第148回日商簿記3級 難易度アンケート

 第148回日商簿記3級を受験された皆様、お疲れ様でした。簿記検定ナビでは難易度アンケートを実施しておりますので、ぜひご協力いただければ幸いです。

 アンケートは各問題ごとに分かれており、投票せずに結果だけ見ることも可能です。結果だけご覧になりたい方は、投票ボタンの下の「結果を見る」をクリックまたはタップしてください。

 なお、試験の感想や質問はページの一番下のコメント欄に気軽に書き込んでください。ひとことでも長文でも構いません。受験生の皆様のコメントをお待ちしております。

第1問(仕訳問題)の難易度は?

  • かなり簡単だった 336票・43% )
  • やや簡単だった 230票・30% )
  • 普通ぐらいだった 113票・15% )
  • やや難しかった 73票・9% )
  • かなり難しかった 25票・3% )

総投票数: 777

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第2問(勘定記入)の難易度は?

  • かなり簡単だった 260票・35% )
  • やや簡単だった 198票・26% )
  • 普通ぐらいだった 146票・19% )
  • やや難しかった 112票・15% )
  • かなり難しかった 33票・4% )

総投票数: 749

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第3問(残高試算表)の難易度は?

  • かなり簡単だった 337票・45% )
  • やや簡単だった 193票・26% )
  • 普通ぐらいだった 143票・19% )
  • やや難しかった 46票・6% )
  • かなり難しかった 25票・3% )

総投票数: 744

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第4問(仕訳日計表)の難易度は?

  • かなり簡単だった 554票・75% )
  • やや簡単だった 104票・14% )
  • 普通ぐらいだった 41票・6% )
  • やや難しかった 24票・3% )
  • かなり難しかった 16票・2% )

総投票数: 739

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第5問(財務諸表)の難易度は?

  • かなり簡単だった 116票・15% )
  • やや簡単だった 121票・16% )
  • 普通ぐらいだった 157票・21% )
  • やや難しかった 199票・26% )
  • かなり難しかった 169票・22% )

総投票数: 762

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全体の難易度は?

  • かなり簡単だった 164票・22% )
  • やや簡単だった 245票・33% )
  • 普通ぐらいだった 215票・29% )
  • やや難しかった 108票・14% )
  • かなり難しかった 21票・3% )

総投票数: 753

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第148回日商簿記3級 解答速報まとめ

各社の模範解答(解答速報)

 一番左の列の「会社名」をクリックまたはタップすると、各社の模範解答案内ページが別窓で開きます。また、「公開中」をクリックまたはタップすると、各社の模範解答(PDFファイル)が別窓で開きます。

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第148回日商簿記3級 試験問題の概要

おすすめ解答順序と大問別の難度・時間配分

1問→第2問→第3問→第4問→第5

 通常は、簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解く(=難しい問題は後ろに回す)ことをおすすめしていますが、今回は難しい問題がなかったのでどのような順番で解いても構いません。私は第1問から順番に解いていきました。

大問別の配点・難度・時間配分
出題論点 配点 難易度 時間配分
準備 5分
1 仕訳問題 20点 普通 10分
2 勘定記入 10点 普通 15分
3 残高試算表 30点 簡単 30分
4 仕訳日計表 10点 簡単 10分
5 財務諸表 30点 普通 40分
見直し 10分

 第1問は、問2の売掛金と買掛金の相殺仕訳が初出題でしたが、初見でも対応できるレベルだったと思います。問4の土地の整地費用の処理が少し難しかったかもしれません。

 第2問は、過去にも何度か問われたことのある資本金・引出金の勘定記入の問題です。10月20日の自家消費の仕訳と12月31日の決算振替仕訳がポイントになります。

 第3問は、スタンダードな残高試算表の作成問題です。ところどころにひっかけがありましたが、いずれも過去に何度も出題されているパターンでしたので、きちんと過去問対策をしていた方は満点が取れたと思います。

 第4問の仕訳日計表は簡単すぎてコメントすることがありません。合格するためには10点満点を取らなければいけない問題です。

 第5問は、こちらもスタンダードな財務諸表の作成問題です。決算整理事項等5の耐用年数到来済みの備品の処理は今回が初めての出題になりますが、丁寧な指示が入っていたので「仕訳なし」と判断することができたのではないでしょうか。

