書籍概要

  1. 無敵の簿記3級 第146回直前総まとめ
    教材種別:
    直前対策本
    出版社:
    TAC出版
    ページ数:
    148ページ
    サイズ:
    25.7 × 18.2 × 2 cm
    価格:
    1,080円(税込)

     第146回日商簿記検定3級対策用の直前対策本です。一発的中予想問題(1回分)の他に、新出題区分に関する情報(3伝票制と仕訳日計表を完全解説!)や全国のTAC講師21名による「出題予想ランキング」、各問題ごとの攻略法を分かりやすくまとめた「日商3級出た順マスター」などが収載されています。

     また、第109回~第145回の出題実績をまとめた「重要仕訳ランキングBEST48」や、資料が読みづらい問題の対策法ををまとめた「袋とじ」、簿記3級受験生が押さえておくべき財務諸表のひな形や勘定科目別の要点ポイントをまとめた別冊「ネコの手BOOK」など、独学者にとって有益な情報も多数用意されています。

    管理人のレビュー

     「無敵の簿記」というイケイケな感じのネーミングとは裏腹に、内容は非常に堅実的で読みごたえのある1冊に仕上がっています。表紙のショートカットのお姉さんも無駄にかわいいです。

     個人的に良いと思ったコンテンツは、「日商簿記検定3級 最新の出題トレンドを大公開!」と「新出題区分 誌上講義(3伝票制と仕訳日計表を完全解説!)」です。

     「日商簿記検定3級 最新の出題トレンドを大公開!」では、第144回試験で出題された仕訳日計表に関する記述や、第3問・第5問の注意ポイント、理論穴うめ問題に関する記述など、最近の試験のトレンドが分かりやすくまとめられています。

     また、「新出題区分 誌上講義(3伝票制と仕訳日計表を完全解説!)」では、仕訳日計表の解答手順や集計・記入のポイント、簿記2級で出題実績がある「一部推定タイプの仕訳日計表作成問題」の解き方・考え方などが、22ページに渡って分かりやすく丁寧に解説されています。

    最新の出題トレンドを大公開!
    最新の出題トレンドを大公開!

    新出題区分 誌上講義
    新出題区分 誌上講義

     TACとしては「試験の直前に受験生に読んで欲しい本」という位置づけで本書を販売しています。

     ただ、第1問~第5問の直近の出題状況や新出題区分に関する情報、本試験でよく問われる問題の効率的な解き方が大問ごとに分かりやすくまとめられているので、個人的にはテキスト&トレーニングを消化して過去問対策にとりかかる前に本書を読むことをおすすめします。

     具体的には…まずはテキストとトレーニングで簿記3級の基本をマスターし、本書を使って本試験の出題状況や各問題ごとの効率的な解き方などを確認してから、過去問題集・予想問題集に進んでいくと効率的かつ効果的に勉強できると思います。

    的中実績と目次
    的中実績と目次

    TAC講師の出題予想ランキング
    TAC講師の出題予想ランキング

    重要仕訳ランキングBEST48
    重要仕訳ランキングBEST48

    日商3級出た順マスター(第3問)
    日商3級出た順マスター(第3問)

    別冊「ネコの手BOOK」と袋とじ
    別冊「ネコの手BOOK」と袋とじ

    理論の穴うめ問題(第2問・4問対策)
    理論の穴うめ問題(第2問・4問対策)

    正誤問題(第2問・4問対策)
    正誤問題(第2問・4問対策)

    一発的中予想問題
    一発的中予想問題

     価格は1,080円(税込)です。なお、TACの直販サイト「CyberBookStore」では定価の10%~15%オフ&送料無料で購入することができます。

    直販で購入(972円)

    Amazonで購入(1,080円)

    楽天で購入(1,080円)

第146回をあてる(予想問題集)との違いは?

  1. 第145回をあてるTAC直前予想 日商簿記3級
    教材種別:
    予想問題集
    出版社:
    TAC出版
    問題数:
    4回分
    ページ数:
    112ページ
    サイズ:
    29.7 × 21 × 2 cm
    価格:
    1,080円(税込)

    直前対策本と予想問題集の違い

     受験生の方から「予想問題集と直前対策本の違いってなんですか?両方やる必要ってありますか?」という質問をよくいただきます。

     なんとなく、どちらも試験前の直前期にやるものなのかな?と思われるかもしれませんが、予想問題集は主に本試験で出題が予想される問題をたくさん解くために使う教材なのに対し、直前対策本は主に本試験に関する幅広い情報を効率的に収集するために使う教材です。

     確かに「出題予想や予想問題が付いている」などの共通点もありますが、出題予想の切り口も違いますし、収載されている予想問題も内容が異なりますので、可能であれば両方を使って勉強することをおすすめします。

     なお、直販サイトでは「予想問題集と無敵の簿記の2冊セット」を定価の15%~20%オフ&送料無料で購入することができるので、ネットで購入する場合は直販サイトの利用をおすすめします。

    直販でセット購入(1,836円)




管理人が実際に一発的中予想問題を解いてみました!

