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第4問(費目別計算)の解説

 費目別計算(材料費の計算)に関する問題です。

 主要材料A・B・Cの当月消費額は直接材料費として仕掛品勘定に振り替え、補助材料の当月消費額は間接材料費として製造間接費勘定に振り替えます。

 また、月初有高は月初在庫量に実際単価(前月)を乗じて計算し、月末有高は、問題文に「主要材料A、B、Cの実際消費単価の計算は先入先出法による」という指示があるので、月末在庫量に実際単価(当月)を乗じて計算しましょう。

  • 月初有高:月初在庫量×実際単価(前月)
  • 当月購入額:当月購入量×実際単価(当月)
  • 月末有高:月末在庫量×実際単価(当月)

主要材料A

主要材料Aのボックス図
主要材料Aのボックス図

  • 月初有高(実際):1,416,000円(=@1,180円×1,200kg)
  • 当月購入額(実際):3,528,000円(=@1,260円×2,800kg)
  • 月末有高(実際):1,260,000円(=@1,260円×1,000kg)
    • 当月消費額(実際):3,684,000円(=1,416,000円+3,528,000円-1,260,000円)
    • 当月消費額(予定):3,600,000円(=@1,200円×3,000kg)
      • 差異:▲84,000円(=3,600,000円-3,684,000円)

主要材料B

主要材料Bのボックス図
主要材料Bのボックス図

  • 月初有高(実際):936,000円(=@1,560円×600kg)
  • 当月購入額(実際):2,464,000円(=@1,760円×1,400kg)
  • 月末有高(実際):704,000円(=@1,760円×400kg)
    • 当月消費額(実際):2,696,000円(=936,000円+2,464,000円-704,000円)
    • 当月消費額(予定):2,560,000円(=@1,600円×1,600kg)
      • 差異:▲136,000円(=2,560,000円-2,696,000円)

主要材料C

主要材料Cのボックス図
主要材料Cのボックス図

  • 月初有高(実際):1,056,000円(=@1,320円×800kg)
  • 当月購入額(実際):2,272,000円(=@1,420円×1,600kg)
  • 月末有高(実際):852,000円(=@1,420円×600kg)
    • 当月消費額(実際):2,476,000円(=1,056,000円+2,272,000円-852,000円)
    • 当月消費額(予定):2,520,000円(=@1,400円×1,800kg)
      • 差異:+44,000円(=2,520,000円-2,476,000円)

補助材料

 問題資料で与えられているのは月初有高・当月消費額合計・月末有高の金額です。当月消費額合計当月購入額合計と勘違いしないように気をつけてください。

補助材料のボックス図
補助材料のボックス図

  • 月初有高:300,000円
  • 当月消費額:1,000,000円
  • 月末有高:400,000円
    • 当月購入額:1,100,000円(=1,000,000円+400,000円-300,000円)

答案用紙の材料勘定の各金額

 答案用紙の材料勘定に記入するさいには、主要材料と補助材料の各金額を合計します。

 なお、材料消費価格差異は借方差異(不利差異)なので、材料勘定では貸方に記載されます。

 本問では材料消費価格差異が材料勘定の借方・貸方のどちらに計上されるのかまでは問われていませんが、参考までに勘定の流れを確認しておきましょう。

  • 月初有高:3,708,000円(=1,416,000円+936,000円+1,056,000円+300,000円)
  • 当月仕入高:9,364,000円(=3,528,000円+2,464,000円+2,272,000円+1,100,000円)
  • 当月消費高
    • 仕掛品:8,680,000円(=3,600,000円+2,560,000円+2,520,000円)
    • 製造間接費:1,000,000円
  • 材料消費価格差異:176,000円(=84,000円+136,000円-44,000円)
  • 月末有高:3,216,000円(=1,260,000円+704,000円+852,000円+400,000円)

まとめ

 本問は、補助材料のひっかけにさえ気をつければあとは簡単な問題です。間違えてしまった方はテキストに戻ってきちんと復習しておきましょう。

簿記ナビ模試2級の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
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