予想合格率

 今回は第3問・第4問がかなり簡単で、その他の第1問・第2問・第5問も普通ぐらいの難度でしたので、合格率は平均よりもやや高めの数字(45%前後)になりそうです。

直近の試験の合格率の推移
第143回 第144回 第145回 第146回 第147回 第148回
34.21% 45.08% 47.37% 50.95% 40.31%



第148回日商簿記3級 管理人の解説速報

  1. 仕訳問題
  2. 勘定記入
  3. 残高試算表
  4. 仕訳日計表
  5. 財務諸表

 上記リンクをクリックまたはタップすると、解説箇所にスクロールします。第1問から順番にご覧になりたい場合は、そのまま下にスクロールしてお進みください。

第1問・仕訳問題(配点20点)

  1. 仕入取引・手形取引・当座取引
  2. 掛けの相殺
  3. 有価証券の購入
  4. 固定資産の購入
  5. 借入金の返済

 上記リンクをクリックまたはタップすると、解説箇所にスクロールします。問1から順番にご覧になりたい場合は、そのまま下にスクロールしてお進みください。

問1 仕入取引・手形取引・当座取引

模範解答
(借)仕入 130,000
 (貸)受取手形 100,000
 (貸)当座預金 30,000

 仕入取引・手形取引・当座取引に関する問題です。

 他店振り出しの約束手形を裏書譲渡した場合は、受取手形の減少として処理します。

問2 掛けの相殺

模範解答
(借)買掛金 500,000
 (貸)売掛金 100,000
 (貸)当座預金 400,000

 掛けの相殺に関する問題です。

 このような問題は初めて出題されましたが、「商品券・他店商品券の精算の仕訳」と同じ要領で簡単に処理できます。具体的には、買掛金と売掛金を相殺するとともに、貸借差額の400,000円を当座預金で処理するだけです。

問3 有価証券の購入

模範解答
(借)有価証券 490,000 ※1
 (貸)現金 490,000

※1 500,000円×@98円/@100円=490,000円

 有価証券の購入に関する問題です。

 手数料等の付随費用は発生していないので、購入代価を有価証券で処理するだけです。

問4 固定資産の購入

模範解答
(借)土地 150,000
 (貸)現金 150,000

 固定資産の購入に関する問題です。

 固定資産の購入時に発生した付随費用(購入にともなって発生する費用)は、取得原価に含めて処理します。

 過去の本試験では、土地の購入時に付随費用を支払う処理がよく問われていましたが、今回の問題は「土地の購入」と「整地費用の支払い」のタイミングがズレているので少し難しかったかもしれません。

 本問のように支払うタイミングがズレた場合でも、付随費用である以上は取得原価に含めて処理します。

問5 借入金の返済

模範解答
(借)借入金 730,000
(借)支払利息 4,000 ※2
 (貸)当座預金 734,000

※2 730,000円×2%×100日/365日=4,000円

 借入金の返済に関する問題です。

 本問のポイントは支払利息の日割り計算です。手形割引時の利息の日割り計算と同じ要領で計算するだけですので、きちんと過去問対策をしていればなんてことはない問題です。

第2問・勘定記入(配点10点)

 資本金と引出金に関する勘定記入の問題です。

 10月20日の自家消費の処理がやや難しかったかもしれませんが、これは以前に第1問の仕訳問題で出題されたことのある論点です。簿記検定ナビの仕訳問題対策などを使ってバッチリ対策していた方は対応できたと思います。