 第1問は、仕訳問題5問です。

 問1の仕訳の訂正は、4ページの解説のように「①間違った仕訳→②間違った仕訳の逆仕訳→③正しい仕訳→②と③の仕訳をまとめる」という流れで機械的に処理しましょう。

 仕訳の訂正は第1問だけでなく第3問・第5問でもよく出題されますが、上記の処理の流れをマスターしておけば簡単に対応できるので、この機会にきちんと押さえておきましょう。

 問5の損益の振り替えは「黒字→資本金が増える」「赤字→資本金が減る」と分かっていれば、当期は577,500円の赤字(=4,254,000円-4,831,500円)→資本金が減る→資本金が借方にくる→損益が貸方にくる…という流れで、簡単に解答仕訳を導き出せます。


 第2問は、商品売買の勘定記入に関する問題です。

 テキストレベルの簡単な問題なので、絶対に取りこぼしてはいけません。以下の解答手順で素早く解いてください。

  1. 問題資料から「売上原価を仕入勘定で処理する方法」による場合の仕訳を推定する
  2. 「売上原価を売上原価勘定で処理する方法」による場合の仕訳に変換する
  3. 繰越商品勘定・仕入勘定・売上原価勘定の空欄を埋める

 なお、売上原価を売上原価勘定を使って算定する場合の仕訳をきちんと覚えていない方は、「浮く牛食う(うくうしくう)」という語呂で覚えてしまいましょう。詳しくは、簿記検定ナビ簿記の語呂ページでご確認ください。

 また、解答時間に余裕がある場合は損益勘定に振り替える金額を検算しましょう。正しく処理できている場合、問題資料の仕入勘定の損益の金額311,850円と、売上原価勘定の損益の金額311,850円(⑩)が一致します。


 第3問は、財務諸表の作成問題です。

 財務諸表の作成問題は「決算整理前の試算表」に「未処理事項・決算整理事項」を反映させて作ることが多いですが、本問で与えられているのは決算整理残高試算表です。まずはこの点に気をつけてください。

 解答手順としては、その他の資料を元に決算整理残高試算表の「?」の金額を推定し、答案用紙の損益計算書および貸借対照表を完成します。

 なお、貸借対照表の貸倒引当金や減価償却累計額の金額の前には、マイナスを意味する「▲」マーク等を付けてはいけません(※勝手に付けると不正解になります)。本問のように特段の指示がない場合は、金額だけを記入しましょう。


 第4問は消耗品に関する勘定記入の問題です。

  • 購入時に消耗品費勘定で処理している場合→期末に残っている分を消耗品勘定に振り替える
  • 購入時に消耗品勘定で処理している場合→期中に使った分を消耗品費勘定に振り替える

 パズルのように分かるところからどんどん勘定科目・金額を埋めていきましょう。本問は、短い解答時間で10点満点を取らなければいけない簡単な問題です。


 第5問は、空欄推定タイプの精算表の作成問題です。パズル感覚で分かるところからどんどん金額を埋めていきましょう。

 なお、貸借差額で算定する試算表欄の資本金勘定は、他の計算が間違っていると芋づる式で金額が合わなくなってしまうので、ケアレスミスにはじゅうぶん気をつけてください。

一発的中予想問題の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
簡単 簡単 簡単 簡単 簡単
5分 10分 15分 35分 15分 30分 10分

質問掲示板のご案内

 本書の一発的中予想問題に関する質問は、簿記検定ナビ内の日商簿記検定3級に関する質問掲示板で受け付けております(もちろん無料です)。

 一発的中予想問題を実際に解いている&問題が手元にあるので、ご質問に対してすぐに回答できると思います。お気軽にご利用ください。

仕訳問題に関するQ&A

自分の解答と模範解答の勘定科目の上下が逆になっていました。不正解になりますか?
 仕訳は上下が逆になっていても正解です。

 本問ですと…例えば、問3の模範解答では貸倒引当金が上・貸倒損失が下になっていますが、この仕訳は貸倒損失が上・貸倒引当金が下でも構いません。他の仕訳問題も同様です。

勘定科目の漢字を間違えた場合、部分点はもらえますか?
 部分点はもらえません。

 勘定科目の漢字を間違えた場合は不正解になりますので、ケアレスミスにご注意ください。また、問題に列挙されていない勘定科目を使って解答した場合も不正解になります。

金額にカンマを付けないと不正解になりますか?
 不正解にはなりません。

 ただ、実務においてカンマを付けるのは当たり前のことですし、省略したからといって解答時間の短縮にはなりません。それどころか、見直しの時に見にくいだけです。

 このようにカンマを付けないメリットはなにもありませんので、金額には必ずカンマを付けましょう。

管理人さんの仕訳問題の解き方を教えてください。
 私はまず、問題に列挙されている勘定科目群に線を入れて「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」「その他」などに分けて見やすくします。

 そのさいに気になる勘定科目(本問の場合は「当座借越」など)があったらマルで囲んで目立たせておきます。

 次に、問題文を読んで重要そうなところにアンダーラインを入れます。問2は「事務処理用」、問3は「前期発生」、問4は「売掛金」「手付金」などです。

 上記の準備をしたうえで解答仕訳を考えますが、答案用紙にいきなり仕訳を書くのではなく、まずは問題用紙の余白部分に仕訳を書いて勘定科目のチェックをしてから答案用紙に改めて書きます。

 ひと手間を加えるだけでケアレスミスをなくすことができますので、ぜひ参考にしてください。