000

※3 @15,000円×5か月=75,000円

 問題文の「残高試算表欄の保険料のうち ¥ 180,000 は当期の5月1日に向こう1年分として支払ったものである」から、1か月あたりの金額が15,000円(=180,000円÷12か月)であることが分かります。

 また、問題文の「12月1日以降の保険料が月割で返金される旨の連絡あった」から、12月1日から4月30日までの5か月分の保険料が戻ってくることが分かるので、75,000円(=@15,000円×5か月)を保険料から未収入金に振り替えます。

決算整理事項等5
(借)貸倒引当金繰入 4,400 ※4
 (貸)貸倒引当金 4,400

※4 (420,000円+300,000円)×2%-10,000円=4,400円

決算整理事項等6
(借)仕入 480,000
 (貸)繰越商品 480,000
(借)繰越商品 330,000
 (貸)仕入 330,000

 問題文に「期末商品棚卸高については返品控除後の金額を用いる」とあり、返品控除後の金額も与えられているので、指示に従って330,000円を使いましょう。

決算整理事項等7
(借)減価償却費 180,000
 (貸)建物減価償却累計額 30,000 ※5
 (貸)備品減価償却累計額 150,000 ※6

※5 800,000円×0.9÷24年=30,000円

※6 750,000円÷5年=150,000円

決算整理事項等8
(借)給料 45,000
 (貸)未払給料 45,000
決算整理事項等9
(借)前払利息 37,500 ※7
 (貸)支払利息 37,500

※7 1,000,000円×4.5%×10か月/12か月=37,500円

 問題文の「借入時に1年分の利息が差し引かれた金額を受け取っている」から、1年分の利息を支払っていることが分かるので、翌期に属する10か月分(1月1日~10月31日)の利息を支払利息から前払利息に振り替えます。


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