3月15日の仕訳
(借)引出金 300,000
 (貸)普通預金 300,000

 店主が負担すべき税金の支払いを会社が肩代わりした場合、資本の引き出しとして処理します。

6月30日の仕訳
(借)引出金 2,000
 (貸)仮払金 2,000

 店主が負担すべき交通費を会社が肩代わりした場合、資本の引き出しとして処理します。

 なお、問題文の「ICカードへの入金額は仮払金勘定を用いて処理している」から、入金時に仮払金で処理していたことが分かるので、この仮払金を引出金に振替えます。

10月20日の仕訳
(借)引出金 80,000
(貸)仕入 80,000

 問題文の「仕入れた商品を店主の家計で消費した」というのは、例えば、八百屋さんをやっている人が、仕入れた果物を販売せずに自宅で食べた場合などがこれに該当します。

 以前に仕入れた商品を自家消費した場合は資本の引き出しとして処理するとともに、原価分だけ仕入を減額します。

12月31日の仕訳①
(借)資本金 382,000 ※1
 (貸)引出金 382,000

※1 300,000円+2,000円+80,000円=382,000円

 引出金の期末残高を資本金に振り替えます。

12月31日の仕訳②
(借)損益 850,000
 (貸)資本金 850,000

 当期純利益(当期純損失)は損益勘定で計算されるので、損益勘定の貸借差額(貸方残850,000円)を資本金に振替えます。

 決算振替仕訳で損益と資本金の借方・貸方が分からなくなった場合は、純資産(資本金)が増えるかどうかで判断すると簡単です。

  • 当期純利益が発生→純資産が増える→資本金が増える→貸方が資本金→借方が損益(本問)
  • 当期純損失が発生→純資産が減る→資本金が減る→借方が資本金→貸方が損益

第3問・残高試算表(配点30点)

 残高試算表の作成問題です。

 月中取引の数も少なく、また売掛金・買掛金明細表の作成もなかったので、きちんと対策していた方は短い解答時間で高得点が取れたと思います。

平成29年12月1日の仕訳
(借)貸倒引当金 500
(借)貸倒損失 9,500
 (貸)売掛金 10,000

 前期販売分の売上債権が貸倒れた場合、まず貸倒引当金を取り崩し、それでも足りない分は貸倒損失で費用処理します。

 本問は残高試算表に貸倒引当金が500円計上されているのでまずはこれを取り崩し、足りない分の9,500円(=10,000円-500円)を貸倒損失で費用処理します。

  • 前期に発生した債権が貸倒れた場合:前期末に引当金を設定している→貸倒引当金をの取り崩して処理する(足りない分は貸倒損失で処理)
  • 当期に発生した債権が貸倒れた場合:前期末に引当金を設定していない→全額を貸倒損失で処理
平成29年12月4日の仕訳
(借)仕入 110,000
 (貸)前払金 15,000
 (貸)買掛金 95,000
平成29年12月7日の仕訳
(借)所得税預り金 6,000
 (貸)現金 6,000
平成29年12月8日の仕訳
(借)受取手形 100,000
(借)前受金 8,000
(借)売掛金 162,000
 (貸)売上 270,000
(借)発送費 2,000
 (貸)現金 2,000

 当店負担の発送費は、発送費で費用処理します。

  • 仕入時の諸掛り
    • 当店負担:仕入原価に含めて処理
    • 仕入先負担:立替金で処理or買掛金と相殺して処理
  • 売上時の諸掛り
    • 当店負担:発送費などで費用処理(本問)
    • 得意先負担:立替金で処理or売掛金に含めて処理
平成29年12月11日の仕訳
(借)水道光熱費 7,000
 (貸)当座預金 7,000
平成29年12月13日の仕訳
(借)現金 30,000
 (貸)前受金 30,000

 この時点では注文を受けただけです。商品を販売したわけではありませんので、うっかり売上を計上しないように気をつけましょう。

平成29年12月15日の仕訳
(借)当座預金 170,000
 (貸)受取手形 170,000
平成29年12月18日の仕訳
(借)支払家賃 15,000
 (貸)当座預金 15,000
平成29年12月19日の仕訳
(借)買掛金 190,000
 (貸)支払手形 190,000
平成29年12月21日の仕訳
(借)給料 100,000
 (貸)所得税預り金 7,000
 (貸)当座預金 93,000
平成29年12月22日の仕訳
(借)支払手形 200,000
 (貸)当座預金 200,000
平成29年12月25日の仕訳
(借)現金 175,000
 (貸)売掛金 175,000

 得意先振出小切手を受け取った場合は現金の増加として処理します。うっかり当座預金を増加しないように気をつけましょう。

  • 得意先振出小切手を受け取った場合:現金の増加(本問)
  • 当店振出小切手を受け取った場合:当座預金の増加
  • 得意先振出小切手を受け取って、ただちに当座預金に預け入れた場合:当座預金の増加
平成29年12月27日の仕訳
(借)備品 300,000
 (貸)未払金 300,000
平成29年12月29日の仕訳
(借)仕入 92,000
 (貸)買掛金 90,000
 (貸)現金 2,000

 当店負担の引取運賃は、仕入原価に含めて処理します。

  • 仕入時の諸掛り
    • 当店負担:仕入原価に含めて処理(本問)
    • 仕入先負担:立替金で処理or買掛金と相殺して処理
  • 売上時の諸掛り
    • 当店負担:発送費などで費用処理
    • 得意先負担:立替金で処理or売掛金に含めて処理

下書きの書き方

 頻出する8つの勘定(現金・当座預金・受取手形・支払手形・売掛金・買掛金・売上・仕入)についてはT勘定を設定し、それ以外の勘定の増減についてはその他欄に書き込んでいきましょう。

 最後に8つの勘定を締め切り、各残高を答案用紙に移記するとともに、問題資料(A)の残高試算表の金額とその他欄に計上した金額を合算して、答案用紙の残高試算表の金額欄を埋めましょう。

第3問の下書き
第3問の下書き(PDF版

第4問・仕訳日計表(配点10点)

 仕訳日計表に関する問題です。

 なんのひっかけもない簡単な問題ですので、短い解答時間で10点満点を取りたいところです。

入金伝票:No.101
(借)現金 10,000
 (貸)売上 10,000
入金伝票:No.102
(借)現金 12,000
 (貸)受取手数料 12,000
出金伝票:No.201
(借)仕入 5,000
 (貸)現金 5,000
出金伝票:No.202
(借)仕入 8,000
 (貸)現金 8,000
振替伝票:No.301
(借)売掛金 90,000
 (貸)売上 90,000
振替伝票:No.302
(借)仕入 55,000
 (貸)買掛金 55,000

 (2)の仕入れた商品の金額は、N0.202とN0.302の仕訳をまとめるだけです。

No.202とNo.302をまとめた仕訳
(借)仕入 63,000
 (貸)現金 8,000
 (貸)買掛金 55,000

仕入れた商品の金額=55,000円+8,000円=63,000円

第5問・財務諸表(配点30点)

 財務諸表の作成問題です。

 備品の減価償却の処理が珍しい形でしたが、その他はいたって普通の問題です。

決算整理事項等1
(借)旅費交通費 3,000
 (貸)未払金 3,000
決算整理事項等2
(借)車両運搬具減価償却累計額 80,000
(借)減価償却費 80,000 ※1
(借)仮受金 180,000
(借)固定資産売却損 140,000 ※2
 (貸)車両運搬具 480,000

※1 480,000円÷6年×12か月/12か月=80,000円

※2 貸借差額

 すでに代金を受け取っているので、借方の180,000円の勘定科目は仮受金になります。パっと仕訳をイメージできない方は、まず代金受取時の仕訳を書いてから解答仕訳を考えましょう。

決算整理事項等3
(借)仕入 300,000
 (貸)繰越商品 300,000
(借)繰越商品 315,000
 (貸)仕入 315,000
決算整理事項等4
(借)減価償却費 20,000 ※3
 (貸)建物減価償却累計額 20,000

※3 1,000,000円÷50年=20,000円

決算整理事項等5
仕訳なし

 耐用年数到来済みの固定資産については、減価償却は不要です。初めて出題された論点ですが、丁寧な指示が入っていたので初見でも対応できたと思います。なお、貸借対照表の帳簿価額は、備忘価額1円(=450,000円-449,999円)になります。

 1円を残す理由を覚える必要はありませんが、帳簿価額がゼロになるまで償却してしまうと(帳簿上で)固定資産を把握することができなくなってしまうので、「耐用年数は到来しているけどまだ除却していない資産がありますよ」というメッセージの代わりに、便宜的に1円だけ残します。

決算整理事項等6
(借)貸倒引当金繰入 2,400 ※4
 (貸)貸倒引当金 2,400

※4 (410,000円+350,000円)×1%-5,200円=2,400円

決算整理事項等7
(借)水道光熱費 7,000
 (貸)未払費用 7,000
決算整理事項等8
(借)前払費用 2,000
 (貸)支払利息 2,000
決算整理事項等9
(借)受取地代 40,000 ※5
 (貸)前受収益 40,000

※5 520,000円×1か月/13か月=40,000円

 決算整理前残高試算表には13か月分が計上されているので、1か月分を繰延処理します。


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